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K.333の想定音律は「調律替えミーントーン」か否か?~秋の夜長の公開討論会(笑)~ [調律替えミーントーン(ウルフシフト)]

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というわけで、折角なので記事にしてみました。

 モーツァルトのピアノソナタK333変ロ長調は、私の記憶が正しければ、モーツァルト嫌いのグレン・グールドに「この曲だけは好き」と言わしめた曲だと思ったのですが、、、、そうですよね?ROMされてる100名余りの読者の皆さま(笑)・・・何もレスが無ければOK(正しい)ということで確定させていただきます(爆)

 で、私の場合、モーツァルトのピアノソナタの音律調査については、かなり昔にヘンデルの調査をした時にこの曲だけ調べた記憶があって、他は放置状態だったんですね確か。 そして、この曲の場合、素直に「変ロ長調基準」の1/4コンマミーントーン(以下MT)で行けそうな感触を得たんですよ。

 変ロ長調基準のMTのサークル図はこうなります。
B♭基準ミーントーン-JPEG.JPG

Ⅰの和音とウルフ5度の音です、以下の音源は電子チェンバロですが、モーツァルトピッチ(A=421)に近いピッチにしてます(旧型製品でそこまで融通が利かないので若干低め)。


 で、第1楽章は特に問題ないはずなのですっ飛ばして、第2楽章です。

参考までに楽譜写真をupしておきます。
K333の楽譜 001.jpg

第2楽章の最初の方でいきなり出てくる不協和音です。これをまず覚えておいてください。


 そしてこれが実際の出だしです。3小節目頭が注目(注耳?)です。



 次、第2楽章後半の出だしです。これは大したことないですかね。


第2楽章後半出だしの参考楽譜写真です。
K333の楽譜 002.jpg

 この後に不協和の和音が結構出てくるのですが、それは各自でお試しくださいということで(←ぶっちゃけ、難しくて弾けないんですよ(爆))

 次、いよいよ問題の第3楽章です。
K333の楽譜 003.jpg
出だしは全く問題ないかと。


中盤の参考楽譜写真
K333の楽譜 004.jpg
 で、中盤(上の写真の紫色鉛筆で○した箇所)でウルフ和音が出て来ます。ここから先は、前の第2楽章の不協和音の響きが「気持ち悪い」と感じる人は、聞かない方が良いかも(笑)。

 ただ、このウルフは5度でなく1オクターブ離しているので、未だ大したことないと思うんですよ。

次のここ(やはり紫で囲った部分)も大したことないですよね・・・?
K333の楽譜 005.jpg


その後に、不協和音の連続が来て、最後に泣く子も黙る「ウルフ5度」が、まるで水戸黄門の印籠みたいに鳴らされるんです(笑)。まずは不協和音の開始箇所。
K333の楽譜 006.jpg



今の箇所からウルフまでです。ちょっとミスが多いのでアレですが、まぁ雰囲気だけでも味わっていただければと(・・・だってジックリ練習する暇なんて無いですもん(泣~))。
K333の楽譜 007.jpg

ウルフ5度部分の写真です。
K333の楽譜 008.jpg


 で、私、この不協和音の使い方(次第に響きを酷くしていく手法)は絶対「確信犯」だと思うんですよね。

 ネット上で古楽科の方が述べていた「和声の実験場」とは例えばこういう和音の使い方のことかな、などと感じる今日この頃です。

 私の結論は、以上のように「この曲の想定音律はB♭基準ミーントーン」ですね。ただ、生の古楽器で弾くとまた全然違った響きになると思うので、その演奏を是非聴いてみたいと思ってます。


--参考:先日REIKOさんブログコメントに書き込んだ内容の自己引用------------

何年か前にヘンデルの曲で使った(1/4)ミーントーンの「ウルフシフト」をモーツァルトにも適用できるのか?について検討したことがあったんですよ。で、そのときK333の変ロ長調曲(♭2つ)には適用できるな、という結論に達したんですね、これも今日思い出しましたよ。
 具体的には、これは素直にB♭基準にするんです、つまりF♯-D♭がウルフ5度です。これだと第2楽章の3小節目冒頭で「ぞぞ」って来て、さらには3楽章なんかではウルフ音程出まくりなのですが、これが妙に「痛快」なんですよ。ただ、これは未だ「生楽器」では試してないので何とも言えないのですが、少なくともウチの電子チェンバロでは逝けます(笑)。ですので、ちょっとこれをREIKOさんの方でも検討していただければ嬉しいかなと。
2011/11/08 20:31
(続き)
このK333は、楽譜を見ても実際弾いてみても「凄くのびのびと自由に書かれているな」と感じます。特に上昇スケールの使い方や圧倒的な「音の多さ」からしても。 こういうのは典型的なミーントーンの曲じゃないかなと思うんですよ。ミーントーンはⅡの和音や大全音小全音の凸凹に気を遣わなくて良いので、自由に曲が書けるように思えます。
 「ウルフシフト」については、モーツァルトは若い頃に(ミーントーンの国イギリスで)クリスチャン・バッハと合っていたし、その後ヘンデルの曲を研究しているので、絶対知っていたと思います。

  (自己引用終わり)

----余談---------
 ちなみにこのMTや各種古典音律の「調律替え」は、某R社(笑)の「旧型」の電子チェンバロならできますが、同社の「新型」の電子チェンバロではできないんですよ(違ったらご指摘ください)。
 ただ、「新型」は、音色やピッチの点では旧型には無い機能を持ってます。ちなみに新型はヴァロッティがプリセットされてますが「純正律」はありません(ですよね)。

 で、旧型と新型、マニアの人にとって「どっちが欲しいでしょうか?」、「調律替えが出来ない新型って一体何なの?」というのを問うてみたいですね、私としては。 あと、高音キーの「G」問題も。






 

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koten

余談:
 こんな検定(古典調律)あるんですね。
http://kentei.cc/k/1202127/
勿論全問正解しましたよ&マニア向けのも作って欲しい旨リクエストしました(笑)
by koten (2011-11-11 13:03) 

koten

余談2:ベートーヴェンのVnソナタで用いた音律を研究している論文がありますね。
http://mimasaka.jp/intro/bulletin/1997/iwata97.htm
「ミーントーン」と結論付けられてますが、真相やいかに?

by koten (2011-11-11 17:31) 

koten

余談3:このサイトも面白い
http://mimizun.com/log/2ch/classical/1188208616/
by koten (2011-11-11 17:34) 

REIKO

私もこの曲は、変ロ長調という(古典調律にとって)微妙な調性だし、モーツァルトらしさが非常によく出ている曲なので、注目していました。
それで素朴な疑問は、この曲はこんなに面倒な調律替えをしないと、他に良く鳴る方法がないのか?ということなんですよ。
どうも「まずミーントーンありき」的な印象で、それが気になるんですね・・・。
それから第3楽章ですが、こんなに音律の力?で不協和に崩さないと、退屈でどうしようもない曲でしょうか?

