0817(金)音源追加:BWV876練習日記_チェンバロレッスンの傾向と対策等 [発表会対策]
夏休み旅行のため暫く空いたが、レッスンまであと5日(5日後にレッスン)である。
0814追記:あと4日(4日後にレッスン)である(汗)。
0815追記:あと3日(3日後にレッスン)である。
0816追記:あと2日(2日後にレッスン)である。
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0817追記:いよいよ明日がレッスンである(汗)。
明日が休みなので、今日は久しぶりに真面目に生チェンバロ二段鍵盤分の調律&録音をしてみた。平日にこれをすると翌日の仕事に大いに差し支えが出るので、専ら休日前にしか出来ないのが難だが、まあ仕方無いであろう。
今回は奮発?して、jobin音律に調律してみた。
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で、まずは前奏曲・・・やはり結構長い曲だ。しかも序盤が結構難関である。
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次にフーガ、、、テイク4くらい練習して現在こんな感じである。
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この曲はバッハの4声フーガの中では比較的弾きやすい曲ではないかと(密かに)思っていたのだがw、実際こうして真面目に練習&録音してみると、やはり4声の曲は一筋縄では攻略できないなぁと感じる今日この頃である(汗)。
現在のレベルは、この録音でも分かるように、どうしても終盤で息切れしてしまう(正直、最後のストレッタ部くらいになると「へろへろ」に近い精神状態になっており(爆)、油断すると意識がどこかに飛ばされそうになる、、、ううむ、やはり4声はキツイw)ので、これから本番に向けて一層体力&精神力を付ける必要があるだろう。
というわけで、明日のレッスンも頑張ろう私!
------以下は過去の記録メモ-----------------------
今回は、空白期間w中に実行したこと等を書き出してみる。
その1.運指の(再度の)書き込み
対象楽譜:イコール式、新バッハ全集(ベーンライター)、全音(本番用)
0814追記:「イコール式」は、「やわらかなバッハ」の著者の橋本絹代さんによりハ長調に移調された楽譜である。ここで写真upして解説したいのだが、なかなか時間と精神的余裕がない今日このころである。
その2.(再度の)録音
対象曲:フーガをシーケンサーで単声ずつ
0814追記:今日は前奏曲もシーケンサーで録音し直した。その両曲(いわば現在の”理想演奏”)をここにupしたいのだが、ナカナカ精神的余裕がない(汗)・・週末までにはなんとか。
気付いたこと
前奏曲:新バッハ全集の楽譜では、5小節目で音が多い(低音と内声音)
0814追記:ベルダーの録音では5小節目の音は足されていないが、56小節目の上声D音がトリル付きで演奏されていて、この箇所がすごく格好良い。
0815追記:最近練習で間違える箇所は、ことごとく「D♭音(移動ド読みでシ♭)」の箇所ということに気づいた。
フーガ:終盤58小節のバス声部のD音に「♭」が付くか否かで両説あり
0816追記:間違えやすい箇所が大分ハッキリしてきた。
レッスンで指摘されそうな事の「予測」と「対策」:
①もう少し速く弾きましょう⇒現在格闘中
②(特にフーガは)2段を使って弾いてください⇒練習中
③フーガでの各主題と各声部でのアーティキュレーションを明確に⇒格闘中(最後まで格闘予定)
④ここは運指を変えた方が良いのではないでしょうか?⇒予測不能w
0814追記:⑤ここは違ったアーティキュレーションにした方が良いです→ますます予測不能(汗)
レッスンまでにもう少し頑張ること:
完成度を出来るだけ高めておく
そのためには?
⇒とにかく覚えること(「血肉化」させる)(①「頭」と②「指」に覚えさせる)
そのためには?
常に楽譜を持ち歩く。
様々な書き込み段階の楽譜(コピー)で練習する。
録音→反省→フィードバック
とりあえず今日はこんなところで。。。。がんばれ私!!
0814追記:今日は出勤前楽譜書き込みと、帰宅後の電子チェンバロ練習&生チェンバロ練習を行った。明日もがんばれ私!
