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トビ氏さんのコメントへのレス [質疑応答]

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 トビ氏さん、コメントありがとうございます。 

 今回、トビ氏さんからのコメントに関し、当初、まずは質問(疑問点)を大別して、それから個々にコメントする形式にしようかと思ったのですが、書いている内に「これって全部過去記事に書いたことじゃん(どうも書いていてつまらん)」と感じられたので、それは止めにしました。

 以下、最近の所感を踏まえて、私の書きたいように書きます(笑)。

 この手の問題について、最も重要なことは、ウダウダ悩んでないで「まずは実践してみる」ということです。そのための知識や資料等については、このブログで(余さず)述べて来たつもりです。

 この地球世界(笑)では、頭(脳レベル)では理解しているのに、実際に行動、つまり実行、実践しない人(別名:口だけ人間)が余りにも多いんですよ。そんなことで「世界が良くなる」訳がないじゃないですか。

 今、地球世界では、戦争、自然破壊、貧困、差別、原発問題、自殺、・・・など、数え切れない程の問題を抱えています。

 「戦争」って誰が起こすものでしょうか? 私達「下の人達」が他の国の人達と殺し合いをすることを望んだから「勃発」したのでしょうか? 違いますよね。他の問題についても同様ですよね。例えば、反原発デモが幾ら盛んになっても、政府は全く聞く耳を持ちませんよね。マスコミもデモの報道を殆どしないので、反原発デモが盛んに行われている「事実」さえ知らない人が沢山いるのではないでしょうか?

 要するに、この地球(ほし)の人間世界では、社会での『極めて重要な問題』(の多く)については、「民主主義」の原理が働かない(それどころか、明らかに「邪悪な意思」が反映されている)んですよ。「何者か」によって支配されているんです。私達「一般大衆」は、謂わば「奴隷」、「家畜」扱いされている訳です。

 では、音楽社会において『極めて重要な問題』とは何でしょうか?

 そうです、もうお分かりのように、音律問題、音程問題です。12等分平均律は、和声音楽、調性音楽にとって「害悪」でしかないことは、昔から多くの音楽関係者が指摘して来ました。では、何故にそんな「害悪」が、未だに大手を振って(謂わば「メインストリート」を堂々と)歩いているのでしょうか? そもそも、何故に『大衆楽器』であるギターや鍵盤楽器は、現代では「デフォルト音律設定」が12等分平均律「にしかなされない」のでしょうか? 何故に12等分平均律は、他の古典調律との間で『自由競争』の場に置かれないのでしょうか?
 何よりもまず、この事実(社会現象)、そしてそれを画策している者の「真の意図」に「気付くこと」が重要です。

 そして、次に気付くべきことはこれです。
  戦争や原発などの大規模な社会問題については、個人レベルの行動で解決することは非常に困難である。
 それに対して、この音律問題、音程問題、特に「ギターのフレット位置」問題についてはどうでしょうか? 個人レベルの行動(つまり仮フレットの取り付け)で「少なくとも自分自身については」、完全に解決することが可能なのです。  そうして、自分自身を完全に幸せにさせた後に、その「幸せオーラw」を周囲に発散して行くことで、自然と周囲も幸せにすることができるのです。古典調律の実践とはそういうことであると私は考えています。

 最初に書きましたが、トビ氏さんの疑問点に私が直接回答しないのは、要するに、トビ氏さんに対して逆にこう質問したいがためです。
  「私の記事全部読んでない(或いは私のupした音源を聴いていない)で質問してるでしょ?(笑)」、「古典調律を実践してないでしょ?」、と。

 トビ氏さんが今回述べられた疑問点に対する回答は、以前に書いた私の記事を読めば、或いはupした音源を聴けば、自ずと分かると思うんですよ。
 
つまり、今回述べられた疑問点に対しては、概ねはその通りだと思っています(激同です。)。
 ただ、ギターのフレットの「原初的な位置」は、「楽器が最も良く鳴る位置」だったと考えられるし、それは12等分平均律の位置では『ありえない』ことだけは自信を持って言えます。また、セゴビアのギターのフレット位置は12等分律などではない、というのが専らの噂です。

>“クラシック”ギターなんでしょ??
  のところは凄く共感してます。つまり「クラシック」ないし「古典」とは、単に「古い」ってことじゃなくて、
http://eow.alc.co.jp/search?q=classic
>古典となる芸術の最高傑作、第1級作品
 ってことですよね。
 以下、某MLに投稿した内容を抜粋しますと、
----抜粋開始-------
 なので、クラシックの曲を聴いたり弾いたりして「これは凄い!」と感じられないようならば、「これは何かがオカシイ」、「何がオカシイのだろう?」と考えるべきなんです。

 で、答えは「現在の音程、音律」がオカシかった、余りにも酷かった、ってことです。
 そして、これに気付く人は結構いるのですが、気付いても直ちに「古典」調律を「実践する」人は非常に少ないんですね。その人は古典調律の「古典」の意味を分かってないんですよ。
----抜粋終了-------
 ということです。(故)玉木宏樹さんも述べられていたじゃないですか、「みんな、古典調律の重要性を余りにも軽視している」旨のことを。

 最後にアドバイスとしては、ギターの製作を製作家に相談される場合、「古楽」に理解を示している方であればスムースに話が進むと思いますね。ただ、アコギやエレキ関係ならば、外国のメーカーの方が良いかもしれないと思います。現在の日本は、ギターの音程(音律)に関して余りにも意識レベルが低いと言わざるを得ないです。

