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キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介 ブログトップ

(2号館に音源up)KBⅡピアノによるF・カルリ(伊)のハ長調ギター曲 [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

という訳で、今日もupしてきました。

http://meantone.seesaa.net/?1325856261



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2号館に音源up~KBⅡピアノで弾くフェルナンド・ソルのハ長調曲~ [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

というわけで、今日も音源upしてきました。

http://meantone.seesaa.net/?1325769329

本当は作品6-5のエチュード(←明らかにバッハのWTC1巻1番前奏曲を意識したと思われる曲)を演奏upしたかったのですが、長い&難しくて平日夜ではとても弾けないことが判明しました(泣)。 
次に、それに準じた曲として作品60の17を弾こうかと考えて練習したのですが、これも曲の構造を明確に示しながら弾くのはナカナカ難しいですね・・・なので、今回は作品35のエチュード(1番、2番、19番)を3曲弾きました。but、それでも結構ミスがあって脳内補完が必要かも(汗)。
 ちなみにソルの作品35の19は、ホルン音型や「ミニトレモロ」(?)とも言うべき同音反復音型が特徴的で、凄く好きな曲です。その内ギター演奏でもupしたいです(元々ギター曲なので(汗))。



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KBⅡピアノで弾くクリスマスソング [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

 折角なので、今年もクリスマス曲の演奏upをしました。

 幾つか案があって、例えば「1曲を各種音律のギターで弾き比べ演奏up!」みたいなこともしようかと思ったのですが、ちょっと今回は時間と余裕が無いですね(泣)。

 で、結局、「KBⅡピアノで簡単な(クリスマス)曲を弾く」という企画がてっとり早くできそうなので、今回はこれにしました(でもテイク5くらい録り直したけど(汗))。

 演目は「もみの木」と「アメイジング・グレース」の2曲です。
 ではどうぞ!
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=8334

 ちなみに写真中のツリーにある短冊は次男が書いたもので、「プレゼントは~が欲しい」という内容なのですが、変な字なので読めないですね(汗)。で、写真中の左側にある袋2つが子供らへのクリスマスプレゼントです。今、嫁と子供3人が嫁方の実家に行っていて、明日帰って来たら「あぁ!、ツリーの近くに何故かプレゼントが!?(驚)」という仕掛け(笑)になっている訳です。

 それでは皆様、良いクリスマスを!



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(下刻上開始?(笑))愛の周波数付きKBⅡピアノによるベートーヴェンWoO.61a [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

自己引用

>今後やりたいことの世界発信
>①せっかく家のピアノの調律がキルンベルガー第Ⅱなのだから、ハイドンやベートーベンのピアノソナタを弾いて検証してみること。

・・・という訳で、早速実行してみました(自分祝!)。
 表記ベートーヴェンの曲、非常に短いのですが、結構間違えやすくて、テイク10でこんなレベルです。
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=8243

 サイト上だと楽譜が見にくいでしょうから、再掲しておきます(クリックで拡大)。

ベートーベンWoO61a.jpg

 第8小節の頭(演奏音源18秒のところ)で一見変な響きにも感じるのですが(下がC、上がDなので、周波数比は4:9)、打鍵ミスはない(はず)です・・より自然な響きになるようにタッチを工夫する余地があるかもしれないですね。

 そんなこんなで、「KBⅡ生ピアノでのベートーヴェン演奏」、上の人がやってくれないのなら、我々下の人間が「実力行使」(笑)するしかないですね。 この曲のKBⅡ生ピアノでのネット上での演奏音源upって世界初と認定してくれないかしら(爆)。

 それでは、今回も「行動予定の世界発信」は無事達成されました、めでたし愛でたしということで。



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KBⅡピアノで弾くC.P.E.バッハその3(プロイセンソナタ第3番第2楽章)  [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

