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週刊(習慣?)音律マガジン第13号-古典調律とは?&ミーントーンと「作曲」 [ボーカロイド(初音ミク等)の古典音律化]

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 今回は、古典調律を勉強すると「具体的にどういう風に良くなって行くのか?」について記事に(別名:自己ノルマ設定(汗))しようかと思ったのですが、、、、ううん、何からどう書いたら良いのか分かりませんねこれは(汗)。いっそ議題だけここで設定して、あとは「常連さん」のコメント待ち&カフェ・スキスマで会話という手もありますかね(爆)。

 いやいや、冗談はさておいて(←でも「それもアリ」ですよね(笑))、私の場合、一言でいうと、「人生がどんどん楽しくワクワクしたものになって行く」って感じなのですが、これだと少し抽象的ですかね。
 平均律時代には「抑圧されていた何か」が、古典調律を学ぶことによって「徐々に解放されていく」、「生命力が徐々にupしてくる」というところですかね、これでも抽象的ですね(汗)。

 性格が、平均律時代よりも明るくなって、より「開放的になる」、「楽天的になる」などは言えるかなと思います。平均律御法度&古典調律「専」(笑)の古楽演奏者の方たちは、大体そんな雰囲気なのではないでしょうか。例えばチェンバロの師匠の長久先生のブログアドレスを下記に引用しますが、
http://blogs.yahoo.co.jp/mamepansu
ね、凄いでしょ?(爆)。 

ちなみに私の記事が書かれたこともあります(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/mamepansu/22755975.html

 いわゆる能力(脳力)開発との関係でも、古典調律は重要なキーポイントになるのではないかと思います。純正な和音感覚や音程感覚が体に染み付いてくると「頭が整理される」みたいな、そんな感じでしょうかね。
 あーーー駄目だ(爆)、うだうだ抽象論を書いても盛り上がりに欠けますね(笑)、なので具体例いきましょう。

 私は音楽の形式の中でも特に「フーガ」が好きで、これを作曲できるようになりたい、とずーーーーーーーーーーーーーーと前から思っていたのですが、先日よーーーーーーうやく1曲完結(←「完成」ではなく「完結」)させることができました。と言っても音大生が修練する所謂4声の「学習フーガ」ではなく、簡単な2声の「フゲッタ」というレベルですが、それでも、以前は「それすらも出来なかった」のです(泣)。主題提示と応答までは出来るのですが、その後が続かないために完成させることができない「体たらく」状態がずっと続いてました。
 その後、ミーントーンを数年間学んだ結果、2声の曲の場合、「3度音程や6度音程を中心に組み立て」て行けば良いのではないか? と考えるようになりました。そうすることによって「ミーントーンの長所を活かす」ことができるからです。平均律時代の私では、こういう発想は浮かばなかったと思います。(ぼそぼそ・・・・さらには、「ミーントーン体験」をしていない現代の作曲家は?(笑))
 
 その結果出来た曲がこれです。良い機会なので初音ミクに歌ってもらうことにしました(笑)。
 曲の形式は『「大きな栗の木の下で」の主題によるフゲッタ』です。主題はイギリスの古い民謡のようですが、歌詞を付ける際に所謂「著作権」問題が良くわからなかったので(日本語詞:1番-不詳、2・3番-阪田寛夫)、大事をとって?「大栗さんと木下さん」という風に替え歌にしました(爆)。

ではどうぞ!


これは「2声」の曲です。音律さえ良ければ「2声でも十分曲になる」といえるのではないでしょうか?

