BWV876練習日記(0728土曜版)~キルンベルガーⅢの生チェンバロ~ [発表会対策]
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いやぁ、今日は関東地方は目茶苦茶暑かったですね・・群馬や茨城では38度超えまで出たそうです(汗)。
ちなみに本日は家族で山登りに出かけたのですが、帰り道でナナフシを見つけまして、
この5分後くらいに、写真左側から何と「タマムシ」が飛んできまして、それはまた綺麗だったんですよ(写真に撮れなかったのが実に残念!)。
そんなこんなで、今日は珍しい昆虫に恵まれた一日だった、ということで(笑)。
で、これで一日が終わるとマズイのでw話を現実に戻すと(汗)、
レッスンまであと「21日」でして、今日はチェンバロ下鍵盤をキルンベルガーⅢにして実験してみました。
まずは恒例の?、主要3和音(Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ)とスケールの比較実験です。
キルンベルガーⅢの場合、昨日のジョビンと違ってト長調の和音が少し劣化するので、今日はト長調も加えてみました。まずは和音編、ハ長調vsト長調vs変ホ長調
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このように、やはり変ホ長調は可成り劣化が目立ち、特に、この音律だとⅣ(A♭和音)の長三度がピタゴラスになるので、このピタゴラス長三度が可成り「硬い」感じの響きになるのが分かります。一方、昨日のジョビン音律だと、このⅣ(A♭和音)の長三度が「ピタゴラス+約3.5セント」の響きとなるので、これを「(当時嫌われていた)ピタゴラス長三度の比率を巧みに外した良い(良さげな?)響き」と感じるか、「ピタゴラスよりも更に劣化した酷い響き」と感じるか、で評価が分かれてしまうのかな、と思うわけです。
(一方で、ジョビン音律は、Ⅰの和音ではロ長調、嬰ヘ長調、嬰ハ長調、変イ長調の4つが「ピタゴラスよりも広い長3度」になるので、この音律を使いこなすには、どうしても「ピタゴラス超え」の壁wを乗り越える(ex. この響きに耳を慣れさせる、音律経験を積む、等の)必要があるわけです。)
おまけのスケール対決、ハ長調vsト長調vs変ホ長調
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そして今日の練習録音。今日は山登りで疲れたせいか、昨日よりスローテンポな弾きっぷりになってしまった(汗)、、これ、毎日upしてると流石にブログ容量が無くなるので、今日以降は練習音源は更新(削除&newアップ)することにします。
今日の前奏曲演奏(自分反省用w)
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今日のフーガ演奏(自分反省用)
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音律面での感想を書くと、ジョビン音律と比較すると、キルンベルガーⅢは5度が綺麗で使いやすいけれど、一方で変イ長調の長三度がピタゴラスになって響きが硬くなるのが若干気になるかなと。で、(昨日の)上鍵盤と(今回の)下鍵盤で条件が違うので一概には言えないと思うのですが、私見では、フーガはキルンベルガーⅢの方が良いけど、和音重視の前奏曲ではジョビン音律の方が良い(というか「面白い」感じ)かな、というのが現在の所感です。
ただ、「一般論」としては、キルンベルガーⅢの方が「無難」であり、ジョビン音律での「変ホ長調」は、(主要3和音(ⅠⅣⅤ)の五度が全て純正よりも「広く」なり、且つ長三度も非常に広く唸りが大きいため、)「最も扱い難い調」であろうと思われます。
それでは今日はこの辺で。
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