0815追記:今日は出勤前の前奏曲の楽譜コピー&分析と、帰宅後の電子&生チェンバロ&KB2ピアノでの練習を行った。この調子で明日も頑張ろう私!
0816追記:今日は出勤前は同上で、帰宅後は生チェンバロのみの練習だった。間違えやすい箇所を重点的に練習してみた。結構充実した練習になったと思うが、同時に自分の弱点やどうしても間違えてしまう箇所なども明らかになって来た。時間の関係で平日は生チェンバロの調律を全く直さないで弾いているが、この季節にも関わらず、それほど酷く狂っていないのである意味感心する。 明日もがんばるぞ私!
昨日のレッスン内容の復習 [発表会対策]
発表会本番まであと14日(14日後に本番)である。
今日は昨日のレッスンで長久先生から指摘された事項を復習してみる。
【前奏曲】レッスン:
変ホ長調という調はロマンティックな調である(のでそのように弾く)。
リラックスして「適当」感を出して弾く
低音の出だしフレーズ最後の音にアクセントを付けないようにした方が綺麗である。
25-30小節、51-54小節の低音1拍目の音は伸ばさない(楽譜の休符通りに近い感じの)方が綺麗である(←この時代の調律だと変ホ長調の「3度」が綺麗で無いからというのも関係しているか?)
56-60小節の「同様音型4回繰り返し上昇」の部分は、(上り詰めて行くorクレッシェンドというよりは、)「空間がだんだん大きく広がって行く」ようなイメージで弾くと良い。
このような点に気を付ければ(この前奏曲は)「リュート曲風っぽくなる」であろう。
【フーガ】レッスン:
「縦」(の打点)を合わせることに拘り過ぎているので、崩す箇所を作る(特に28小節目は「美味しい」部分なので、時間を一杯使って弾くとよい)。
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主題のアーティキュレーション付けは、声部が込み入って複雑な箇所で弾きやすいようにすると良い。
片手2声の難しい箇所は「念力」(笑)を使って弾く
運指につき(上声「1」+「3」のところを)「3」+「5」で行ってください
嬉遊部の低音を「自意識過剰(←「俺々」演奏)チェロ」のように弾くこと
最後は(「巨匠」のように)格好付けて弾く
最後の和音の前の音にも神経を使って弾く(やや長めにする)。
こんな感じだろうか。それでは、明日からも頑張ろう私!(長久先生ありがとうございました)
(0824(金)今週最後の音源差し替え)8月20日以降の練習メモ [発表会対策]
0824追記:
----練習メモ8月24日(金)版-------------
発表会当日まであと9日(9日後に本番)である。
本日(8月24日(金))も昨日と同様の練習をした(生cemでバロッティ、数音の調律ずれが気になったので直した)。
いつもの金曜日は、翌日が休みで浮かれていて心が軽い(笑)&夜更かしモードなのだが、明日は朝早くから家族イベントがあるのでそうも言っていられない今晩である(ちなみに一泊キャンプなので明日は練習が出来ない。)。 なので、今夜は「サッサと練習してサッサと寝る」モードであった。何だかんだ言っても、やはり「練習週間」になると金曜夜は「結構疲れが溜まっている」というのが実感であり、今日は集中力切れのためテイク2録音までしか出来なかった(などと愚痴を書いてみるw)。
では今日のテイク2録音をupしてみる。
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前奏曲は、例のdim和音の箇所が(事前個別反復練習したにも関わらず)未だ弾けない状態だが、全体的には、「一日弾く毎にだんだん自分のイメージに近づいて来ている」ような感触が得られている。要するに「伸びしろがまだ沢山ある」ということかもしれない。(それだけに明日練習できないのが残念ではあるが(汗))
一方、フーガは、専らこの曲の練習に多くの時間を費やして来たこともあり、「そろそろ壁に差し掛かっている」感がある。今週は殆ど出来なかったが、「片手ずつ練習」や「歌いながら練習」、「暗譜っぽい練習」などの多面的な練習をすることでもう一皮むける余地があるか、とも考えられる。来週に期待である。
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今日はゆっくり弾く練習をしたが、やはり集中力が続かなかった感がある。
というわけで、今週は頑張ったお疲れ様だ私!&来週はいよいよ仕上げに入るぞ私!