いやぁ、あっという間に12月ですね。もぅ「芸術の秋」とか言ってられない季節になってしまいました。

・・が、私の中では未だ燻っているものがあるので(笑)、昨日に引き続いて記事を書きます。

 というわけで、KBⅡ音律ピアノで弾くエマヌエルバッハ、今日はプロイセン・ソナタ第3番ホ長調の第2楽章です。例によって第1楽章の出だしの楽譜からup。
CPEバッハの楽譜_プロイセンの3番E 001.jpg
 このように、出だしは一見普通に始まるのですが、2段目をよく見ると、早くも「Gナチュラル」、「Dナチュラル」、「Cナチュラル」「Fナチュラル(←!)」などが出て来ます。後半でB♯、E♯、Fのダブル♯も出ますので、まぁ見るからにミーントーン系では無理かなと思われます。

 で、本日のお題はこの第2楽章でありまして、これは嬰ハ短調の楽章です。
CPEバッハの楽譜_プロイセンの3番E 002.jpg
 これは明らかに「トリオソナタ」風に書かれています。
 エマヌエルバッハのクラヴィーアソナタの第2楽章は、このようなトリオソナタ的書法の曲が凄く多いと感じます。想像(妄想?)ですが、エマヌエルが仕えたプロイセン王国の宮廷では、皇太子フリードリヒ(後のフリードリヒ2世)がフルート奏者だったことから、その影響でこんな感じの曲が増えたのかな、と思ってしまいますね。つまり、トリオソナタ形式にして、上の声部をフリードリヒが吹けるように作ったのかな、と。実際、エマヌエルはフルートソナタやトリオソナタも沢山作ってますしね。(さらには、旋律楽器奏者は「純正5度重視」の人が多いので、その影響でエマヌエルの鍵盤調律も「純5度重視」になったとか????)

 そんな風に考えると何だかほほえましい気もするのですが、下記wikiの記述を読むと、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8C%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F

>1768年に、フリードリヒ大王の制止を振り切り、テレマンの後任楽長としてハンブルクに転出
>(一説には、フリードリヒ大王のもとでの演奏活動に嫌気がさしたためとも伝えられる。)
・・とあり、まぁ色々あったんだろうなぁ、というところですかね。

 ただ、下記wikiの記述を読むと、実際エマヌエルは1740年から1767年まで約27年間(←!)もフリードリヒの下で活動したこと、フリードリヒ大王は作曲家でもあり音楽や芸術には非常に理解があったこと、を考慮すると、エマヌエルは「演奏活動」というよりむしろ大王の「戦争好き」の性格に嫌気がさしたのではないか?とも考えられますよね、、、実際エマヌエルがハンブルクに出ていく前は「7年戦争」をやっていたようですし。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%922%E4%B8%96_(%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%8E%8B)

とまぁ、そんなこんなで、とりあえず演奏テイク1です。
後半の楽譜も載せておきます。
CPEバッハの楽譜_プロイセンの3番E 003.jpg


・・まぁ平日帰宅後&少し飲酒状態(汗)の録音1発目にしては幾分良さげな感じがします。

 で、こういう曲の場合は、単声部を抽出あるいは2声部毎に練習すると良くなることが多いので、それもやってみました。
 最初は(ガス抜きorアク抜きならぬ)「バス抜き」です。

で、バス抜きで弾いてみると、この曲をKBⅡで弾く場合の課題点がハッキリと分かりますね、つまりここです。
CPEバッハの楽譜_プロイセンの3番E 004.jpg
写真中の2本の筆記具で示すところが(KBⅡだと11セント狭い)A-Eの5度になってます。下段の同小節中に(同じく11セント狭くなる)D-A5度もあります。これをどう弾くかは課題ですかね。

 そんなことにも気をつけてもう一度フルパートで弾いてみる私・・・
(※間違えて「弾き直し続出」の演奏をupしてしまったため一旦削除&再upしました(汗))

 しかし、いかんせん、流石に集中力が無くなって来ました(泣)。休日のシラフ状態ならば、「声部落とし弾き」の後は可成り良い演奏が出来るのですが、、、

 気を取り直して、今度は上声部を落として弾く「カラオケ弾き」(笑)もやってみました。果たしてエマヌエルもフリードリッヒの「オレも入れてくれ!」とのフルート乱入(笑)時にこんなことやってたのでしょうか?