もしこの曲が「ミーントーン&ウルフ移動」なら他の曲(少なくともこれと同時期やそれ以前の曲)もそうでないと変だと思いますが、もう少し網羅的に調べないうちは、「想定音律」とは言えないと感じます。
この曲だけ「特別音律」である、という十分な根拠があるなら別ですが。

で、ここでコッソリ(でもないけど・・・笑)言うと、モーツァルトのソナタは全曲、ヴェルクマイスターで非常に良いんですよ♪
ごく一部にピタゴラス長三度が目立つ箇所があるくらいで、他の古典音律がほとんどコケたり問題アリの箇所を、ヴェルク~だけ華麗に通過、調律替えも何も必要ない、すべてヴェルク~で解決なんです。
この変ロ長調ソナタも、五度純正が効いていて、旋律がとても美しく伸び伸びと鳴ります。
さらに最初の6つのソナタからして、ヴェルク~でなくてはキマらない和音や旋律が多々あり、「古臭い音律を使っている奴らへの挑戦的回答」な印象さえ受けます。
そういう意味で、確かに「実験場」というのは当たっていますね。

さらに別記事で「モーツァルトはト長調を避けてる感じがする」旨の文がありましたが(そして私もそう思いますが)、これもヴェルク~で説明できるじゃないですか。
主和音・属&下属和音の五度全てが狭く、「あまり使いたくない」ですよ。(笑)
今まで色々と調べてきたことから、長三度か五度の「どちらかが合っていれば」もう一方が不純(笑)でも、音楽的な純度や響きの美しさはキープできる・・・と感じています。
で、モーツァルトは「五度の方を取った」とするのが、何の言い訳も無理な解釈も必要ない、自然な「答え」ではないでしょうか?

それでガッカリさせるといけない(笑)ので、もひとつコッソリ?教えると、「ウルフ移動ミーントーン」はスカルラッティとセイシャスの方が有力ですよ。
ただしヘンデルとは違って、全ての記譜音を用意したり、異名音混用の曲でも兼用音を作る必要はなく、「主要部分が安定して鳴るようにウルフ移動、異名音の一部は代用」で、その(高目・低目になる)代用音が音楽的に「効いている」のがミソですね。
セイシャスは、せいぜいDisかAs型に調律替えする程度で対処できそうな感じです。
スカルラッティはもっと派手に(笑)動かす曲もありますね。
(今急遽、嬰ヘ長調曲を調べています⇒古典調律では音痴にしかならない⇒平均律だったのか?まさか!?⇒何か秘密があるはず)
曲数が多いので、まだ確実なことは言えませんが、メチャクチャ転調するK531(「バロックアルバム36の小品集」最後のホ長調曲)は、A#-Fウルフでクリアしました。
先にセイシャスの方で行けそうだと気づいたんですが、この二人はポルトガルで職場の同僚だったので、「スカルも怪しいな」(笑)と思った次第です。

>こんな検定(古典調律)あるんですね
私もやってみました・・・もちろん?全問正解!(爆)
で、これは会員登録すれば、誰でも検定問題作れるんだと思いますよ。
「マニア向け」はkotenさん作ってください♪

>ベートーヴェンのVnソナタで用いた音律
うわ~!?一生懸命理屈?を並べてミーントーンだと言ってますが、大丈夫なんでしょうかこの論文・・・人ごとながら心配ですが。
これは音律の数値的協和度と、楽譜だけから考察してるんですよね?
演奏してみたんでしょうかね????
by REIKO (2011-11-11 20:25) 

koten

REIKOさん、コメントありがとうございます。((( ^_^)且~~ ササ、お茶 でも

>「まずミーントーンありき」的な印象
・・・うーん、どうしてもモーツァルトには純正3度のイメージを重ねてしまうんですよね、、、ピアノソナタ以外の背景としては、
 ①幼少時代の教育や作曲は明らかにミーントーンを使っていたと考えられること
 ②モーツァルトのピアノソナタ以外のピアノ曲、特にピアノ変奏曲は、♯や♭が少ない調であり且つ非っっ常~に長大であるため、「元気が出る音律」でないととても弾ききれないと思われること
 ③(直接演奏には関わってないのですが)オーケストラ曲でも(ト短調交響曲第40番のイントネーション論を初めとして)「生涯ミーントーン主義者だった」という説を良く見かけること、
 が挙げられますね。

 一方で、ピアノ「ソナタ」に関しては、ソナタ形式は当時の音楽の最高の様式(いわば「純文学」に当たるもの)ですので、「最先端の手法」が取り入れられたことが推測され、それゆえ音律に関してもミーントーンにこだわる必要はないとは思ってました。
 で、当時の最先端の音律はキルンベルガー(ⅡとかⅠとか)なのかな、と考えていて(実際「ギター」もそうだったし(笑))、でもKv.333などは、KBは何か違うよなぁ、と感じたときに「やっぱミーントーンでしょ」ってなっちゃうんですよね(汗)。

 一言で表すと、一番「元気が出る音律」ってミーントーンじゃないかな、って感じるんですよ私。ただ、モーツァルトは老化が始まるずっと前の30代半ば(35でしたっけ?)で亡くなったことを考えると、彼自身はそんなにエネルギー補給音律(笑)を使う必要はなかったのかも知れないです。ただ、あの「変奏曲集」はモーツァルトといえどもミーンントーン系じゃないと辛いんじゃないかなぁ、というのもピアノ「ソナタ」の音律を考える上で引きずってました(汗)。

 あと、私、ヴェルクはあの「狭い5度」がどうにも苦手で、特に古楽器だとあの5度の唸りは良く分かるだろうから、5度が純正になるイ長調のソナタ以外はWMは想定外でしたね。

>それから第3楽章ですが、こんなに音律の力?で不協和に崩さないと、退屈でどうしようもない曲でしょうか?
・・・基本的には「自分が弾く」ことを中心に考えてました(汗)。それと、昔の音楽家は、不協和音や半音階を如何に上手く使うかが勝負の分かれ目だったように思われます。単に「綺麗なだけ」だと現代のポピュラー音楽の考え方と同じじゃないですか、、、、それは違うと思うし、それでは弾く方も聴く方も絶対退屈すると思いますね、これだけ長い曲だと。そう、ポピュラー音楽のような短い曲なら「綺麗なだけ」でも良いんですが、この第3楽章は余りにも「長大すぎる」と感じます。弾くにしても聴くにしても。

>もう少し網羅的に調べないうちは、「想定音律」とは言えないと感じます。
・・・では想定音律「第1候補」ということにしますよ(汗)。ただ私、ミーントーン系の場合(このようにウルフ音程が出る場合)は、最終的には古楽器(フォルテピアノ)で確認しないと確定できないんじゃないかって感じてます。古楽器(フォルテピアノ)は、一度だけシューベルト時代の膝ペダル式のものを試奏させてもらったことがあるのですが、もぅ全然違うんですよ、本当、ヤになっちゃいますよ(笑)。

>すべてヴェルク~で解決
・・・うーん、あれほどヴェルクを嫌っていたREIKOさんも遂に鞍替えか(爆)
 REIKOさん声楽専攻&旋律重視だからなあ。ただなぁ、本当、あのヴェルクの「狭い5度」をモーツァルトが「認めて」いたかどうかですね問題は。ホント、古楽器は唸りに敏感ですからね~。なので、もしかしたら、基本構造はWMだけど、狭い5度はミーントーン5度(笑)で、どこかにスキスマを散らした音律、とかもあり得ますよね。

>主和音・属&下属和音の五度全てが狭く、「あまり使いたくない」ですよ。(笑)
・・これは高橋彰彦氏の名著「複合純正音律ピアノのすすめ」の説と一致してますね(お見事!)・・・正にそのことが72頁に載っています。