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0823追記:
----練習メモ8月23日(木)版-------------
発表会当日まであと10日(10日後に本番)である。
本日(8月23日(木))も昨日と同様の練習をした(生cemでバロッティ、但し昨日の状態のまま微調整せず)。木曜日は一週間の中で疲れがピークに達する時なのでどうかと思ったが、「サッサとやってサッサと遊ぼうw」の姿勢で行ったのが良かったのか、今日も何とか出来た。ただ、やはり全体的に集中力が欠けているようにも感じるが。
というわけで、今日もテイク3録音を差し替えupしてみる。
(音源差し替えのため削除)
今日の前奏曲、出だしの難所は何とか弾けるようになったものの、20小節目の頭の減3(dim)和音がどうしても間違えてしまう(泣)。この19小節目から20小節目にかけての減3和音の連チャン部分は、この楽譜では右端から次段左端に「改行」されていて、覚えにくいことこの上ない(汗)。ちなみに「新バッハ全集」の楽譜だとゆったりとしたスペースで書かれていて、この部分での改行が無く、実に弾きやすい(但し途中での「譜めくり」が必要となるので一長一短である)。 後半でケアレスミス(音ずれ)が多発するのは一週間の疲れがピークになっている確固たる証拠といえよう(爆)。ともあれ、(テンポを上げている誤魔化し効果もあるが、)昨日よりもアーティキュレーションを「ぼかす」効果は出ているのではないか、と自画自賛してみたい気もする。
次は今日のフーガ
(音源差し替えのため削除)
昨日よりはアーティキュレーションがハッキリ出せたような気がしているが、やはり疲れが隠せないところか、、、まぁこんな体調でもテイク3の最後まで弾けたので、これはこれで良しとしたい。
という訳で、良くやった、偉いぞ私(笑)&明日も頑張れ私!
0822追記:
----練習メモ8月22日版-------------
発表会当日まであと11日(11日後に本番)である。
本日(8月22日(水))も昨日と同様の練習をした(生cemでバロッティ)。
録音に慣れてきたこともあり全体的には昨日より良く弾けたような気もしている。やはり反省を兼ねて音源upしてみる。これも今日のテイク3録音である。
(音源差し替えのため削除)
この前奏曲は、もう少し「柔らか」かつ「豊潤」な感じを表現したいところだ。これに関し、全体的にアーティキュレーション(←音の切れ目)を減らす(ないし「ぼかす」)ようにすれば、それっぽい雰囲気が醸し出せるだろう、ということは(頭では)分かるのだが、いざ試してみるとナカナカ難しいものがある。
一方、次のフーガは、前奏曲とは真逆に、アーティキュレーションのメリハリを可能な限りハッキリ付けるべきである、ということも分かるのだが、
(音源差し替えのため削除)
何度も弾いている内にだんだん曖昧になってしまい、反省しきりである。
という訳で、明日も頑張ろう私!
0821追記:
----練習メモ8月21日版-------------
発表会当日まであと12日(12日後に本番)である。
本日(8月21日(火))は、昨日と同様の練習をした(生cemでバロッティ)。
ただ、昨日より多少速く&力んでしまったような気がする。
反省を兼ねて音源upしてみる。今日のテイク3録音である。
(音源差し替えのため削除)
このように、前奏曲は出だしが結構間違えやすくてムズイ(汗)。和音(3度)の綺麗でない調で如何に柔らかで優雅な響きを出せるかが勝負になりそうな気がする、、、(このバロッティやヤングやKBやヴェルクの音律だと変ホ長調でどうしてもピタゴラス長3度の和音が避けられず、その分どうも響きが硬質になってしまうようにも感じるのだが・・・やはりピタゴラス長3度を徹底的に避けたレーマンやjobinの音律の方が良いのか??)
(音源差し替えのため削除)
フーガは前半の運指を変更しようと思ったら、とたんにミスしやすくなってしまった(泣)、、、まぁ本番までには何とか。
というわけで、明日も頑張るぞ私!
