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(0420写真追加)ギタレレ(gitalele)のミーントーンフレッティングのその後 [フレット楽器]

 いやぁ、日常の忙しさに追われてブログ更新をサボっていたら、あっという間に4月も半ば過ぎに!!(唖然の汗)

 この怠け者モードから脱却するためには、やはりまた週刊(習慣?)音律マガジンでも復活させなアカンのではないかとシジミ汁もといw、しみじみ感じる今日この頃の私。。。。「今日この頃」のフレーズで思い出したのですが、最近始まった小泉今日子が出てるNHK朝連wドラマ、「あまちゃん」でしたっけ、ナカナカ良いですよね、、、視聴率も好調との噂。

 で本題に行きますと、最近、息子達が「たき火」にハマッテまして(汗)、まぁこれもオール電化現象に伴う現代っ子の反動ないし「火への人間DNA的?欲求」現象かと思っているのですが、ただ「条例」制限だとかで焚き火が出来る場所は限られているようです。でもって、最近ネットで探し出した「焚き火OK」の場所が結構面白い公園でして(某世田谷区)、息子らはすっかり気に入って最近は暇さえあれば行くようになったという訳です・・・あぁ前置き長いな(汗)。
 で、小生は先週の日曜日に初めてその公園に行って来たのですが、折角なので前回はカリンバ2台を持参して弾いてきた次第。
 さらには、今日も、可成り寒いにもかかわらず、息子らはその公園に「行く気満々」でして、しゃあないなぁというわけで、今回はミーントーン(中全音律)ギタレレ持参で行ってみようか、という今時分な訳です(あぁやっと本論に繋がった(汗))。
 でもって(あぁぁ、既に書き疲れている(爆))、朝に少しばかり練習していたら、ローポジションの音程が若干ずれているのと、やはりハイポジションの音程が未だ12ETなのは何とも情けないので(笑)、重い腰を上げて現在フレッティング修正&付け足し&接着作業を行っていて、この接着剤が乾いたら公園に向けて出発しようと考えた次第。で、現状がこんな感じ。

IMG_6089.jpg
今回は①②⑤⑥弦の9フレットを追加したのと、③&④弦の6フレットを#音の位置に変更したのと、1フレットと2フレットの位置を修正したのが主な作業・・・ここまでたどり着くのに何年かかったことやら(しかも9フレットより上は未だに手付かず状態(汗)、、我ながら何て重い腰だ(爆))。

IMG_6090.jpg
これが9フレットの状態・・・今回はガットフレットにしてみた。

IMG_6091.jpg
 これがローポジションの状態。このような弦長の短いミニギターの場合、それぞれの弦の特性が(一般の弦長650mmギターよりも)強く反映されるようで、押弦時の音程の上がり具合が各弦間で可成り違って来るため(例:特に6弦は押弦時の音程が(余計に)上がりやすい)、ミーントーンといえどもフレットが真っすぐにならないところが興味深い&難儀なところ。
 それと、この例では、例えば第5フレットはほぼ既存フレット上、第3フレットは既存フレットのごく僅か右(高音)寄りに設定する必要があったため、写真のように細い針金を使う&6弦だけは第3フレットなどで曲げて使うなど、色々と工夫している(・・のが、写真から一目瞭然であるw)。

IMG_6092.jpg

 既存フレット上に細い針金を載せて接着した状態がこれである(上の写真の中央が第5フレット)。接着剤は、普通にどこででも売っている水性の木工用ボンドである(これがナカナカ優秀なのだ)。

 そんなこんなで、そろそろ接着剤が乾いて来たし、何より息子達が既にリュックを背負って痺れを切らしているので(爆)、これから出発しようと思うのでした。

 こんな感じで、ギターの古典調律化は、誰にでも簡単に出来るので、読者の皆様もGWにでも試してみたらいかがでしょうか、、、貴方の音楽人生、素晴らしくなること請け合いです(笑)。

 そういえば前に投稿しましたよね、ギターを古典調律化する方法の記事、、、どこでしたっけ?(汗)
 ああこれこれ
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2011-01-22

 それでは皆様、良い休日を!!