>最初の6つのソナタ
・・・これ一緒の時期に作られたんですよね。私、変奏曲集も含めて作曲時期の「年表」作ろうかなあと考えてました(笑)。

>で、モーツァルトは「五度の方を取った」とするのが、何の言い訳も無理な解釈も必要ない、自然な「答え」ではないでしょうか?
・・・論旨が一貫していることは認めます(笑)。ただ、それが正解だと私、モーツァルトの曲は絶対弾けないことになりそうなので困る&健気に抵抗しているんですよ(爆)。だって「純正5度」じゃ元気出ませんもん(笑)。

>「ウルフ移動ミーントーン」はスカルラッティとセイシャスの方が有力
・・・セイシャスは殆ど楽譜がなくてノーチェック状態でした(汗)。
 セイシャスがそうだとすると、ソレールも怪しくないですか?(笑)

>メチャクチャ転調するK531(「バロックアルバム36の小品集」最後のホ長調曲)は、A#-Fウルフでクリア
・・なるほど、ちょっと確認してみますわ・・ってもうこんな時間かいな(汗)
 すみません、もう寝ますわ(汗)・・続きはまたということで。
by koten (2011-11-12 02:25) 

koten

(続き)
>メチャクチャ転調するK531(「バロックアルバム36の小品集」最後のホ長調曲)は、A#-Fウルフでクリア
・・・電子チェンバロで確認しました。なるほど、これは有力ですね(感心)。後半の8,9,10,12,14小節目でウルフ和音(但し同時鳴らしではない)が出て来ますが、2部形式の前半は全部綺麗な和音、後半で「勝負和音」の形になるので、これで決まりの可能性高いですよね。

 で、この曲の勝負和音、「最初はおそるおそる一瞬だけ」⇒「次第にずうずうしく(笑)」⇒「最後は大胆に!」のパターンじゃないですか。私が記事にしたKV.333もこんなパターンだと思うのですが、違いますかね? つまり「第一楽章:(ほぼ?)全部クリア」⇒「第2楽章:とりあえず不協和音をちりばめる」⇒「第3楽章:前半はあくまで美しく、だんだん妖しい響きを出し、終盤で大胆にウルフまで使う!」って感じで。

 私に言わせれば、「勝負和音」=「切り札」なんです。本当、「綺麗なだけの音楽」なんてつまらないと思うのですよ。長い曲であればあるほど。周りの人は「古典派音楽」=「綺麗なだけの音楽」って思っている人が多い(殆どな?)のですが、私はそうは思わない。
 古典派のソルのギター・エチュードでも実証されちゃったじゃないですか。曲の後半に勝負和音をもって来るのは常套手段であることが。

 もしこの時代の鍵盤楽器音楽が「綺麗なだけの音楽」であるのなら、もうそれは「ギター音楽」『以下』の「退屈な音楽」ってレッテル貼られちゃいかねませんよ。REIKOさんのみならず、ROMされてる読者の皆さん、それでも良いんですか?(爆)

>スカルラッティはもっと派手に(笑)動かす曲もありますね。
 そうそう、スカルラッティといえば、K296ヘ長調の音律が良く分からないのですが、これ何か良いアプローチ方法ないですかね?
 この曲、2部形式の前半でヘ短調(♭4つ)に同主調転調した後、エンハーモニック的に♯5つ(!)のロ長調(和音はF♯)に5小節だけ転調して、さらに♯無しイ短調に転調して前半を終える、というもので、既に前半部から「勝負和音」が出てる感じがするんですよね(汗)。(後半は調号の変更はないのですが、A♭やB♭mの和音使ったりしてます。)
 なので、この曲の場合は、既に前半に切り札を出してしまって、「後半勝負和音」という形式さえ打ち破っている印象を受けます。

>>ベートーヴェンのVnソナタで用いた音律
>うわ~!?一生懸命理屈?を並べてミーントーンだと言ってますが、大丈夫なんでしょうかこの論文・・・人ごとながら心配ですが。
・・・私も未だ深く読んでないのですが、ざっと読んだ限りでは「鍵盤楽器側の事情」が考慮されていない感があって、そっちの方が心配になりました(笑)。

 いわゆる前古典派や古典派の初期のVnソナタのタイトルって、例えば「オブリガードVn付きのクラヴィーアソナタ」とかそんな感じの「あくまで主役は鍵盤楽器だよ!」って主張がされているじゃないですか。だから音律の主導権はあくまで鍵盤楽器側にあったし、タイトルがもっと大人しく(?)なった後でも(鍵盤楽器が「12種類」の音しか出せない以上、)それは変わらないと思うんですよね、、、なので「論文書いた方、ミーントーンであるのなら、鍵盤楽器の12音(ウルフ位置)の設定やこの音律の弱点などにも言及した上で結論出してください」とツッコミを入れたいところです。


by koten (2011-11-12 08:54) 

koten

もう少し反論(反抗?)しとこ(爆)

>もしこの曲が「ミーントーン&ウルフ移動」なら他の曲(少なくともこれと同時期やそれ以前の曲)もそうでないと変だと思いますが、もう少し網羅的に調べないうちは、・・
・・・私もそれは感じています。なので逆にREIKOさんに質問したいのは、モーツァルトが沢山作ったあの長大な(でも形式としては極めて古めかしい)「変奏曲集」もヴェルクマイスターで弾ける(美しく、しかも疲れずに弾ききれる)のでしょうか?
ということですよね(若かったので弾き切れたでしょ、とか言われると困りますけどね(汗))。
 あの変奏曲集、キラキラ星~の1曲だけがやたら有名ですが、モーツァルトは他にも13曲くらいは書いているんですよね。しかも1曲1曲の規模(変奏数)が非常に多い。バッハがゴールドベルクとイ短調変奏曲くらいしか作らなかったのと比べると、著しく対照的ですよね。
 あれをどう考えるか、誰かに頼まれて嫌々作ったのか?、、、、そうは思いたくないなぁ(汗)

 なので、先ずはソナタと変奏曲集の作曲年代を一つ一つ調べることが必要かなと感じています。


>この曲だけ「特別音律」である、という十分な根拠があるなら別ですが。
・・・記事の最初に書いたように、モーツァルト嫌いのグールドでさえ、この曲を「特別扱い」していた、というので許していただけないでしょうかね(笑)。
(平均律ピアノの最大の使い手(酷い言い方すると「最大の犠牲者」)であるグールドがモーツァルトを嫌っていた原因は、やはりどう考えても音律だろうと私は考えています。)
 だから私、この事実についてROMしてる読者様に言質(笑)取ったんですよ、この前提が崩れるとマズイので。
by koten (2011-11-12 09:46) 

koten

(もう少しフォローしとこ(汗))
>「変奏曲集」もヴェルクマイスターで弾ける(美しく、しかも疲れずに弾ききれる)のでしょうか?
・・・これ、ヴェルクマイスターで弾けるのであれば、もう少し有名になっても&CDが出ていても良さそうなのにな、って思うのですよ。現にトップクラスのモダンのプロピアニストはヴェルクマイスター使ってますし。
で、変奏曲集は、「エネルギー供給型?音律」でないと辛いんじゃないかなと思うんですよ。

 逆にKv.333は、モーツァルトが「エネルギー供給型?音律」で弾きながら、あるいはその音律の響きをイメージしながら書いたのではないか、と想像(妄想)してます。だからこそ、譜面(音型など)にエネルギーが満ち溢れているのであり、「平均律(論外音律、イカサマ音律)のモダンピアノであっても弾き切れてしまう」という結果になるのかなと。


by koten (2011-11-12 10:03) 

koten

もう少し抵抗しよっと(爆)
(先ほどREIKOさんブログ最新記事に書き込んできた捨て?台詞)