----0820練習メモ---------------------
発表会当日まであと13日(13日後に本番)である。
本日(8月20日(月))は、レッスン内容を復習する意味で、生チェンバロ(今日の調律はヴァロッティ)で「ゆっくり弾く」、「力を抜いてリラックスして弾く」などの練習をしてみた。
3回ほど通し録音をしたので、後で反省&フィードバックしたい。
では、明日も頑張れ私!
奥多摩キャンプ [たわごと]
いよいよあと一週間後に発表会であるが、昨日今日と家族で奥多摩に行って来たので簡単に報告など。
ここが奥多摩駅、ちなみに東京都である。
そしてここが今回行った氷川キャンプ場の川、、何とここは「多摩川」とのこと!
川で遊ぶMy家族メンバー
多摩川上流(in奥多摩)の水は非常に綺麗であり、暖かい浅瀬では小魚がこのように沢山泳いでいた。
さらに川の上流にはマス釣り場が設けられていた、、このように、殆ど生け簀状態である。
水が非常に綺麗なため、釣り竿の餌(ブドウムシ)も、それに寄ってくる魚の様子も上から丸見えなのだが、警戒心が強いのかナカナカ釣れなかった。かろうじて小生が釣ったのがこのブツ。(息子2人はボウズでやさぐれていた(汗)。)
「親子3人で1匹だけとは気の毒」とばかりに釣り堀店の主人に3匹おまけしてもらい、(一人1匹担当で)内臓を捌いた後、キャンプ場に戻るところ。
そして火を起こして・・
串焼きにする、、これぞキャンプの醍醐味。
話変わって、今日の午前中に小吊り橋の所で遭遇したオニヤンマ。そういえば昨日は大吊り橋のところでタマムシが飛んでましたね、、奥多摩だけに多摩ムシってやつでしょうかね(笑)。
こんな感じで、短期旅行で結構疲れましたが、また一つ良い経験ができました。
では、(先ほどちょっとだけ弾きましたが、)明日からリフレッシュして仕上げの練習を頑張ります。
(0829音源差し替え)8月27日(月)以降の練習メモ [発表会対策]
0829追記
----練習メモ8月29日(水)版-------------
発表会当日まであと4日(4日後に本番)である。
今日は早朝&職場昼休みに、暗譜確認?用に、楽譜(コピー)を片手パートだけ隠す、という「裏技用?」資料を作ってみた。
これが前奏曲の左手パート隠し譜面で、
以前はマスキングテープとしてビニールテープを使っていたのだが、今回は怪我などで使うテーピング用のテープを使ってみた。ビニールテープよりも軽く、伸縮性もあるので、凄く良い感じだ。
帰宅後に早速これを使って弾いてみたが、、、いやぁ弾けないこと弾けないこと(爆)。それと、これを使った後に本場用超書き込み&色付き楽譜で弾くと、脳が「謙虚モード」&「ハングリー状態」等になっているためか、「あぁ、これは何て良い楽譜(充実した完璧な書き込み)なのだろう!(笑)」などと、今まで感じなかったほどに楽譜に対する「有り難み」、「愛着」等が沸いてくるから不思議だw。
そんな訳で今日の演奏音源、、、前奏曲もフーガも、昨日よりは指が「迷いなく動いている」ことが明らかであり、この練習が効果あることが確認できて、嬉しい限りである。
前奏曲take2
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フーガtake1
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そんな訳で、本番まで未だ4日あるので、この資料は最後まで重宝しようかと思う今時分である。
明日も頑張れ私!
0828追記
----練習メモ8月28日(火)版-------------
発表会当日まであと5日(5日後に本番)である。
今日はチェンバロをヴァロッティ(A=415)に再調律して録音した。
夏の季節は、時間が経つと全体的に調律が下がり気味になるようだ(ゆえに先日までA=414で修正していた)。
本番では調律はヤングになるはずだが、今回のような「変ホ長調」の曲は、メジャーな不均等音律の内では「ヴァロッティ」が最も無難ではないか、と思う今日この頃である。というのも、ヤングやKBⅢやヴェルクやケルナーなどのウェルテンパラメント系調律だと、このように、
変ホ長調のⅣの和音であるA♭の長三度が(当時「忌み嫌われていた」と言われている)ピタゴラス長三度になってしまうのに対し、
このようにFCの五度が狭いために、変ホ長調のⅣの和音が相対的に綺麗な響きになるからである。
という訳で今日の前奏曲(take2の録音)
<音源差し替えのため削除>
前回書き出した箇所をまたミスってしまった(泣)。。take3演奏ではここを上手く弾けたのだが、その後に集中力が切れてボロボロになってしまったためボツ(汗)
今日のフーガ演奏(take3)
<音源差し替えのため削除>
やはり未だ細かなミスが出てしまう。本番までにどれだけ仕上げられるか?