補足:今回は、既存フレットを抜かないでも(このギターのように「抜くことができない仕様」の楽器であっても)、古典調律化できる(別名:強引にしてしまう(笑))例といえましょう。ただ、やはり12フレット近辺&それより上の音程は、既存フレットがあると作業がナカナカ面倒(おっくう)なんですよね。それ故にこのギターは未だにミーントーン未完成状態という体たらく、、、、あぁぁ、このギターのフレットを何とかして挽肉もといw、引・き・抜・き・たい!(爆)

追記:行って来ました。今回も色々と弾いて来ましたが、やはり野外で弾くと気持ち良いですねぇ、、小一時間以上弾いていたのですが、今回も全然疲れませんでした、、やはり古典調律は最高ですわ!(自分祝) ミーントーン万歳!(爆)

当日夜追記:
 今日は余力があったため、その後、12フレットまで一通りフレット追加してみました。ただやはり既存フレットが非っっっっ常~に「邪魔」wだったので、下の写真のように、ヤスリで削ることにしました。
IMG_6093.jpg
 最初はこんな感じで、100均でゲットした小さいダイヤモンドヤスリを使って静かに&大人しく「しょりしょり」wと削っていたのですが、ナカナカ減らないことに痺れを切らし(汗)、とうとう最後はデカイ鉄ヤスリ(←やはりこれも100均のブツ)を持ち出してきて「ぎこぎこ」と激しく削って行ったのでありました。

 で、それなりに既存フレットが低くなったところで、1.1mmのフレットガットをけち臭く(笑)ブツ切りにして、こんな感じで接着していく訳です。
IMG_6095.jpg
 ちなみにこれだと、10フレットの各弦の音程が若干低めになるので、指で音程補正するか、それが厳しければ後でもう一度10フレットを更に削る必要ありますね。 鉄ヤスリだとイマイチ作業効率が悪いので、もう少しデカ目のダイヤモンドヤスリを購入しようかと考えている今時分(流石にこれは100均では買えないでしょうが(汗))。

 で、先ほど、弾ける程度には接着剤が乾きました(祝!)
IMG_6096.jpg
 まぁ外観はこんな感じで「酷い」ものですが(汗)、一度弾いてみると、後はもぅ「病み付き」状態ですわ(笑)。 やはり人間も楽器も、見た目(小綺麗さ)より中身(本質)が重要な訳です、はい。

 機会があれば、このリニューアルgitaleleでハイポジ使用曲の演奏音源をupしたいところなのですが、これは何時になることやら、、、こういったミニギターは、弦同士の間隔やハイポジのフレット間隔が非常に狭いので、慣れるのに結構練習が必要なんですよね。。。とりあえずは、ローポジションの既存フレットも削って全てのフレットをガット仕様にする&13フレット以降もミーントーン仕様に拡張するのが当面の目標でしょうか。

 ともあれ、非っっっ常~に長いスパンでしたが、今回何とか重い腰が上がりきって(笑)、よーーーやく、ギタレレを12フレットまでミーントーン仕様にすることができました・・・めでたしめでたし&よく頑張った、偉いぞ自分!(笑)


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(0422昼追記)ミーントーン(中全音律)ギタレレ(Gitalele)、続編 [古典調律フレッティングギター(演奏音源など)]

 前回記事は「めでたし×2」で締めてしまったので新たに書きます(・・・って、この記事もしかして「400号」記念記事かしら?w)。

 ええと、要点は、
①デカいダイヤモンドやすりゲットしました(自分祝!)
②14フレットまで付けてみました(凄いぞ自分)。
③やっぱり音源upします(汗)
 の3点です。

 で、時間も無いのでサクサク行きましょう!
 その①:はいこれです(笑)
IMG_6097.jpg

  某ホームセンターで1300円弱で買えました。目の粗さが3種類くらいあったのですが、作業効率を考えて一番粗いものにした次第。入手後は再びフレット切削作業(別名:殲滅作戦?(爆))を遂行したのですが、完全殲滅?するには、未だ未だ時間と労力がかかりそうな感があります。

では次にその②:はい、こんな感じです。
IMG_6099.jpg


とりあえず①弦と②弦だけですが13フレットと14フレットもガットフレットを付けてみました。いずれも既存フレットにぴったり隣接するように付けたのですが、14フレットの音程はほぼ合うのに対し、13フレットが少し高いようです。なので、最終的にはやはり既存フレットは削って殲滅wさせる必要がありそうです。

 それと、木工用ボンドは「水性」なので、フレットガットとは相性が良くないなと感じました。つまり、金属フレットの場合とは違い、ガットフレットを木工用ボンドで指板に接着すると、ガットがボンドの水分を吸ってしまい、「ふやけ」たり「ほどけ」たりしがちなので、出来るだけボンドの量を少なくするとか、多少乾かした後に付けるとか、弦と接触する箇所は出来るだけボンドを付けないようにするとか、何らかの工夫が必要かなと思った次第。