その他、スペック?は、
音律:ミーントーン(ノーマル)
使用調律ソフト:「はちゅ~ん」
http://vocaloid.pizzica.to/
歌手:初音ミク(VOCALOID2)
歌詞(作詞)&作曲:koten (20, Feb, 2011)
歌の(仮)タイトル:「大栗さんと木下さん」

 ま、今日はこんな感じでしょうかね・・。
 バッハの替え歌を次々に作ってますので、近日中に続けてupしますね。

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コメント 7

Enrique

これはまたオリジナリティ溢れるフーガです。3度のハモリがたまりませんね。
何事も基礎が大事ですから,段階踏んで行けば3声もいけるのでは。
やはり,フーガは形式(としてしまっていいのかどうか)の中では特別で,ソナタなどと比べても宇宙が違う感じです。私もフーガの演奏のためには,自分で作れる位にならないといかんとか思いながら,全く手つかず状態です。
私のミーントーンギター,再調整しましたので,また聞いてみてください。
by Enrique (2011-02-20 09:43) 

Cecilia

傑作ですね~。
ミクちゃんの声がかわゆいです♪
楽しませていただきました。

by Cecilia (2011-02-20 10:58) 

koten

Enriqueさん、Ceciliaさん、ミューズたちの憩いの場「カフェ・スキスマ」にご来店ありがとうございます。

 寒いのでお茶とみかんでも・・・┏━┓←コタツもあります(笑)
( ^-^)o旦(:゚::) ~~ どぞ ♪
 ( ^-^)o旦(:゚::) ~~ どぞ ♪

Enriqueさん
>3度のハモリがたまりませんね。
 そうでしょうそうでしょう(笑)
>段階踏んで行けば3声もいけるのでは。
 そうですね、ここはフックスの「グラナド・アド・パルナッスム」でも読みますかね(汗)。キルンベルガーの「純正作曲の技法」はいきなり4声から入っているみたいですが、前者は2声からだんだん声部を増やしていく指南をしているらしいです。ただ、いずれにしても作曲理論の本はどうも「純正律」を前提としている感があり、可成り厳格な規則で縛られるので、そんなの読まずに単に「音律の長所や特徴を引き出す」方向で自由に作っていった方が手っ取り早いし「自分も楽しい」のではないか、と思ったりもします。
 ちなみに「3声」の曲となると、「3和音(各種「展開形」含む)を「当てはめ」ながら」作っていくことになるでしょうから、出来れば5度も純正な音律を使いたいところですよね・・とするとやはりKBⅡとかⅠの登場ですよね。

>フーガは形式(としてしまっていいのかどうか)の中では特別で,ソナタなどと比べても宇宙が違う感じです。私もフーガの演奏のためには,自分で作れる位にならないといかんとか思いながら,全く手つかず状態です。
・・・そうですよね、私にとってもフーガは「特別」、「別格」、「大宇宙」、「最高峰」、「至高」、「究極」、「別世界」、、、、「(言い尽くせないが)とにかくもう最高!(笑)」ってところですね。ミーントーンにハマルと、自然に曲作りたくなると思いますよ(予言させていただきます(笑))

>私のミーントーンギター,再調整しましたので,また聞いてみてください。
 早速聴かせて&コメントさせていただきました。いやあ素晴らしい!!! グッドジョブですEnriqueさん!! 次回からは遠慮されずにUrlも張っちゃってください(笑)。

by koten (2011-02-20 13:04) 

koten

ピンポンパンポーン!(以下アナウンス嬢Mさん(ミク)の声)

 読者の皆様(笑)、Enriqueさんの「ミーントーンギター」のグッドジョブ演奏があるサイトは下記です。
http://classical-guitar.blog.so-net.ne.jp/2011-02-13

 また、現在REIKOさんが、KBⅡとベートーヴェンの特集記事を絶賛連載中です。
http://handel.at.webry.info/201102/article_1.html
http://handel.at.webry.info/201102/article_2.html

by koten (2011-02-20 13:10) 

koten

(イカン、書き忘れた(爆))
Ceciliaさん

>傑作ですね~。
ありがとうございます! 苦節○年でようやくこの段階って感じですが(汗)。

>ミクちゃんの声がかわゆいです♪
そうですよね、今までは聴き取りやすくするためにパラメータをいじっていたのですが、素のままでも十分聴き取れる感じですよね。
それと、音域が可成り広いのにも感心しますね、低音部になると流石に「パワー不足&歌詞が聴き取りにくい」と感じましたので、今回は低音パートの方だけ少し大きい音量にバランス調整しました。