絶対モーツァルトは(彼の頭の中から)ミーントーンを「捨てて」はいないですって(汗)。他の音律だったら弾きながらでしか作曲できない可能性高いけど、ミーントーンだったら絶対「頭の中だけ」で作曲できたはずですよ彼は。頭の中で何時でも鳴ってたはずです純正3度が。

by koten (2011-11-12 22:51) 

REIKO

この曲を、ウルフ移動したミーントーンで鳴らしてみましたが、もう第一楽章から「問題山積」で、展開部の途中あたりで「ダメだこりゃ」感になりますよ・・・(^ ^;)
音程にデコボコがありすぎ、非常に無骨な印象で、優美な曲調との間に齟齬を感じます。
随所に響きのマズい和音も入るし・・・それが出る場所がランダムなので、全体に不安定で、音楽が自然に流れないんですよ。
むしろこの曲は典型的な「ミーントーンに向いてない曲」とさえ思います。
一緒にバッハの「半音階的幻想曲とフーガ」もミーントーンで聞きましたが、(幻想曲でウルフ踏むも)こちらはピッタリというか、ミーントーンで演奏して初めて真の姿を現す・・・の良い例と感じましたが。
で、チェンバロは「音律の歪み」も表現の内でしょうが、タッチでニュアンスを付けられるピアノは、歪みはむしろ邪魔ではないかと思います。
(例えばベートーヴェンは、KBIIを歪ませる使い方は全くしていない)

>長大な(でも形式としては極めて古めかしい)「変奏曲集」
>誰かに頼まれて嫌々作ったのか
>ソナタと変奏曲集の作曲年代
>ヴェルクマイスターで弾けるのであれば、もう少し有名になっても&CDが出ていても良さそうなのに

当時、ポピュラーな旋律を主題にした変奏曲は、指の練習と楽しみを兼ねた親しみやすい音楽として鍵盤愛好家に人気で、印刷出版されることが多かったんですよ。
作曲家にとっては(ゼロから作るよりも)ラクで、収入にも結びつく「美味しい仕事」だったわけです。
おそらく愛好家側では、技術的に難しい変奏は省略するとか、好きな変奏だけ弾くなど、適当にチョイスして楽しむことも多かったのでは?と思います。
また、たくさんの中から選べるように、いくつも変奏を連ねるのが作曲家のサービスだったのかもしれません。
(変奏数が多い方が「おトク感」があり、楽譜の売れ行きが良い・・・なんてこともあったかも)
要するに「ソナタ」とは別の目的で作曲されてるので、(長すぎて)鑑賞に堪えなくても当然、アマチュアが弾く場合も、長すぎると思ったら適当に端折れば良い、それだけのことだと思います。
ヘンデルにもエチュードを兼ねた?長大な変奏曲がありますが、現在めったに録音&演奏されません。
プロが作品の出来等から録音する曲を「選ぶ」のは当然で(くだらない曲を録音すると、自分の評価にもかかわる)、モーツァルトの変奏曲があまり好まれないのも、仕方ないと思います。

★変奏曲の作曲年代は幼少期の2曲、初期の2曲以外は、ピアノソナタを作曲していた頃と併行しています。
で、調性が一定で転調も少ない「変奏曲」は、ソナタと違ってミーントーン(系)だ・・・というのは、考え方としてはアリと思います。

>基本構造はWMだけど、狭い5度はミーントーン5度(笑)で、どこかにスキスマを散らした音律

全く仰る通りです♪大正解!\(^ ^*)
以前こちらでコメントした「まだ電子チューナーが普及してなかった頃、日本の古楽界?で『だいさん』の名で使われていた、KBIIIから調律替えで作れるヴェルクマイスターもどき音律」でバッチリOKですよ。
私も真性ヴェルク~よりこちらの方が好きですが、この音律には「正式名称」がないし(ヴェルク~第二技法ともわずかに違う)、電子ピアノのプリセットにも無いので、現実的には「ヴェルクマイスターで」と言うしかないな、と思ってるだけです。
1/4P.C.はダメでも、1/4S.C.ならガマンできるんですよね?(笑)

>(スカルラッティの)K531
>これで決まりの可能性高いですよね

スカルラッティは大部分2曲の「ペア」なので(この説を受け入れるとして)、片割れのK530(やはりホ長調)も「同じ音律」でクリアしないと変・・・と考えていますので、まだまだ。
なお、二曲しか無い嬰ヘ長調のペアK318とK319は、メチャクチャ調号の変化があるも、F##-Dウルフ!でクリア(してると私は思う)ですが、ここまで遠くに動かすのは「例外」と思います。
やはり後半に入って少し・・・のあたりで相当ヤバくなるが、ギリギリ持ちこたえて、その後は「さっきのは何だったの?」的に美しく持ち直す所が共通していますね。

>K296ヘ長調

それは先日3冊買ってきた楽譜には載ってなかったので、これからIMSLP見てきます。
(ロンゴ版でも、まあ分かるものは分かるので)

>セイシャス/ソレール

セイシャスのウルフは通常位置か、As型又はDis型で大丈夫そうなので、ひょっとしてAsやDisが使える分割鍵盤環境だった可能性もあります。
ソレールはあんまし好きじゃないんですよね・・・(^ ^;)
「18Cイベリア3S」の中では、セイシャスが断然好きです♪
by REIKO (2011-11-13 18:56) 

koten

REIKOさん、追コメおおきにです。( *´∇`)_旦~~お茶どうぞ

>(この説を受け入れるとして)
・・スカルラッティって、ヘンデルとオルガン・チェンバロで競い合ってから親友になったじゃないですか。で、その時或いはそれ以後に「調律替えの技法」を知った(つまりヘンデルから教えてもらった或いはスカルラッティがヘンデルの楽譜を分析した)可能性がありますよね。なので、ヘンデルと初めて会った時期と、それ以後に作られたスカルラッティのソナタの時期が分かると面白い(「この説」の信憑性が高まる可能性大)ですよね。
 
 先ほど嬰へ長調ソナタのペア(K.318とK.319のペア)を【旧型】の(笑)電子チェンバロbyウルフ・テレポーテーションMT(B基準、F♯♯-D間ウルフ)で弾いて確認してみたのですが、、、凄いですね、お見事ですよ(大祝!!)
 K.319の後半12,13小節目(73,74小節目)にGD和音が4連発で出るのでどうかと思ったのですが、(少なくとも電子チェンバロでは)殆ど気になりませんね(びっくり!)、、、思わず笑っちゃいましたよ(笑)、、これ、どう考えても「偶然」ではないですよね・・・凄いなぁスカルラッティ、「和声の魔術師」ですねこれは。

 しかしあれですよね、『上の人』の殆どは、バロック以後の鍵盤(独奏)曲では、調律替えは「あり得ない」的に思っている人多いんじゃないですかね(汗)、、、だって、【新型】の電子チェンバロでは調律替え機能取っ払っちゃったくらいだし(笑)、古楽関係本とか音律関係本やサイトでも、この手の話は全く読んだことも聞いたこともないですし。