 あ、だらだらと長く書いちゃった(汗)、イカンイカン、次です。
 その③:
 そんなこんなで、既存フレットが相変わらず大いに存在を主張して(別名:のさばって(爆))いるせいで、未だ正確なフレッティングが出来ていないのですが、折角なのでハイポジションが出てくるギター曲を練習&録音してみました。いずれも平倉信行氏の編曲で、最初が中田章作曲の「早春賦」、次がフォスター作曲の「故郷の人々(スワニー河)」です。

 最初の「早春賦」は、昨日今日と気温が低くて肌寒かったことに影響され、「何だ、今は未だ春本番じゃないのか(早春なのか)」と思い、急に弾いてみたくなったため急遽録音してみた次第。出だしだけ楽譜引用しますと、
IMG_6100.jpg
 このように、最初にハイポジションのイントロで始まります。運指ト長調ですが、ギタレレは4度上の音が出るので実際はハ長調で鳴ってます(C=愛の周波数528Hzにするため、A=441Hzで調弦)。途中で何カ所か和声を変えて弾いてます(EmをC♯m7-5にする、他)。
 ではどうぞ。

(すみません、PCの調子が悪くてmp3変換時のノイズが混入しているため差し替えます)

0422昼追記:下記サイトの歌詞を読むと、雪の降る早春が描写されてますね・・
http://j-lyric.net/artist/a00126c/l006321.html
この歌詞に比べると、ここ数日の関東の天候は「春は名のみの・・」とまでは言えないのかも知れないけど、それでも、「既に桜が散った後なのにこんなに寒い(≒3月より寒い)って、一体どういうことよ!?」って叫びたくなる訳ですよ、私としては(笑)。今朝だって何と「コート&手袋」復活で通勤ですからね(汗)。
 ともあれ、昔の歌の歌詞は(古風だけど)日本語の美しさが存分に発揮されているなぁとしみじみ感じる今時分です(などと、最後は美しく?収束させてみる)。 (追記その1終わり)


 次は「故郷の人々(スワニー河)」。この曲はハイポジションが沢山出てきて、ミニギターだと特に演奏が難しくなるのですが、余りに響きが美しくて思わず唖然としてしまった(笑)ので、ミス多発&4度や5度の響きが若干悪い箇所あり(指補正不足)にもかかわらずupすることにしました。やはり出だしだけ写真引用しますとこんな感じ。
IMG_6101.jpg
 運指ニ長調なので、ギタレレだとト長調で鳴ります。
 ではどうぞ。

(同上、差し替えます)


 うーん、やはりスワニー河はリベンジ練習したいなぁ・・・でも本当、凄く綺麗なんですよこの響き、いやぁ本当、ミーントーン最高ですよ。生きてて良かった(笑)。

0422余談追記:故郷の人々(スワニー河)の日本語歌詞って何種類かあるみたいですね。http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-kokyonohitobito.html

フォスターは、実はスワニー河には行ったことがなくて、当初の歌詞は(サウスカロライナ州を流れる)「ピディー川」の方だったってのも面白いですねぇ。
http://www.worldfolksong.com/foster/song/swanee.htm

 


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遂にやった!~gitaleleの12ETフレットの全引き抜き&殲滅作戦成功なり(笑)~ [フレット楽器]

時間が押しているので、写真中心にして文章は簡単に書きませう。

ここ数日、先日ゲットした大型ダイヤモンドヤスリでgitaleleの12ETフレットをじょりじょり削っていたのですが、10何本かのフレットを全て指板面まで削るのは余りに先が長そうだったので、「何とかして引き抜けないものか、、(汗)」と再度ニッパでフレットのヘッドハンティングもとい引き抜き工作(笑)を試してみたところ、過去にあれだけ苦労して駄目だったにもかかわらず、ひょんなことから最高音側の短いフレットが1本引き抜けた!!! 何と何と、ギタレレのフレットって抜けるんだ!(驚愕)

 そしてこれをきっかけに、フレットを引き抜く「力加減のコツ」が分かってきて、次々と抜けてゆくのでありました。
20130423_01遂に引き抜き成功.jpg

 前にフレット引き抜きを試みた時は、確かフレットの端っこを挟んで引き抜こうとしてことごとく失敗したのですが、今回、フレットの中央の方を挟んで(それでも駄目ならテコの原理を使って)試したら何とか抜くことができました。

 

20130423_02下のフレットも次々に抜けてゆく.jpg

この写真中の100均ニッパ君(笑)が今回の主役&MVPです。フレットを引き抜くための専用の器具も存在するようで、楽器を痛めないためにも、出来れば(or出来るだけ)そういう専用器具を使った方が良いんでしょうけどね・・・。