 結構ムズイですねこれ(汗)。あと、色々弾いていく内にモダン楽器の限界も見えてきますね、、、特に低音の鳴り方がぶっきらぼうというか何というか・・・あぁやっぱり古楽器欲しいわぁ~(笑)

 で、色々やってみた上で、本日最後の録音upで最も良い演奏となるか・・but既に集中力が(泣)
(また間違えて弾き直し続出音源ファイルをupしたので編集中・・・もう少しお待ちください(汗)・・再up完了)

 ま、私の実力だとこんなものですかね(でも響きは綺麗でしょ?(笑))。

 というわけで、エマヌエルバッハ&KBⅡピアノ演奏、今日も頑張りました。偉いぞ私(爆)!

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キルンベルガー第ⅡによるC.P.E.バッハその2(プロイセンソナタ1番2楽章) [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

というわけで、昨日の続きです。

昨日の記事では、
>エマヌエルの鍵盤楽器曲では♯5つや♭6つなどの調にも挑戦しており、ミーントーン系とは考え難い
と書いた一方で、

>キルンベルガーのKBⅡ音律論が展開された「純正作曲の技法」の第Ⅰ部が出版されたのが1771年
>一方で、エマヌエル・バッハの有名な「プロシア・ソナタ集」が(それよりずっと前の)1742年、「ヴェルテンベルク・ソナタ集」も同様に1744年に出版
とも書きました。

 ですので、エマヌエルバッハ=KBⅡ音律なのか否か? がイマイチはっきりしない感もありますので、徐々に検証して行きたいと思います。

 まずは6曲からなる「プロシア・ソナタ集」の第1番の第2楽章を調べてみました。
 これはへ長調のソナタでして、第1楽章の出だしの楽譜はこんな感じです。
CPEバッハの楽譜 001.jpg

 一見フツーなので、「これならミーントーンでも全然OKでは?」とも思えるのですが、途中からA♭音が出て来て、終盤にD♭音も出ます。ただ、いわゆる「変な和音」は使っていないので、派生音の設定をどうにか工夫すればミーントーン系でも行けるのかなという気もしてます(未だ実験してません(汗))。
 問題は次の第2楽章なのです。
 じゃじゃーん!
CPEバッハの楽譜 002.jpg
 調号は無いのですが、実質はヘ短調です。D♭音のみならず、2小節目でG♭音まで登場します(汗)。
 4小節目のF7の和音が5小節目で半音上がってF♯7になるところ、7小節目の上下のG♯音が8小節目でA♭音となりエンハーモニック(異名同音)転調がなされるところなど、大胆の極みという印象を受けます。全体的には「カンタータのレシタティーボのような曲」と言えるかも知れません。

 派生音も次第にエスカレート(?)してきて、9小節目(上の写真の最後の小節)ではC♭、13小節目(下の写真の左上の小節)ではF♭まで出て来ます。
CPEバッハの楽譜 003.jpg
 で、こうなるともうミーントーンでは対処不能(別名「お手上げ」)ですよね、ということなのです(少なくとも私の頭脳レベルでは、「どのようにウルフ移動させても無理」という結論しか出ないっす(汗))。

 というわけで、キルンベルガーⅡで第2楽章を弾いてみました。テイク7でこの程度です、すみません(汗)。

 私としては「もぅこの音律でピッタリ!」という印象なのですが、いかがでしょうか?