(まとめ:結局、「論外音律」に気を遣い過ぎるから、こういうことになっちゃうんじゃないですかねぇ・・・あまり音楽の「実体」に沿わないことを続けていると、社会の歪みが大きくなりすぎるので、そろそろいい加減にして欲しいと思う今日この頃の私です。)

by koten (2011-11-13 20:28) 

koten

(続き)
 モーツァルト音律論争?(笑)については、REIKOさんブログの方の
>でもモーツァルトは「長三度より五度優先」は確かだと思いますよ。
>つまり「ピアノは五度優先」ってことですね。
の言葉の力(言霊)が強大そうに感じるので、ひとまず沈黙しますわ(汗)。

 モーツァルトの変奏曲集については概ね同意ですね(あからさまに格下扱いですものね。。ただ、これがミーンントーン(系)であるのなら、いつかチャレンジしてみたい気もしてます。)

 ヴェルクマイスターもどきの音律の点で合致できたのはハッピー(笑)でしたね。

 あと、やっぱりハイドンも調べてみる必要あるかなと思いました。ハイドンもミーントーン寄りのイメージがあるし、キルンベルガーの影響大と言われているので、実際どうなのか、とか。それと、初期のピアノは弦の太さも打鍵のシステムもチェンバロに近かったし、モーツァルトも初期ピアノの頃は「音をマメに切るタッチ」(←チェンバロ時代のタッチ)を使っていた、との説(言い伝え?)があるので、その辺も研究したい・・・ってなると、やっぱり古楽器手に入れないと厳しいですね(ああため息)。

(まとめ:皆さま、いい加減そろそろ本格的に「脱・平均律」社会を目指しましょうよ~~!!!(爆))
by koten (2011-11-13 20:50) 

REIKO

>ヘンデルから教えてもらった或いはスカルラッティがヘンデルの楽譜を分析した

あ、いえ二人のミーントーンの使い方は全然違うので、関係ない可能性の方が高いと思います。
(又は、スカルラッティはヘンデルのやり方を「バカ」と思ったか)
ヘンデルは、記譜の音を全て用意するようにウルフを動かし、異名音混用の場合は「兼用音」まで作らないとダメですが、スカルラッティは異名音で「代用」しても壊れない(どころか、代用で低すぎたり高すぎる音を効果的に使いさえしている)んですよ。
つまりスカルラッティの場合は、ウルフ移動よりも「代用」がポイントなんです。
教科書的には、ミーントーンは完全に異名異音、代用できないのが建前で、ヘンデルは全くその通りの優等生的(又はオボッチャマ的)書き方なのに、スカル親父(笑)はそんな常識を全く超越しています。
少なくとも、今まで調べた限りではそうです・・・彼はとんでもない不良オヤジですよ!

同音連打と斬新な不協和音で有名なK141(ニ短調)は、通常ウルフ位置のまま「D#・E♭」「G#・A♭」「C#・D♭」の混用を、それぞれE♭・G#・C#で代用、何の破綻もないです。
(記譜は調性面から全く正しいので、文字通り「代用」)
しかもウルフ五度も踏んでるのに、全く気づかないオマケつき・・・!
この「代用」はセイシャスも同様なので(というか、彼の方で先に気づいた)、むしろポルトガル時代のセイシャスとの関係を疑った方がいいかと思います。
(セイシャスの方が19も年下だが、鍵盤音楽の作曲家としては彼の方が先輩?なので、スカルがセイシャスから「学んだ」とも考えられる)

>K296ヘ長調

これ、すっごく長い曲じゃないですかぁ・・・(^ ^;)
(打ち込むの面倒・・・笑)
で、通常ウルフ位置だとダメなんでしょうか?
楽譜見て無理そうでも、行ける場合がありますよ。
それでダメなら、(調号から推察して)どっちかに1つ動かす程度じゃないでしょうか?

>調律替えは「あり得ない」的に思っている人多いんじゃないですかね

スカルのK519(ヘ短調)は、ウルフを1つ動かしてAs型にしただけでクリアできました。
短調部分がほの暗く少し歪んで始まり、途中で♭音にナチュラルが付いて少しずつ歪みが減少、最後は美しいハ長調で明るく締める・・・という展開です。
不等分律(スカルを弾く場合、かなり「均す」)のが普通)では、各部分の対比が曖昧で、ハ長調もたいして綺麗にならないです。
ヘンな不等分律に調律するよりも、ウルフ1つ動かす方がずっと簡単で効果的だと気づくべきですね。
以前買ったスカルのCDを聴き直したら、みんな響きが汚いです・・・!

>ハイドンも調べてみる必要あるかなと

私もまだハイドンはちょっとしか調べてませんが、ツイッター情報によると、ハイドンはヴェルク~よりもキルンベルガー1・2の方が「良かった」そうです。
ちなみに「モツ&ヴェルク」は、気持ちよくて止まらない~♪だったとか。
ハイドンの鍵盤初期作品は、強弱記号が無く(つまりチェンバロ作曲?)、途中から強弱が書かれるようになったので、その時点からはピアノだと思われます。
チェンバロはミーントーン系、ピアノはキルンベルガー・・・なんて可能性もあるかもですね。
by REIKO (2011-11-16 23:23) 

koten

REIKOさん、コメントありがとうございます。■Dヾ(_⌒*)))),,,,,,,♪.

>スカルラッティは異名音で「代用」しても壊れない
>常識を全く超越
>代用で低すぎたり高すぎる音を効果的に使いさえしている
>ウルフ移動よりも「代用」がポイント
>K141(ニ短調)は、通常ウルフ位置のまま「D#・E♭」「G#・A♭」「C#・D♭」の混用を、それぞれE♭・G#・C#で代用、何の破綻もない
>スカルがセイシャスから「学んだ」とも

・・・凄いですねこれ、音律素行調査(笑)記事をもの凄っっっく期待してます!
 それにしても、何て奥深いんでしょう、音律の世界!!
 論外音率(←律?)「オンリー」の世界に堕落してしまった現代の芸術音楽が今や完全に行き場を失ってしまっている(一般大衆から完全に「見放されている」)のに対して、かつてのミーントーンの時代には、音高修正(設定)の工夫の仕方、それに伴う作曲の仕方が千差万別で、「あらゆる工夫」が試されていて、それがまた実に「個性」として曲中に活かされているんですよね。本当、素晴らしいですよ。あぁ、チェンバロ音楽最高!(うっとり笑)

>ヘンな不等分律に調律するよりも、ウルフ1つ動かす方がずっと簡単で効果的だと気づくべき
・・・なるほど。。。とすると最後は結局あの(調律替えできない)「新型電子○ェンバロ」批判の話題に行き(逝き?)着く訳ですよ(爆)。

>ツイッター情報によると、ハイドンはヴェルク~よりもキルンベルガー1・2の方が「良かった」
・・・やはりそうですよね。なので、「ケレタート本」は、全体的には凄く正しいこと書いてあると思うんだけどなぁ。。。ケレタートの名著「音律について」、私、あれだけの本はそうそう無いと思うのですが、同業者で批判する人もいるので「何故?」って感じです。批判するのであれば、「あれを超える著書(名著)」を出して欲しいですよ、本当。

(ひそひそ・・・音律業界って、何か「重箱の隅をつつく人」が多いような感じしますよね(汗)。同業者同士で不毛な「重箱隅」議論して足を引っ張り合うより、まずは「早く脱・平均率(←律?)化社会にしようぜ!」って同意を求めて叫ぶ方がよっぽど重要だし、そっちの方が「社会的に価値ある行為」だと思うのですが。)