20130423_03残り2本が強敵.jpg

で、上にある最後の残り2本が強敵でした。というのも、ダイヤモンドヤスリで可成り深く削ってしまったため、既にニッパでは挟めない状態となってしまったからです・・・・さぁどうする私?(汗)

 散々悩んだ挙げ句、閃いたのが、息子が最近使い出した「大型ノミ」(写真省略)。このノミの刃をフレットの中央にかましてテコの原理で引き上げて、、、、

20130423_04遂にやった。。○年越しの快挙.jpg 

最後はこのように、見事に2本とも引き抜くことができました(自分祝!&息子に感謝(笑))。

 そんなこんなで、今振り返ってみれば、「何だ、最初からノミ使えば良かったじゃん、馬鹿みたい」となるのですが、そこは青春(?)の甘酸っぱい思い出(笑)&ノミが無い場合の次善策のノウハウも身体に染みこませておくと後で便利うんぬん、、となる訳ですね。

 ともあれ、12ETの既存フレットはこれで全て殲滅(笑)できましたけど、今回の作業でミーントーンの新フレットまで無くなってしまったので、またフレッティング作業を一からやり直しせなアカン訳です・・・いやはや、音律人生?も一筋縄ではいきまへんなぁ、という典型的な例でした。

 それと、今回、ダイヤモンドヤスリで延々削る作業が続くようだったら、いっそその様子をマメに写真撮ってブログ記事にして、あたかも「五寸釘で藁人形を打つ」かのように、○○○○に対する恨み辛みを書き綴りながら(超爆)、「どうだ、もうこんなに減ったぞ!ふふふ」などと、思わず読者がドン引きするような不気味な(世紀末的な?)「怨念レポ」(爆)を展開しようかとも考えていたのですが、そうならずに済んだので、自分としてもほっとしてます(笑)。

 という訳で、文章は簡単にと前置きしておきながら、延々とエキサイトして?書いてしまいました。

 今日の結論: ギタレレのフレットは工夫すれば引き抜けます!

 以上でした。


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12ETフレット脱獄(笑)後のギタレレ(gitalele)改造記:新ミッション~パテで隙間充填せよ!~ [フレット楽器]

 ギタレレの古典調律フレット化作戦につき、「シリーズもの」なのに毎回適当に題を付けている私(汗)。というのも、毎回「これで最後だ!」とばかりに記事を書いているのですが、何せここのところ、毎回の作業が初体験づくし(笑)で自分にとっても凄く新鮮なので、自ずとタイトルも新鮮になってしまうんですよ、はい。 で、少し前にIT業界で(iphone等の機能制限を無理矢理外してしまう)「脱獄」という裏技が流行りましたので、今回はこの用語を使ってみました。

 そんなこんなで、昨晩、全てのフレットの引き抜き工作が成功し、12ET(別名:論外音律)の「監獄」から抜け出し晴れて自由の身(?)になったマイgitalele君ですが、「完全なる自由を得る」こと、言い換えると「どんな音律も自由自在に設定できる状態になる」ためには、さらに一作業しておく必要があるため、今回は初めてその作業をしてみました。

 で、その作業とは、タイトルに書いておいた通り、「隙間」すなわちフレットが引き抜かれた後の指板の溝いわば心の傷跡(笑)を、何らかのブツで充填し、指板を平らな状態にすることです。これは、一番最初にフレット引き抜き実験した子供用ペペギターでは現在でもそのまま(別名「心の傷」放置状態(爆))になっているし、高い手工ギターの場合は製作家の方に御願いしましたので、自分で作業するのは今回が初めてとなる訳ですね。

 ここで、溝に埋める充填ブツですが、製作家に依頼した場合は(前に写真upしたと思うのですが、)「木材」を使って巧みな技術で充填されるのですが、素人の小生ではそんな技術も知識も皆無ですので(汗)、てっとり早く出来そうなブツとして、パテすなわち充填剤を使うことにしました。

 ああぁ、前置きが長すぎて書き疲れてきました(自爆)・・・頑張れ私!今日は未だ水曜日だ、生命力は残っているはずだ、、、ぜぃぜぃはぁはぁ・・(←呼吸調整中)。

 という訳で、ここから写真付きの説明開始。
IMG_6106.jpg 

 本日、帰宅時にホームセンターに行って木工用のパテを2種類買って来ました。1つ(右側)がアクリル樹脂系、もう1つがエポキシ系で、価格はエポキシ系の方が倍くらいしますが、両方合わせても1000円ちょっとでした。
 両者のメリット・デメリットが余りイメージできなかったので、今回は試しに両方使ってみることにした次第。
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まずは粗めの紙ヤスリ(←出ました100均アイテム!(笑)、元々は爪磨き用のブツ)で、バリっぽい箇所を取り除きます。
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そうすると木の削り粉が出るので、アルコール入りティッシュで拭き取ります。このティッシュは最後も役に立ちました。

IMG_6110.jpg
 まずは扱いが容易そうなアクリル系のパテを高音域に塗り始める作業を開始。


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次にエポキシ系を使ってみる。これは所謂「2つの材料を混合して使う」ものなのですが、入っていたのは何故かこのソーセージ状(?)のブツのみ。もう一つはいずこへ消えた??