上下2声とも歌わせてますが、低音側左より、高音側右よりに配置したので、イヤホンで聴いた方が歌詞を判別しやすいかと思います。

低音側に木下さんの台詞が入っていて、大栗さんは、ずっと木の上で隠れていたが最後に木から落ちて気を失う、というオチですので(笑)。


by koten (2011-02-20 13:20) 

REIKO

すごい~~~~~!(^o^)/~~♪
いきなり多声音楽で作曲する人っているんですね、信じられないけど良く出来ています~~!!
(私は全然こういうの作ったことがないです・・・たぶん「無理」な気が)
特に後半の、半音階進行になるあたりがツボですね。
ミクちゃんの声だと、お堅いイメージのポリフォニーも、親しみやすくていいですね。
いろんな使い方があるんだな・・・やっぱ「初音ミク」はDTMの革命児だったのか!!
by REIKO (2011-02-21 03:04) 

koten

REIKOさん、いらっしゃいませ。
 (*^o^)/C□~~ コーヒーです~

>すごい~~~~~!(^o^)/~~♪
>いきなり多声音楽で作曲する人っているんですね、信じられないけど良く出来ています~~!!
 どうもどうも~ありがとうございます。 ♪(* ̄ー ̄)v
 実際、苦節○○(←一桁増えてる)年ですからね。ミーントーンの力を借りてようやくここまで来れたという感じです。

>(私は全然こういうの作ったことがないです・・・たぶん「無理」な気が)
 いや、ミーントーンの力を借りれば(おそらく誰でも)出来るはずです!(きっぱり!)
 ギター作曲家で演奏家の佐藤弘和先生にも言われたのですが、作曲は基本的に「あてはめ」の作業がメインだと思うんです。あと本文に書き忘れましたが(汗)、2声であっても「和声進行(コード付け)」を設計しておくのは重要だと感じます。ちなみに替え歌の歌詞作成はモロに「あてはめ」の世界だと思います。

>特に後半の、半音階進行になるあたりがツボですね。
・・・通ですねREIKOさん(笑)。その前のストレッタの部分は「学習フーガ」を意識して書いたのですが、ストレッタ自体が結構「妖しい雰囲気」を出す部分なので、それに輪を掛けて妖しくしたら面白いかなと思って半音階にしてみました。

>ミクちゃんの声だと、お堅いイメージのポリフォニーも、親しみやすくていいですね。
・・・まさにそうですよね(別名:激しく同意、以下「激同」(笑))。知っている人は知っていると思うのですが、何か谷山浩子さんの世界を彷彿とさせるものがありますよね(←最近の若い人だとこのネタ分からないかも(汗))

>いろんな使い方があるんだな・・・やっぱ「初音ミク」はDTMの革命児だったのか!!
 ・・本当、そう思いますね(激同)。昨日深夜にもupしてきましたので、聴いてやっていただけると嬉しいです。(詞の内容は今晩ブログに書く予定です。)
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=7155

この「楽曲分析」シリーズは、mixi内では好評&「続けてくれリクエスト」(笑)があったので、しばらく続けた方が良さそうですね・・・でもマイミクの人たち、リクエストだけして「評価」欄には入れてくれないんですよぉ(泣)・・ワンクリック押せば良いだけなのに、薄情だよなぁ(爆)。ま、「ネット社会」なんてこんなものでしょうけど(それ故に私はそれに革命を起こしたい&一昔前のパソコン通信のチャットレベルまで情報交流を盛んにさせたいという「野望」があるのですが(笑))

by koten (2011-02-21 12:32) 

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