雑感: 想像(妄想?)ですが、ミーントーンの時代の音楽社会は、「上の人」と「下の人」がもっと『一体』だったと思うんですよね。今の時代って、上と下がバラバラじゃないですか。それって結局あの「論外音率(←律)」のidea(イデア)、構造、思想(←悪意)etc・・「そのもの」なんですよね。総じて、『「社会的音律」がその(時代の)社会の姿を象徴している』ってのは言い過ぎでしょうかね・・。

by koten (2011-11-17 17:40) 

REIKO

>音律素行調査(笑)記事をもの凄っっっく期待してます

どぞどぞ↓↓↓♪ K141とK545の音源をアップしました。
http://handel.at.webry.info/201111/article_3.html

楽譜の、「代用してる音」に印をつけて聴くと、面白い&よく分かりますよ。
ミーントーンはウルフの所で音の連続が途切れているので、厳密には五度圏「サークル図」で書くのは間違いで、モノサシみたいな直線で表すとかの方が正しいと思うんですよ。
でもスカルラッティはミーントーンを、不等分律のようにCirculateな音律として使っているのが革新的と思います。
これは一種の「掟破り」というか、500曲を越えるソナタはミーントーンの大実験場、「ミーントーン使い倒し」の軌跡なのかもしれません。
K545の、ウルフを挟んだ音同士で丁々発止のやり取りをする箇所は、穏健な?不等分律が真っ青になるような「調性感」で、しかも崩壊スレスレで留まるのが絶妙ですね。
これは最後期のソナタですが、もう「手だれ」の感がありました。(笑)

>、「あらゆる工夫」が試されていて、それがまた実に「個性」として曲中に活かされている

全くその通りです。
「この曲は◆◆調だから、この音律では長三度が広くてダメ」などと表面だけで決めつけずに、もっと曲の書き方を仔細に調べたり、まず弾いてみてあらゆる可能性を探るべきと思います。
ウルフを1つ動かすだけで、見違えるように良くなる曲だって多いのに!
by REIKO (2011-11-19 22:14) 

koten

REIKOさん、追コメおおきにです。

お、記事UPですか、素晴らしい! 後ほど読ませていただきますね。
前に書いていただいたK141は電子チェンバロで試してみましたが、確かに行けてますね。
一方、へ短調曲のK.519もAs型で試してみて、後半は納得ですが、前半の「D♭」音があの音程(つまりC♯代用)&響きで良いのか?というのは若干疑問が残りましたね。「D♭」音まで作っちゃうと、後半のC♯音のところで破綻するってことでしょうか?(当方未確認)。

>モノサシみたいな直線で表すとかの方が正しい
>スカルラッティはミーントーンを、不等分律のようにCirculateな音律として使っているのが革新的
・・・おおぉ!「モノサシ」説は良く分からないけど(汗)、何かこれも記事にしていただけると嬉しい、っていうか、論文発表できそうな視点&ネタじゃないですか、これ(感心)。

>ミーントーンの大実験場、「ミーントーン使い倒し」の軌跡なのかもしれません。
・・・「なのかも」を排除するために(笑)、しばらくはスカルの音律素行(笑)調査に没頭する必要ありそうですね(爆)

>穏健な?不等分律が真っ青になるような「調性感」
・・・あははは、REIKOさん、このブログの入園(爆)時にはミーントーンには「調性(格)感」はない、それは不均等音律の時代からだって豪語(笑)されてましたよね。本当、奥深いですね音律の世界。


まとめ・・・音律研究、最高~!!!!  このブログを真面目に読んで勉強すれば、「ノーベル賞」への途も開かれる!?(爆)

by koten (2011-11-20 08:37) 

REIKO

>「D♭」音まで作っちゃうと、後半のC♯音のところで破綻するってことでしょうか

「破綻」までは行きませんが、それまで安定してるのに、突然ハズレ気味の音が鳴るので、「唐突感」があるんですよね。
でも好みで「こちらを取る」のもアリと思います。
いずれにしても、Allegro assai なので、「速く」演奏するのがコツです。
遅いと不正音程が目立つので。
(この曲はいずれ記事にしますね)

で、K519 はヘ長調のK518と「ペア」とされていますが、後者はdis型にしないと苦しいので、ウルフ位置が違います。
今の所、同名調のペアは同じウルフ位置でクリアしてますが、平行調のは(理屈からいっても)難しいと思います。
つまり、音律面から言うと、平行調のペアは本当に「ペア」なのか?という疑問が出ますね。

>ミーントーンには「調性(格)感」はない、それは不均等音律の時代からだって豪語

だってスカルラッティのミーントーンの使い方は、文字通り「想定外」なんですものぉ・・・!(爆)
ミーントーンは「異名異音」「転調に制限」など、その辺に普通に書いてある解説を、全部書き換えなきゃダメって感じですよ。
#調から♭調へ突然調号が変わるところなんか、「ミーントーンは異名異音」の常識にあえて挑んでいるとしか思えないです。
これでどうして崩壊しないのか、そのカラクリが私も良く分からないです・・・ドメニコ・マジックだわいな。
by REIKO (2011-11-21 23:12) 

koten

REIKOさん、追コメおおきにです。 ((( ^_^)且~~ ササ、お茶

>Allegro assai なので、「速く」演奏するのがコツ
>遅いと不正音程が目立つ
・・そうか、なるほど。不正音程を誤魔化すために速く弾く&Allegro assaiの速度記号が付けられているってことですか。いやぁ速度記号も「音律(調律法)」との関係で付けられているって、本当、もの凄い世界ですね、音律ワールド(笑)。
 調律法は「単なるスパイス」どころか、「根っこの根っこ」ですよね、もう「地中数十メートル」って感じの(爆)。

>平行調のペアは本当に「ペア」なのか?
・・・カークパトリックもペア曲編纂に関して「想定音律」まで考慮していない可能性大ですよね。なので、今後、再編纂の必要性ありってことかもしれませんね。再編纂の提案論文まで書けばノーベル賞ものかも(笑)。


>スカルラッティのミーントーンの使い方は、文字通り「想定外」
>ミーントーンは「異名異音」「転調に制限」など、その辺に普通に書いてある解説を、全部書き換えなきゃダメ
・・・故スコット・ロスがインタビューで「私は徹底的にオーセンティックであろうとは思わない、なぜなら今後どうなって行くか全く分からないからだ」というようなことを述べていたのを思い出しました。
 古楽研究が進む度に次々に思いもしなかった新たな発見がされますよね、、、そのことが良く分かっていたんですねスコット・ロスも。

(ひそひそ・・陰謀論「信者」(爆)の私に言わせれば、やっぱり「陰謀」なんですよね、ミーントーンの解説が「異常」なほどの消極的記載が多いのも。だって全部書いたら論外音律の「存在価値がない」ことバレちゃいますもん(爆)。首謀者の「ラスボス」は音律論、ピッチ論ひっくるめて「全部知っている」と思うんですよね。それどころか「色彩論」だって結構な情報隠ししていると思いますよ(色彩論も「凄い世界」みたいですしね)。 ともあれ、こうやって大げさにギャーギャー喚いていれば(笑)、その内wikiなどの解説記載も「自然に」変わって行くでしょうから(爆)、この調子で頑張りましょう。この世は「言った者勝ち」、「実行した者勝ち」なんですよね、本っっ当に(しみじみ)。)

by koten (2011-11-22 12:59) 

koten

モーツァルトのイ短調ソナタについて音律(中全音律vs平均率)とともに考察したサイトを発見しました。これは実筆譜も掲載されていて素晴らしくハイレベルな記事ですね!

http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-fef5.html
ただ、「調律がどのようであろうとも、美しく響く」と結論付けられておりますが、
私、「ピリス」のピアノの調律は絶対平均率ではないと思うんですよね(汗)、、、ピリスは常々調律の大切さを述べてますし、ピリスのシューベルト(生)演奏をNHKで実際に聴いたときもそう感じたので、まず平均率では調律しないはずだと思っているのですが、事実は如何に?