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 ・・・と思いきや、もう一方はこのように内部に入っていたんですね、、、一見何か美味しそうにも見えますが、これはロールケーキでも金太郎飴でもありません(汗)

IMG_6113.jpg
 アクリル系の方は扱いが非常に簡単だったのに対し、こちらは注意書きが沢山あって、体質によっては肌がかぶれることがあるので、硬化前に皮膚に触れるなとか、使用中は保護手袋(上の半透明のブツ)をしろだとか、その他色々と書かれてます。

IMG_6114.jpg
 で、使用の際は、必要なだけ(ナイフ等で)切り、手袋をして、この両者が完全に混合するようにコネくり回します。この製品だと、混合したらその後4分以内に作業を終えるよう指示されてます。色々と制限多いですね(笑)。
(余談:ちなみに私の場合、短気な性格がここでも存分に(?)発動され、混合段階から手袋が非常に邪魔に感じ出し、直ぐに素手で作業してしまいました(汗)。一応後で手を石けんで洗いはしましたが。)

IMG_6115.jpg
 作業途中段階です。 アクリル系の方は、意外とあっという間に乾いてしまったこと、塗り方のコツが未だ掴めていなかったこと、後で磨くのが比較的容易そうに感じたこと、等により、厚ぼったくなってしまいました。 対してエポキシ系の方は、乾いた後は相当硬くなりそうなイメージがあったので、最初から控えめに塗ることにしました。

IMG_6116.jpg
エポキシ系の方は乾くのが比較的遅いので、余分な分はこのように簡単に落とすことが出来ました。

但し、アクリル樹脂系の方も、最初に使ったアルコール入りティッシュでこすれば・・・
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このように、乾いた後でも余分な分を落とすことが出来ました(自分祝!)。

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 かくして現在の状態です(最後にピンぼけショットになる所がいかにも私っぽいw)。どちらも充填から24時間以降に研磨(ヤスリがけ)が可能とありますが、アクリル系の方が切削加工等が3日~1週間以内など、色々と時間指定がされてます。

 総じて、扱いやすさはアクリル系の方が断然上だと感じたのですが、肉痩問題や、上にフレットを載せた場合の耐久性などの点で、今後もチェック&比較検討が必要かと思われます。

 では今日はこんなところで、、、、皆様、良い芸術の秋・・じゃないな、良い「工作の春」(笑)を!

 


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ギタレレ(gitalele)改造記録:難題ミッション~ガットフレットを水性接着剤で接着せよ!~ [フレット楽器]

 恐怖?の木曜夜がやってまいりました。流石に連夜でブログ書いてると木曜日は生命力不足になりますねぇ(泣)

 なので今日は前置き無し&短く書いてサッサと寝ます。

昨日の続きです。一応軽くサンドペーパーがけしました。
IMG_6119.jpg

今のところパテの肉痩せも無く良い感じです。
 この状態から、ガットフレットを水性の木工用ボンドでミーントーンの位置に接着する作業に入ります。
IMG_6120.jpg

今回は、1.0mmのフレットガットをブツ切りにして取り付けてみます。前に書いたように、弦長の短いギターの場合、ミーントーンといえども直線フレットにすると音程が不正確になるため、何らかの工夫が必要になります。金属フレットを使うのであれば、適宜曲げ加工を施して、1つのフレットを1本の部材で対応することも可能でしょうけど、ガットの場合は金属のように塑性変形(形状維持)しないため、例えば、
①1つのフレットを1本のガットでフレッティングするために、フレットガットを各弦間で「仮止めテープ」で止めながら曲げ加工して仮固定し、その状態を維持させながら接着剤で接着する。
②フレットガットをブツ切り(n分割)にして、1つのフレットをn本のガットでフレッティングし、それぞれのガットの端部を接着剤で接着する。
 などが考えられますが、今回は、毎回やっている②の方針(3分割)で行いました。

IMG_6123.jpg
 まずは第4フレット。既存の第4フレットのあった位置がガットの右側に見える直線です。つまり、gitaleleの第4フレットの設定位置が「如何に純正長三度のフレット位置から(大幅に)外れているか?」がこれで一目瞭然な訳です。