 大体こんなところでしょうか。本当、とにかくこの問題に関しては、ウダウダ悩んでいるより、まずは「実行」、「実験」、「実践」、「体験」です。そうしない限り、いつまで経っても「奴隷状態」なんですよ、、、それに早く「気付き」ましょう、ということで。


 


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悟茶

こむにちは。

以前の頻度より更新が少ないのでお忙しいことと拝察してをりましたが、久方ぶりにガツンとした"あっつい"エントリを拝読ゐたし、何かとボコボコに凹む今日この頃、エナジーのお裾分けをいただいたように感じます。多謝。

ところでトビ氏様はフルアコをお持ちとのことですが、多くの場合、フルアコはブリッジが固定されていないので前後に動かせるし、高さもアジャスタブルなので、フレットの間隔が狂っていなければ、スチール弦ギターの中では最も自分で微調整しやすいので、実際いろいろゐぢくってみると面白いと思いますたなり。
by 悟茶 (2013-07-20 17:36) 

トビ氏

koten様

ご返事、ありがとうございます。

ごめんなさい、確かに断片的にしか、読み聴いておりません・・・。掲載されている音源ですが、koten様の力量のせいもあるとは思いますが、伴奏がリズミカルになっても、メロディーに干渉することなく、とても気持ちよく聴けました。音程のズレによる、“唸り”が少ないからでしょうか?私事ですが、最近、バロック音楽にハマっておりまして、よく聴くのですが、色々な楽器が同時に音を鳴らしても、各楽器のフレーズが個別に聴き取れます。よい具合に、干渉することもなく、なおかつ融け合っている感じがとても心地よいのですが、それを彷彿とさせる音源でした。メロディーの“抜け”が心地よいですね。

セゴビアのギターの噂・・・、もし事実なら、確かに後発のギターリストは、“セゴビアトーン”を出せないはずですね・・・。そりゃ、無理だ。

>まずは、「実行」、「実験」、「実践」、「体験」
 確かに・・・、フレットの位置替えは、僕でも可能ですね。ましてや、先達の皆さんが実践してこられたデータを公表してくれているわけですから・・・。製作家の方に古典音律ギターを注文しようかと思っていましたが、やはり、自分で試してから納得のいく調律を見つけてから依頼するべきだと思いました。今、ホームセンターでは接着剤から各種資材も簡単に揃いますし。

>ギターフレットの「原初的な位置」
 僕は、12等分が自然かと思っておりましたが、ピッピと直線上に引きたがるのも人情なら、「やっぱ、こっちの位置の方が音がいいぜ、ずらしてくっつけようぜ!」って考える人もたくさんいたような気になりました。昔から膠のような接着剤もあったようなので、画一的なのは不自然ですね。

正直、チェロに転向しようかと悩んでおりましたが、やはりギターが好きな上に、ギターは豊富なレパートリーを持つ楽器なので諦めきれません。今、スカルラッティのK208に取り組んでいるのですが、さすがにチェロでは不可能ですよね。スカルラッティの曲も、ハープやチェンバロで弾かれている音源を聴くと、まったく印象が変わっていて驚きました。

どうもありがとうございました。


悟茶様

以前、音律について書かれた記事を拝見させていただきました。最近アップされたピアノのライブ、安らぎますね。

フルアコのギターですが、おっしゃる通り、色々調整できて勉強になります!敷居の高い楽器かと思ってましたが、思っていたより弾きやすく、アコースティックな感じも強いので汎用性が高そうです。弦のテンションも低く、スケールも短いので、気に入っております。

スカルラッティやサティ、ラヴェルの鍵盤曲を弾くのに、音色が合うのではないかと思って購入しましたが、知人には怪訝な顔をされました・・・。オクターブチューニングに興味を持つきっかけになり、音律に関心が向いたので、不思議な縁のあるギターなのかもしれません。
by トビ氏 (2013-07-21 15:06) 

koten

悟茶さん、こむにちは。

そうなんですよ、何か最近忙しくなって来まして,,,もっとも、主に音楽関係行事のために忙しいのですが(汗)。純正律ブログの方も更新したいのですが、これもナカナカまとまった時間が捻出できないという体たらく状態(泣)。

 そうそう、指板交換型純正律ギターの工作の方、進んでますか? 私、悟茶さんのレポを楽しみにしてますので(笑)。
by koten (2013-07-22 17:55) 

koten

トビ氏様
 追コメおおきにです。

> 音程のズレによる、“唸り”が少ないからでしょうか?
一番のポイントは、(12等分平均律よりも)「3度の和音が純正(4:5)に近いから」、つまり「3度の」唸りが少ないからです。要するに、「普通の音楽」で最も重要なのは、「3度の純正度」でして、12等分平均律は、この3度の美しさを(完膚なまでに?)「破壊」した音律なのです。

 そして、多くの古典調律では、「良く使う調の3度を出来るだけ純正(4:5.0000000)に近づける」設定とするため、「5度」はその分だけ唸る、つまり12ETよりも「濁る」のですが、3度が綺麗であるため、5度の唸り(濁り)は殆ど気にならないのです。

(参考サイト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8E
>ツァルリーノは和声学において、あらゆる音程の中で3度の音程が最も重要であると考えた最初の人物とされる。

ギターを(簡易な手作業工作で)古典調律化するための記事については、下記サイトで書いております。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2011-01-22

 その他、ブログ内検索機能でキーワードを入れれば色々ヒットすると思いますので、お試しあれ。(おおむね、基礎的な事項は初期の記事で書いてます。)


by koten (2013-07-22 17:59) 

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