というわけで、明日も頑張るぞ私!
----練習メモ8月27日(月)版-------------
発表会当日まであと6日(6日後に本番)である。
本日(8月27日(月))は録音はせず、間違えやすいところを重点的に練習した。
で、間違えやすい箇所といえば、前奏曲はまずはココ(右端欄外の和音)
左手バスがF(3)、右手は下からDA♭H(124)のdim(減3)和音だ!覚えるんだ私!w
左手がE♭(4)→F(3)、右手は下からFA♭C(124)→運指変わらずDA♭Hのdimだ、覚えてくれ私!(爆)
次のフーガは、見開き2ページ目の上段が鬼門
・・・まぁこれは「指で覚える」しかないですな(汗)・・・いわゆる「ブラインド・タッチ」を完璧にする必要があると感じている今日この頃である(フーガは「横の線」の音楽であるためか、「片手オクターブ」の部分が割とミスしやすいと感じる。特に、「緊張or萎縮」していると、指が正しい位置や間隔(8度)に広がらず、ミスタッチすること(例:片手「7度」を弾いてしまうなど)が多い(←どんなミスでも片手「9度」を弾いてしまうことはまずない(笑)))。
朝にイメージトレーニングの練習をしたせいもあるのか、これらの箇所は、今日は割と弾けるようになったように感じる。
それと、練習前に日テレの「鳥人間コンテスト」を観て刺激を受けたのもよかった(笑)。(あの人力飛行機のパイロットの長時間ペダルをこぎ続ける苦しさ(←あの苦しい表情は視聴者に凄く伝わってくるw)に比べれば、練習で多少頭や指が痛くなろうと、意識がどこかに持っていかれようと、「そんなのは全然大したことではない!」ように思えてしまうから不思議だw。)
録音しないと緊張しないせいか、いつもより回数を多く弾け、かつそんなに疲れなかった。but録音しない(緊張感が無くなる)のも一長一短だろうから、たとえば「一日おきに録音する(or1日1回だけ録音の日も作る)」などした方が、メリハリが出来て良いかもしれない。
というわけで、今日もがんばったぞ私&明日も気張ろう、、Oh!!
ピタゴラス長三度の発生を回避する調律技法について考えてみる(ラモー、Lehman、Jobin、ジルバーマン) [不均等音律]
(長らく「下書」に保存しておいたこの記事、ようやく公開である(笑))
昨日は、
>今回のような「変ホ長調」の曲は、メジャーな不均等音律の内では「ヴァロッティ」が最も無難ではないか、と思う今日この頃である。
と書いて、この図を載せた。
しかしながら、この図をよく見ると、3箇所にピタゴラス長三度が生じていることが分かる。当時(←少なくともバロック時代)の人(の多く)はこのピタゴラス長三度の和音(の響き)を「非常に嫌っていた」というのが専らの噂(通説?)なので、当時の人がピタゴラス長三度の発生をどうやって回避していたのかを、もう少しマニアックな調律法で調べてみる。
(超)代表例:「純正五度の連鎖は三個まで」の技法(ラモー、Lehman、Jobin)
まずはラモー音律(いわゆる「ラモーの修正ミーントーン」)から
この音律では3箇所の五度の広さの値が不明(=調律者の裁量)であるが、少なくとも言えることは、「A♭(G♯)-E♭の五度は純正(ピタゴラス)には絶対にするな!」ということであろう。
ここを純正五度にすると、ピタゴラス五度が4つ連鎖して、B-E♭(D♯)すなわちホ調のⅤの和音にピタゴラス長三度が発生してしまうからである。
従って、A♭(G♯)-E♭の五度は、純正よりも「広く」する場合と「狭く」する場合に大別される。
そして、ラモー音律をベースとして、A♭(G♯)-E♭の五度を純正よりも「広く」したのがJobin(ジョビンないしジョバン)音律である、と考えることができる。
つまり、Jobin(伝バッハ)音律は、両方の図を比較すると明らかなように、ラモー音律がベースになっていて、「修正ミーントーン」の一種であることが分かる。(ラモー音律が「ベース」なのかどうかは議論があるところかも知れないが、少なくとも両者が「著しく似ている」、「余りにも似過ぎている」ことは否定できないはずだ。Jobin音律はラモー音律(の思想)に対して「Fの位置だけ」が異なっているのである。つまり、jobin調律にセットした後にFCの五度をMT五度に直せば、それは即ち「ラモー音律」に他ならない訳だ。)