 それはともかく、上記情報では、バルト・ファン・オールト(BRILIANT 93025/7)のCDは、モーツァルトのピアノソナタを中全音律+フォルテピアノで演奏しているということですよね。
 オールトのモーツァルトCD、これで間違いなさそうですね。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88-%E9%8D%B5%E7%9B%A4%E6%A5%BD%E6%9B%B2%E4%BD%9C%E5%93%81%E5%85%A8%E9%9B%86-Mozart-Complete-Keyboard/dp/B000EMSPVU/ref=sr_1_7?ie=UTF8&qid=1321946831&sr=8-7


by koten (2011-11-22 17:22) 

REIKO

>速度記号も「音律(調律法)」との関係で付けられている

スカルラッティのソナタは「速い」のが多いですが、不正音程カバーと絶対関係あると思います。
それから、「ウルフ長三度」は誤魔化せないので、「代用」は短調部分が断然多いようなんです。
スカルラッティで、長調の曲でもすぐに短調と行ったり来たりするのは、それが理由の1つかと。
少なくとも鍵盤音楽の場合、音律は「全ての根底」にあると言っても過言じゃないですよ。

>平行調

あ、これ間違いました、「同名の長・短調」ペアですね。
割合としては少ないですが、それなりに数はありますね。
「ペア」自体に反論している学者もいるようなので、気にしすぎるのもどうかな?とは思っています。

★K.84(ハ短調)をアップしました↓↓↓
http://handel.at.webry.info/201111/article_4.html
ミーントーンの「長六度」の美しさが良く生きてる曲と思います。

>モーツァルトのイ短調ソナタ

音源を聴きましたが、フォルテピアノの方、全然中全音律じゃないですよ~?
少なくとも1/4S.C.ではあり得ません・・・1/5も違います。
1/6かそれ以上ですね。
(1/4でないならば、それを銘記して「中全音律」と書かないと、誤解の元ですよね・・・CDの表記はどうなってるのでしょうかね?)
提示部だけでも「D#・E♭」「G#・A♭」が混在してますが、1/4ならはっきりと、どちらかの音が高すぎor低すぎになります。
仮にスカルラッティのように「代用」が効くように書かれていたとしても、楽譜見ながら聴いていれば、それが分かります。
でも全然分かりません・・・相当「均した」音律だと思います。
この曲は、1/4の場合、ウルフ三分割ミーントーンで兼用音を作れば「まあ可」のレベルです。
それでも展開部はヨレヨレなので「調性感」とか言って誤魔化す?しかなく、ちょっと苦しいですね。

でもこの全集は、Hungarotonの方よりも演奏は良い感じですね。
ランペのモーツァルト鍵盤全集は(一部しかCD持ってませんが)、ハ長調曲はKBIIIがメインで、その他は名前を聞いたことない音律を使っています。
検索しても、音律の詳細がわかりません・・・

>「ピリス」のピアノ

確かに平均律・・・だとしたら、それにしては「マシ」に聴こえますね。
この曲は、ヴェルクマイスターだとA-E純正が効いてて、特に冒頭部分が鮮烈!で良いんですが・・・。
by REIKO (2011-11-22 23:15) 

koten

REIKOさん、追こめサンクスです。 (((( *´∇`)_旦~~お茶どうぞ

>スカルラッティのソナタは「速い」のが多いですが、不正音程カバーと絶対関係ある
>「ウルフ長三度」は誤魔化せないので、「代用」は短調部分が断然多い
>長調の曲でもすぐに短調と行ったり来たりするのは、それが理由の1つ
・・・おぉ、これはまた新たな説が!
 そう言えば、不正音程がある場合に速度を速くする必要がある、というのは、論外音率(律?)での演奏時が正にそうなりますよね。これ、ベートーベンも指摘していますし。

ベートーベン:(ヴィルトゥオーソの「徒競走」の軽薄さに対する批判として)「指の滑らかな動きによってこうした人々からは知性と感覚が流れ去ってしまうのである。しかし平均律の音程の単純さは、時折、肉体的な限界まで能力を競うテンポの決定に重大な影響を及ぼしたに違いない」(ケレタート本、下巻、第160頁)
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2011-01-10
・・・・これ、逆に言うと、ベートーベンの時代でも12ETで弾く人が結構いたってことかしら(?)、、或いは、「~に違いない」って言っているので、ベートーベンが12ETで演奏したらこうなる、ということを単に想像(妄想?)しているだけか・・。

>少なくとも鍵盤音楽の場合、音律は「全ての根底」にあると言っても過言じゃない
・・・おおおぉ、遂に深淵なる境地に達しましたねREIKOさん(祝!)

>★K.84(ハ短調)をアップしました↓↓↓
・・・音源聴かせていただきました。余裕があったら後ほどレス書きたいです(すみません、これからちょっと群馬の「スネークセンター」に子供を連れて行くんですよ(爆))

>モーツァルトのイ短調ソナタ
・・・本件了解です。判別ありがとうございました。

>1/4でないならば、それを銘記して「中全音律」と書かないと、誤解の元
・・・激同です(笑)

>ランペのモーツァルト鍵盤全集
>その他は名前を聞いたことない音律
・・・あああ、その名前知りたいです(笑)。

 あと、そうだそうだ(笑)。仮にモーツァルトの想定音律が「ヴェルクマイスター(第1技法第3法)」だとすると、この音律は調号の多い曲でも使える(むしろそっち用?な)ので、モーツァルトは裏の調での作曲の「触手」を刺激されなかったのか? という問題がありますよね、、、裏の調(特に、ウルフの呪縛から解かれた変イ長調)まで(さらには割とポピュラーな「ホ長調」など)まで作曲の触手を伸ばさなかったのは「単なる慣習」の問題だったのか?、などの問題ですね、、おそらくミーントーン信者(笑)からこれを突っ込まれる可能性大なので、反論(?)の用意しておいた方が良いかもしれませんね(汗)。

by koten (2011-11-23 08:47) 

REIKO

>(((( *´∇`)_旦~~お茶どうぞ

~~旦_(*´∇`*)こりゃどうも・・・(/◎\)ゴクゴクッ
↑↑↑そういえばいつもお茶いただいてばっかりで、飲んでる所見せてない(笑)ので、飲んでみました。

>その名前知りたいです

コッソリ?教えると⇒「Georg Marcus Stein 1785」
年号が入ってるってことは、当時の文献か何かあるんでしょうね。

>裏の調での作曲の「触手」を刺激されなかったのか?