 この写真を見て何も感じない人はハッキリ言って「B層」でしょう(笑)。カルチャーショックを受ける人、思わず怒りの感情が沸いてくる人こそが「真人間」なのではないでしょうか(私、何か間違ったこと言ってますでしょうか?)。

 余談ついでに書いておきますと、先ほどチューナーで調べたら、第6弦の当初の第4フレットの位置の音程の高さ、つまり(6弦開放音に対する)長三度の広さは、純正+20セントくらいでした。つまり、ギタレレの第4フレットは、12等分平均律(←率?)よりも酷くて、「ほとんどピタゴラス長三度」の位置なんですよ(唖然)。他の弦についても6弦ほど酷くはないものの、やはり+14より高かったです。

(※一応フォロー(汗):まぁもっとも、この楽器を買ったのは「可成り昔」なので、今のgitaleleは改善されていることでしょう、、うん、きっとそうでしょうとも(笑))

IMG_6124.jpg
 かくして、今日は一応、第4フレットまで+③④弦のダブルフレット(各シャープ音程)を追加、というところまで作業が進みました。
 こうして見ると、ギタレレの既存の第3フレット(つまり短三度)は、割とミーントーン(ひいては純正音程)に近い位置にあることが分かって、非常に興味深いですよね・・・butこれは言い換えると、ギタレレのフレットは、「12ETですらない(12ETともほど遠い)」独自のオリジナルフレットということになりますね。

 そんなこんなで、明日も頑張ろう私!


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(0513wiki情報補足)悟茶さんに対するコメントレス~昔のギターの古典調律フレット論~ [質疑応答]


 GW突入&重要議題ということで、久しぶりにこの形式を採用してみました。

 ということで、悟茶さん、ラコートの資料ありがとうございます(重要なのでURL再掲)。
http://metainfo.web.fc2.com/_src/sc643/lacorte.pdf

 裏面板にもサウンドホールがある(!)ラコートの楽器は今回初めて知りました。それと、窪みがある形状の指板については以前から知っていて、「この形状を利用した音程操作」があり得る、とは思っていたのですが、深く考察したことは無かったですね・・・資料の写真を見る限り、弦の押圧の加減により、普通のギターよりは音程変更できる幅が大きいものと思われます。

 ただ、それは謂わば「クラヴィコードでの鍵盤の押圧の加減による音程操作」と同じで、加減が難しく、一定の音程を出するのが困難で不安定になりやすいですよね。仮にこのギターのフレットが「12等分平均律(率)」だとして、ハ長調の曲のⅠの和音の長三度(すなわちCE)を純正に近づけるためには、「主音(ルート音)」であるCの音程を上げなければならないですよね。で、次にFの和音を弾くときは、Cの音程は(ほぼ)そのままで、今度はFの音程だけ上げる必要がありますよね・・・これは技術的に余りに困難だし、音階構成音さらにはルート音(その調を支配している中心の音)まで頻繁に変動させるなんて、聴く方も疲れちゃいますよ(汗)。

 ですので、弦の押圧の加減により音程を変動させるという技法は、いわゆる「王道」ではないと考えられます(この前レッスンで知ったのですが、クラヴィコードでも通常そんなことはしないです)。「王道」はやはりフレットの「位置」による音程調節でしょう。

 で、ここからが重要なのですが、今回の資料のラコートの楽器って、本当に「12等分平均律(率)、(以下「12ET」)」なのでしょうか? ということですね。
 写真を見る限り、我々がよく見るギターと同じようなフレットの並びなので、パッと見「あぁ、これは12ETだな」で終わりですよね、普通の人は(笑)。

 でも、この資料、ちゃんと「弦長」や「フレット位置の数値」まで細かく記載されてますよね。
 まず、弦長が627mmですよね。そうすると、オクターブハーモニクスの地点、すなわち弦を2分割する地点は、313.5mmですよね。それに対して、実際の12フレット地点は、弦を押圧するときの音程増加分を考慮して、若干低めの313.0mmに設定されてます(ナット(ヘッド側)からの値、以下同じ)。ここまでは良いですよね。

 で、繰り返し述べてますが、フレット楽器で最も重要なのは「第4フレットの位置」です。この場合、5倍音すなわち弦を5分割する地点は、627/5=125.4mmです。次に、(弦押圧時の音程増加分を考慮した)実際の4フレットの位置は?