これに対して、ヴァロッティ音律をベースとしつつ、ラモー音律の考え方も取り入れて、A♭(G♯)-E♭の五度を純正よりも「狭く」したのがLehman(レーマンないしリーマン)音律である、と考えることができる。
つまり、Lehman(伝バッハ)音律は、図を比較すると明らかなように、ヴァロッティ音律がベースになっていて、「修正ヴァロッティ」の一種と考えることができる。(ここでもヴァロッティ音律が「ベース」なのかどうかで議論の余地がありそうだが、ヴァロッティ音律の内7つ(しかも白鍵7つの内6つも!)が同一音程(同じ位置)であり、残り5つ(いわゆる「裏の調」)の音を微調整するだけで出来てしまう以上、こう考えざるを得ないのである。)
以上をまとめると、
純正五度の連鎖を3個までにして、残りの五度が純正より
「広い」場合は、ミーントーンないし修正ミーントーンとしての響き(つまり、ミーントーンの所謂ウルフ長三度を「緩和」した響き)が得られ、
「狭い」場合は、ピタゴラス長三度よりも柔らかな響きが得られる、
ということであろう。
その他:「スキスマ分散法(ジルバーマン)
この音律の「スキスマ6分割」の構成も、主な目的は「ピタゴラス長三度の発生回避」ではないか、と思えてならない。そう考えないと、わざわざ手間暇を掛けて折角の純正五度を全て崩してしまう(⇒あらゆる純正和音を捨てる)意義が不明だからである。
(一方で、この音律ではピタゴラス「短」三度やスキスマ五度(ないし平均律五度)も発生しないので、ジルバーマンはこれらの和音の響きをも「悪」と考えたのかも知れない。)
当時の調律法をもっと色々調べれば、さらに何か分かるかも知れないが、とりあえず今回はこんなところで。
(0901公共投稿所にもup!)8月30日以降の練習メモ~最後の追い込み(副題:バッハの星を掴め!w)~ [発表会対策]
9月1日(土)追記、完全メモ書き風(いよいよ明日が本番)
午前中:ヤングに調律して弾く(感想:主要三和音の三度の劣化が分かるので可成りガッカリ。。。 但し、レーマンに比べると「許せる」感じがする(笑)。要するにレーマンと比べて「全体的に整った響き」と感じるのである。但し、ヴァロッティに比べて「スピードアップ演奏」の傾向が生じるのは否めない。)
午後:電子楽器で練習(調律jobin)
夕食後:ヤングでの最終録音
遺書(笑)代わりにyoumusicに投稿:
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=9262
今回の一連の練習録の自己感想等:
良かった点(別名;良くやった!凄いぞ自分w):
色々な調律を試すことが出来たこと。
(特に、ヴァロッティの良さを再発見できた点、レーマンの限界が分かって来た点&ヤングでもそれほど悪くないと思えたところ、など)
頑張り過ぎて1,2週間前に病気になる、ということが無かった点
にもかかわらず、久しぶりに公共投稿所に投稿できたこと。
今回は練習量が比較的安定していて、サボり等の「波」が少なく、楽器(特に生チェンバロ)を弾かない日が殆ど無かったこと。
本番を意識した練習、特にフーガを「2段鍵盤」にして弾く練習を沢山出来たこと。
その他:折角なので、2段鍵盤で弾く前奏曲(調律;ヤング)などもup(最後がチト残念)
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かくして、ヤングで弾くとこのように結構「早弾き」の欲求が生じる(ヴァロッティでは4分前後くらいだったが、この演奏は3分15秒)。 このくらい速めの方が「ノリ」は良いのだが、「響きを味わう」的な感じが希薄化するように思える。かくして本番の速度は、自分の緊張具合等も考慮して臨機応変にやるしかないだろう。
残念な点:公共投稿所への投稿は「ヴァロッティ」で録音したかった。
ではそろそろ日が変わる。。本番も頑張れ私!!!