いきなり「裏」で書き始めなくても、曲中では転調して裏にチョロチョロ出入りしてますね。(笑)
k330第二楽章でのヘ短調部分とか。
意外と目に付く「C♭」音は、変ト長調(又は変ホ短調)になっている証拠ですし。
ただ一般的に言って「長調」は、長三度が広い「裏」では書きにくいと思います。
(和音を強打すると汚くなるので)
ベートーヴェンで分かるように、短調の方が音律の無理な使い方に耐えるようです。
スカルラッティのミーントーンの使い方も同様です。
従って、長調の多いモーツァルトは、あまり無理な音律の使い方はしていない・・・ということになります。
(長調が好きだから、オモテ中心に音律を使ったとも言える)
まあ、裏に本格進出する前に寿命が尽きた・・・というのが真相かもしれませんが。

>スコット・ロス

彼のスカルラッティ録音は、ヴェルクかKBIIIみたいな音律で、イ長調になるともう、A-C#がかなりハズレてジュルジュル言ってますね。(笑)
嬰ヘ長調曲は終始音痴になっています。
一方、ピエール・アンタイは相当均してるみたいで、ほとんど調による違いが聴き取れません。
彼はCDのインタビュー風解説で、スカルラッティは(晩年)平均律を使ったと思う・・・と言っていますが ──── アンタイ君、それはゼッタイ違うわヨ♪

★スカルラッティのK519の記事をアップしました
http://handel.at.webry.info/201111/article_5.html

ウルフ位置は2通りの可能性があると気づき、聴き比べできるようにしてあります。
次回は衝撃の!K264(ホ長調)と決めてますが、楽譜を見たらどこにウルフを回そうとも、ゼッタイにミーントーンでは「無理」と思えるこの曲、イケちゃったんですねぇ・・・♪
もうこれで100%シッポをつかみましたよ。\(^ ^*)

>「陰謀」

500曲以上もあるスカルラッティのソナタの自筆譜が一切残っていないことが「謎」とされていますが、きっと自筆譜にはミーントーンで作曲した証拠(例えばウルフの位置)などのメモがあり、「18世紀半ばになってもミーントーンを使っていた作曲家がいたのでは音律史上マズい」と思った平均律(ウェル・テンパー)推進派が、収拾&廃棄したのでは・・・などと真面目に考えてしまいますね。
by REIKO (2011-11-26 00:52) 

koten

REIKOさん、コメントありがとうございます。
 お茶飲みパフォーマンス(笑)Goodjobです!
 では今日はお食事でも(爆)・・ウィンナー&イカ焼き&魚串焼きです~♪
~~~ヾ( * ̄▽)_  ―⊂ZZZ⊃, ―<コ:彡-, ―>゚))))彡-.

>「Georg Marcus Stein 1785」
Stein(シュタイン?)って、あのフォルテピアノ製作者のシュタインでしょうかね・・
wikiにも一応載ってますが、独語&音律情報なしですね(残念)。
http://de.wikipedia.org/wiki/Georg_Marcus_Stein

>長調の多いモーツァルトは、あまり無理な音律の使い方はしていない
・・・なるほど、これは結構説得力がありますね。
>裏に本格進出する前に寿命が尽きた
・・・晩年はKBに傾倒したハイドンも短調わずか&変イ長調止まり(?)みたいですしね。バッハのような「全調制覇」は重要ではなかった、或いは、先人が既に達成したので、目新しさがなく作曲家のモチベーションが上がらなかった、ってこともあり得ますかね。

>スコット・ロス
彼の「ヘンデル」録音CDも、第1番から「結構(響きが)ずれている」感が漂ってますね(汗)・・なので、今は全く聴いてないです。スカルラッティCDも、最近は専らベルダーの方を聴いてます。テンポも響きもアーティキュレーションも、ベルダー版の方が「ゆったり」していて落ち着く(ないし癒される)感じがしますね。本当、ベルダーってどういう音律使っているのやら(笑)

>ピエール・アンタイ
・・・12ETで「安泰」しちゃったってオチですか(爆)

>スカルラッティは(晩年)平均律を使ったと思う・・・と言って
・・・12ETの響きに「洗脳」されちゃったか、某超巨大財閥の圧力で「無理矢理言わされている」かのどちらかですね(笑)

>★スカルラッティのK519の記事
・・・音源聴かせていただきました。その2も捨てがたいので、どうコメントしようか迷っているところです(笑)。

>もうこれで100%シッポをつかみました
・・・いやあ頼もしい、流石は名探偵REIKOさん(祝!)。

>自筆譜にはミーントーンで作曲した証拠(例えばウルフの位置)などのメモ
・・・これ凄い考えられますよね。

>「陰謀」
>平均律(ウェル・テンパー)推進派
>収拾&廃棄
 「隠蔽」なら未だ許される余地がありますが、「廃棄・焼き捨て・焚書」レベルになると最早『犯罪』ですよね。法律的に云々じゃなくて、芸術家の魂を冒涜していますよ。
 陰謀の首謀者(ラスボス)である超巨大財閥が音楽芸術についても如何に悪行をしてきたか(特に「音律関係」情報の悪行の詳細)について「聖書の暗号」で調べたいところですね・・・名探偵REIKOさん、この際「聖書の暗号」にも触手を伸ばしませんか?(笑)



by koten (2011-11-26 09:03) 

koten

しかしアレですよね。この調子でいけば、その内ブログタイトルが『陰謀論大好き!』になる日も近いですよね(爆)。
by koten (2011-11-26 09:38) 

koten

陰謀論といえば、「人工地震」関係で、このサイトとか便利&盛り上がってますよね。
http://www.k-net.bosai.go.jp/k-net/quake/
自然地震ではあり得ない波形が目白押しという専らの噂


by koten (2011-11-26 11:05) 

koten

あと、陰謀論に興味ある方は、例えば「マスコミ」の逆文字の「ミコスマ」で検索すると面白いサイトに出会えます。

日本の国、一体どうなっちゃうんでしょうね・・?

 私としては、今はこうやって「自分に出来ることを精一杯実行し、発信して行くしかない」、というスタンスでいます。読者の皆さまはいかがですか?
by koten (2011-11-27 22:30) 

REIKO

>wikiにも一応載ってますが

あ、ドイツのwikiにありましたか、これは気づきませんでした。
翻訳サイトで英語に直して読みました。
(日本語に直すとアーパーにしかならないが、独⇒英なら結構使える)

>あのフォルテピアノ製作者のシュタインでしょうかね

従兄弟がヨハン・アンドレアス・シュタインとありますが、フォルテピアノの人はどっちになるんでしょうかね?
(こういう名前のドイツの人ってたくさんいて、ゴッチャになりますよね)
まあ要するに鍵盤楽器制作一門の人ですね。
ひょっとして著書等ではなく、製作したオルガンから音律が分かったのかもしれませんね。
現物が残っているか、又は当時の設計資料があるなど。

excite.翻訳が、ドイツ語のGeschlehitを誤訳して、「・・・whose predecessors from sex were active with the organ-construction to sex.」ってなったので、最初大笑いしました。
日本語でも同様、これじゃまるで変態一族・・・!(爆)
by REIKO (2011-11-28 01:31) 

REIKO

あ、すみません間違いました・・・「Geschlehit」じゃなくて「Geschlecht」ですね。
ドイツ語って子音が多くて苦手・・・○| ̄|_
by REIKO (2011-11-28 01:35) 

koten

REIKOさん、コメントありがとうございます。

>まあ要するに鍵盤楽器制作一門の人
・・・そんな感じですよね。この手の情報は、ogawa_jさんが詳しそうですが、あの方は今どうしていらっしゃることやら。
by koten (2011-11-28 18:19) 

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