 ・・・・あれれ!? おやおや?(笑)何と何と、「123.8mm」って書いてありますよ。その差1.6mmです。この誤差であれば、第4フレットの「真上」でもハーモニクス音が鳴るのではないでしょうか? しかも、この第4フレットは、12ETフレットのように1/5地点よりも「高く」しているのではなく、逆に「低め」に設定してますよね。これなら第4フレットの音は、開放音に対して「純正長三度」になるのではないでしょうか?ということです。

 ちなみに「ラコート」は、移動式フレットのギターも作ってます。
http://www.paulpleijsier.nl/blog/?page_id=27

 イギリスの有名な製作家の「パノルモ」も(詳細不明ですが)凄いのw作ってます
http://www.studia-instrumentorum.de/MUSEUM/GITARREN/0566.htm
 
 その辺の事情の日本語解説は、下記サイトに結構詳しく説明されています。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/7500/sky2.html

 ですので、現在の私としては、もはや
>「古典ギターの中にはもしやウネウネフレット、もしくは12平均律とは違った
>フレットを打った楽器が存在したのではないか」
という「疑問符」はとっくの昔に卒業(笑)した、というところです。

 そもそも、昔のギターは(リュートと同じように)フレットレス&自分でフレットを付ける楽器も多かった(らしい)んですよ。それと、固定フレット式の楽器であっても、12ETとは違ったフレットのものが今でも結構残存している、ということは色々と情報を得てますし。
 上記で、「今でも結構残存している」と書いたのは、前に「理科年表」関係で記事にしましたけど、昔の理科年表の「音律」の箇所の記述を読むと、12ETが「強制音律化」された時期が確かに存在していたことが伺われ、そんな時期があったのならば、12ET以外の音律に関する昔の楽器や資料などは、多かれ少なかれ確実に「処分」されますよね。「それでもなお残存している」という意味です。12ET以外のフレットの楽器が。

 で、理科年表の「音律」の記述はご存じの通り現在は非常に緩やかな表現になっていますが、依然として「12ET至上主義」、「12ETは昔からずっと使われてきた」的なイメージ戦略がはびこっている&最近ますます酷くなっている、というのが最近の所感です。wikiの各種音律関係のページを見るとそれが良く分かりますよ(例:「平均律」のwikiページで「平均律は批判されるべきである」旨の記述が消えた。「中全音律」のwikiページで、詳しい説明が最近ごそっと削られた。凄いのになると、下記「グラス・ハープ」のwikiページで、出だしからいきなり
>口径・腰径の異なる複数のグラスを大きさ順に並べるが、様々な作品を
>演奏できるように十二平均律の半音階を網羅して並べ、・・・
って記述されてますからね(笑)。思わず苦笑しちゃいましたよ。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%97

ではこんなところで。

0513補足:
 グラスハープについての英語版wikiのURLです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Glass_harp

 >口径・腰径の異なる複数のグラスを大きさ順に並べるが、様々な作品を
>演奏できるように十二平均律の半音階を網羅して並べ、・・・

 に対応する英文ってどこにあるのでしょうかね?

本当、いつまでも(日本で)「上の人」がこんなことやっていたら、アマチュアの音楽愛好家から「常識を疑われる」だけだと思いますよ、真面目な話。

 


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(0501若干補足)補遺編w ラコートフレッティングをマッピングしてみる [クラシックギター]

GW初日の今日(ってもう昨日ですけど(汗))は、家族で船橋の方に潮干狩りに行って来まして、アサリを1Kgほど取ってきました。今回は天気に恵まれ海も暖かで、とても気持ち良かったです。

IMG_6136.jpg
(写真右下の3つの水滴は、アサリ君が吐き出した海水w)

ちなみに「潮干狩りOK」となるには潮の満ち引き(引き潮)の時間帯が丁度良いことが必要であり、船橋方面はこの3連休中が良い時期だそうです、、、地球マメ知識でした(笑)。

 で、帰ってきて余力があったので(ひそひそ・・最近は「メガビタミン摂取」の自分人体実験をしてますw)、記事を書こうと思ったのですが、いつの間にか爆睡してしまいました(汗)。

とりあえず写真だけ貼っておきます(後日に文章を補足する予定)。
01ラコートフレッテイング.jpg

(A4コピー用紙を適当に折って作成)

02同前5フレットまで.jpg
(ひそひそ・・・こうして見ると、第3-第4フレット間が非常に「狭く」て、第4-第5フレット間が「それよりも広い(!)」わけですよ、皆様もお試しあれ)

03位置合わせ.jpg

04_ゼロフレット作成.jpg
「ゼロ」フレット(太い金属フレット)貼り付け作業・・・但しこれだと、強く弾くとビリつきます・・・ではどうするか? 何か策は無いのか? 