 参考までに、3年後に出版されたヴェルテンベルク・ソナタ集での「調号多い曲」の楽譜も載せておきます。
 まずは第2番「変イ長調」の第1楽章です。
CPEバッハの楽譜 004.jpg

 同番の第2楽章は♭5つの変ニ長調ですね。
CPEバッハの楽譜 005.jpg

 第5番変ホ長調の第2楽章。♭6つの変ホ短調曲です。
CPEバッハの楽譜 006.jpg

 最後、第6番ロ短調の第2楽章は♯5つのロ長調です。
CPEバッハの楽譜 007.jpg 

 このような背景から、エマヌエル・バッハは、キルンベルガーによるKBⅡ発表の可成り前に、既に「脱・ミーントーン化」、さらにはKBⅡ(又はそれに近い音律)の「血肉化」を達成していた可能性が高いと考えられます。

 



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初めまして、キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノと申します(笑) [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

(「キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介」という新カテゴリを作りました。前回までのキルンベルガー音律一般の記事については下記の「キルンベルガー音律(第1、第2、第3) 」のカテゴリをクリックしていただければ幸いです。 m(_ _)m )
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301348436-1

---新音律ピアノからのご挨拶---------------

 わたくし、このたび「キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ」として生まれ変わりましたので、この場をお借りしてご挨拶させていただきます。

IMG_5067.jpg

 私、昨日までは「アロン中全音律ピアノ」として奮闘して参りましたが、本日、調律師の加屋野木山氏の手による2時間半以上の大手術(?)の末、午後5時過ぎに、無事キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノに変身することが出来ました。私のAのピッチは430Hzでございます。
 つきましては、調律してくださった加屋野さん、調律変更の後押しをしてくださったREIKOさん、そして応援してくださった本ブログの読者の皆様方には深く御礼申し上げます。
 これからもクラシック曲の「想定音律」の白鍵、、、もとい発見に寄与すべく頑張るぞ~とkoten君が私の蓋を閉めながら(笑)申しておりますので、今後とも何卒宜しくお願いいたします~m(_ _)m

---新音律ピアノのお披露目演奏---------------

 やはり最初はバッハのこの曲でしょうか。
 J.S.バッハ作曲:「巧みに調律された鍵盤楽器曲集」第1巻第1番ハ長調BWV846、今日は休日ということもあり、超久しぶりにフーガも弾いてみました。


 やはり主和音の3度と5度の両方が純正だと非常に良いですね。最後の和音を本当に「いつまでも弾いていたい(余韻に浸っていたい)」気分になり、最終和音から指を離す気になれなかったです(汗)。

 次もバッハです。「ゴールドベルク変奏曲ト長調BWV988」よりアリア
 昨日のミーントーンの演奏と比較すると面白いかと思います。



 次はモーツァルトの「さわり(曲の最初だけ)特集」です(汗)。


補足: 今日は時間が遅くなってしまったこともあり、弱音ペダルを使って弾いたものが多いです。ただモーツァルトをこのピアノで弾く場合、弱音ペダルが「非常に相性が良い」と感じました。

 最後、モーツァルトのハ長調ソナタの第2楽章(ト長調)です。私としては「何ら問題ない」ように感じました。



 今日の総括:
 以前のミーントーンでは「協和音と不協和音との落差の激しさに驚く」、「長3度の余りの美しさに我を忘れる」との感(いわば「没我感」?)が強かったのですが、今回のキルンベルガー第Ⅱ音律ピアノは、今日弾いた限りでは、「(没我感は以前ほどでもないが)非常に安定した音律という印象」、「(色々な曲を)安心して弾ける」との感(いわば相対的な「安心感」?)が生じました。
 一方で、このピアノでベートーヴェンを弾いた時の印象は、(REIKOさんが仰るように)一種「特別な感じ」がします。自分の中の何かが「覚醒」されるような、そんな気さえしました。ただ、ベートーヴェンの曲はどれも技術的に非常に難しいので、演奏upはいつの日になることやら・・ってところですね(汗)

 それではまた! 皆様良き3連休をお過ごしください m(_ _)m 

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