0902追記;何と、本番は(変ホ長調曲を演奏する人が結構いたこともあり、)バロッティ調律だった!(汗)。 あぁ勿体ないことをした(泣)。
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(0831追記&レーマン調律音源追加)
----練習メモ8月31日(金)版-------------
発表会当日まであと2日(2日後に本番)である。
突然ではあるが、今日は「レーマン」の調律にして録音してみた。前に記事に書いたように、レーマン調律だとピタゴラス長三度が全く発生しないので、ヴァロッティよりも良い響きが得られるのではないか、と密かに期待していたためである。
で、結果であるが・・・一言、「こりゃ駄目だ(汗)」というのが正直な感想であり、完全な「期待外れ」に終わった。
控えめに言うと、少なくともこの曲(BWV876変ホ長調)はレーマン調律では全く合わない(ヴァロッティに太刀打ちできない)と思う。もう少し酷い悪口を書くと(笑)、レーマン調律での変ホ長調曲は、ヴァロッティに比べると「楽器が全く鳴らない」ため、再三ヴァロッティで練習した後にこの調律で練習すると、モチベーションが上がらず、「弾いていて凄くイライラする」、「ゆっくりじっくり弾く気が起きない」、「速い速度で弾かないと落ち着かない」といった、あの「論外音律w」にありがちな症状(病状?)が襲いかかってくるのだ。更には、レーマン調律の「裏の調」は所謂平均律3度や5度が多いため、12等分律(率)にありがちな「虚脱感、徒労感」などの症状も襲ってきた。
色々酷いことを書いてしまったが(汗)、論より証拠で、レーマン調律での演奏音源をupしておく。前回のヴァロッティ音源も残しておくので、聞き比べると、レーマン調律での変ホ長調曲演奏がヴァロッティに比べると「如何に楽器が鳴らない(響かない)か?」が分かるはずだ。
前奏曲take3
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フーガのtake3
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これらは正直、弾くのが辛かった。そのくらいヴァロッティより響きや楽器の鳴りが劣っていると感じた。 何と言うか、「すごく雑多な響き」といえば良いのか、さらには「3度や5度が調和しないで「喧嘩」している」というのか、何かそんな感じである(分かっていただけるだろうか?)。この後、B♭の高さをヴァロッティと同じ位置に直して試したのだが、そうしたら少し良好になったように感じた(take4録音したので、機会があればその内ということで。)
そんな訳で、発表会本番は「ヤング」調律だと思うので、明日はそれも試しておかないとマズイ気がしてきた。この曲はヤングよりもヴァロッティの方が「美しく響く」であろうことは、試すまでもなく明らかであるが、ヤングでもある程度慣れておかないと、当日に今日みたいに「こりゃ駄目だ」感wが襲ってきたら目も当てられないことになってしまう。
というわけで、最後まで気を抜くな&明日も頑張れ私!!