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05_ビリ付き防止のカポ.jpg
 私、頭良い?(爆)

----追記メモ----------------------
 このフレットの並びは、明らかに「純正律(Just intonation)」のそれである。

 一方で、このフレットが「真性」であった場合、特に、何らの補助フレットや「段差」がない状態で実際の音楽社会で使用されたのであれば、様々な解決すべき問題を含んでいることになる。
 
 具体的には、、、、、ってメモじゃなくて「文章」書いてるじゃん私(汗)。

 要するに、
 ①最大の問題として、「通常調弦」だと、「オクターブが合わなくなる」じゃん(泣)ってこと。(※ミーントーンの場合と違って、ここでは「幹音」のオクターブが合わなくなる)
 ②したがって、何らかの「オープンチューニング用」ギターでしょこれ? ってこと。
 ③じゃぁ、そのためのギター曲の作品群はどうなったの? 「処分」されちゃったの?or誰か(特に「この地球世界を陰で支配している数百人だかの人」)が隠し持っているの? ってこと。

 ③はともかくとして、とりあえず②を何とかせないかんですね、ってことだ(いやぁもぅ、音律問題って研究対象があまりに多すぎて、井口博士じゃないけど「ETの手を借りたい」くらいだよ(爆))

 あと、仮にこれがオープンチューニング用ギターだった場合の更なる論点として、
 ④オープンチューニング(例えばDADF♯ADやオープンE、等々)の使用は、音楽社会でどこまでポピュラーだったか? あれだけ色々な調弦の作品を残した「ソル」はどうだったの?(←当然試した&曲を書いたんじゃないの? その作品は現在どこに隠されているの?or処分されちゃったの? 後者だったら闇の勢力達は「死罪」ものでは? それと、N.コストの作品全集が未だに出版されないのって、もしかしてこの問題と関係しているんじゃないの?)とかも面白そうな話題ですな・・っって、やっぱり最後は③に行っちゃうんだよね(笑)。

 


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(4/30若干追記)続・ギタレレ(gitalele)改造記録GW編①:ミッション~1本ガット方式でもやってみよう! [フレット楽器]

前回の続きです。

時間が無いのでとりあえず写真と要点だけ

IMG_6126.jpg
要点:前より低いフレットを付けることができたが、その分弾きにくくなった(弦からフレットまでの距離が増加するため)。

IMG_6127.jpg
なので、ナットに挟んでおいたスペーサを取ることにする。

IMG_6128.jpg
この針金で作ったスペーサーを除去すれば、少しは弾きやすくなるはず。

IMG_6138.jpg
そして続きの作業。5フレットから上は、使い古しの①弦用ガット(0.64mmだったか)を貼ってみる。
結果的にこれは凄く良かった。演奏用の弦は防水加工のコーティングが施されており、水性の木工用接着剤にも結構耐えるからである。細いので、曲げて仮止めしながらの作業も楽だった。

IMG_6139.jpg
ハイポジションの写真。通常のいわゆる「直線一周巻き」の場合と異なり、このやり方だと柔軟に音程を変えることができるが、反面、フレットの「浮き」が発生しやすいので、可成り神経を使う作業&繰り返しの調整が必要となる。ただ、完成してしまえば後はひたすら天国の世界(笑)。極楽?に行くための手間を惜しんではいけないのでR。

IMG_6140.jpg
 未だ弦高を下げられそうなので、どうしようか後日決めようと思う次第。弦高を下げる場合は再度フレット位置調整が必要となるでしょう。でも、完成後の天国和音状態(笑)がイメージできるので(って言うか先ほどハイポジションの和音テストしました・・・いやぁ、もう最高!! 生きててよかったw)、多少面倒でも繰り返し調整作業自体は全然苦痛やストレスはないですね、、、要するに慣れです,慣れ。

 では今日はこんなところで。

0430追記:結局、弦高を下げることにしました。この場合はナット(ヘッド側)ではなくサドル(ホール側の部材)を削ることになるのですが、部材の「下側を削るべきか?or上側を削るべきか?」は人によって違うようで、今回は上側を削ってみました。長男から「GW中にまた例の公園に行って焚き火をしたい」とのリクエストが来たので、何とか数日中に仕上げたいところではあるが、(仕事は暦通りだし(泣)、)どうなることやらです。
  ちなみに今晩は、ガットフレットを「弦の整数分割位置」に設定した純正律フレットギターで色々なオープンチューニングを試して弾いていたため、こっちの作業は全くできませんでした。。。いやぁしかし本当、古典調律は最高ですよ。皆様もぜひGW中にお試しを! 


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