余談:
このタイミングで「愚痴風」記事を書くのもどうかと思うが(汗)、こういった曲仕上げの練習を毎日四苦八苦しながらやっていると、「この三次元の物質世界はことごとく制限された不自由・不完全な世界だなあ」と心から実感する。
その一方で、『おそらくこういった努力・苦労(←その多くが「報われないであろう努力・苦労」)は、いわゆる「アセンション後の高次元世界」や「死後の世界(≒黄泉の国?)」では経験出来ないだろうから、この不自由かつ極度に制限された物質世界に居る内にせいぜい沢山経験しておいた方が良いのかも知れないな』とも感じる。
(ひそひそ・・・・ともあれ、この地球世界が早く「アセンション後の高次元世界」になって欲しいものだ。政治問題、経済問題、放射能問題、教育問題、医療問題、食料問題、福祉問題、エネルギー問題、、などなど、あらゆる面で「もはやジリ貧、行き場がない」と感じる今日この頃の地球社会である(←というか、本音は「闇の勢力、早く地球から去れよ!(怒)」なのだがw)。)
----練習メモ8月30日(木)版-------------
発表会当日まであと3日(3日後に本番)である。
木曜日は一週間の疲れがピークになっている頃ということもあり、今日は昨日よりも軽めの練習となった。正確には、前回(昨日)作成の
>暗譜確認?用、楽譜(コピー)を片手パートだけ隠す「裏技用?」資料
を使って今日もミッチリ「スポ根(例;巨※の☆またはエー※を狙え)風w自分シゴキ」をしようと思ったのだが、どうにも疲れていて、昨日のように何回も繰り返し練習する気力が続かなかった(泣)。 ただ、自分は「右手パートの方は比較的良く覚えているが、左手パートの方が全然覚えられていない」という現状が判明したのは収穫だったといえる。
そんなこんなで、今日の練習演奏音源。 take3まで録音し、前奏曲の方は尻上がりにミスが減っていったが、フーガの方は逆にどんどん集中力が切れていって、take1を超える演奏が出来なかったのが残念なところだ。
前奏曲take3
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フーガtake1
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という訳で、明日もスポ根だ私!(笑)
(0911追記)古典調律ギター演奏の人前発表計画 [私のうねうねフレットギター]
0911追記:
>「どの楽器(ケルナーorヤング改orKBⅢ改orケルナー改orミーントーンor純正律)を使うか?」は最後まで迷いそうな気がしてます。
これにつき、色々ギターを弾き比べてみたところ、今回はヤング改の10弦ギター(田中氏作)の線が濃厚になって来ました。やはりあの追加低音弦のエコー効果(別名;温泉気分)は何とも言えず良いですわぁ(しみじみ)。イ長調純正律広域調性型6弦もナカナカ捨てがたいのですが、今回はどうも前者になりそうな感じです。
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チェンバロ発表会が終わった・・・あぁ、真っ白に燃え尽きた(笑)、、、と思う間もなく、今日から「古典調律ギター演奏の人前発表計画」を作る必要がある(汗)。
というのも、大分前に、「10月の某会合でギター演奏をしてほしいという」オファーがあり、受けてしまったからだ。「ううむ、私より上手い人、沢山いるだろうに」とも思うのだが、まぁこれが「古典調律」のパワーなのかも知れませんね(笑)。こういう感じで、(プロでもないのに)自然と色々な仕事?が入って来るんですね、古典調律を研究していると。
今回は幾つかリクエストがあって、まずは「出来るだけ明るい曲を御願い」とのこと。なので、現在検討モードに入った訳ですが、、、ギターだと暗めの曲が多いですからね~(←でもそれがギターの良さでもあると思うのだが(汗))。加えて、「出来るだけ皆が知っている曲」、演奏前に「曲の解説もしてほしい」とのこと。
で、こうなると、ギターのオリジナル曲では駄目かな(汗)と思えて来たため、現在有名曲(主に○○民謡とかクリスマス曲とかウェディング用曲など)の編曲譜を色々探しているのですが、どうもヤタラと難しい編曲が多い(泣)。 古典調律ギターであれば例え簡単な編曲でも十分聴かせられると思うので、(出演の10月27日(土)までは未だ若干余裕があることもあり、)この際自分で編曲を試みることも必要か、などと考えている今時分だったりします、はい。
それと、「古典調律ギター」を使うことは決定しているものの、「どの楽器(ケルナーorヤング改orKBⅢ改orケルナー改orミーントーンor純正律)を使うか?」は最後まで迷いそうな気がしてます。昨日の発表会(歌の人との合同だった)でも感じたのですが、やはり現代人は「純正三度に(潜在的に)餓えている」と思った次第です。
では今回はこんなところで。