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REIKOさんへのレスその1(質疑応答、続編その3!) [質疑応答]

ーーーー要点(&執筆予定)ーーーーーーーーーーーーーーーーー

【議題3】REIKOさんからのコメントに対する回答
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-11-17

 【議題3-1(笑)】:(ハ長調が鍵盤楽器にとって特別なのは紛れもないと思うが、)では、ギターやヴァイオリンにとってハ長調はどうか?(「特別」なのか?)

 【議題3-2】:古典調律では、「捨てるところは捨てる」精神が大切ではないか。

 【議題3-3】:五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は、「同じ音律のバリエーション」ではないか?

 【議題3-4】:その他
 (ヤングD型のギター適用可能性、REIKOさん音律など)

-------------------------------------
【議題4】「ヘンデルと(戦慄の右脳改革)音楽箱」ブログでのコメント(含む質問)等に関する話題
http://handel.at.webry.info/201005/article_7.html

 【議題4-1】:私の持っているヘンデルCD

 【議題4-2】:「調子の良い鍛冶屋」を珍しい音律(キルンベルガー1)で演奏upしているサイト(ある意味、下手な録音の生チェンバロCDよりよっぽど良い音質&リアルな音源!?)
http://zoome.jp/scidlaboratory/diary/51/

 【議題4-3】:本当に「おもちゃのギター」なんですか!?
 イエス!(笑)。ただ、正確には「子供用ミニギター」でして、「おもちゃ」の定義からすると、下記投稿ギター(ミーントーンに改造した「ギタレレ」)の方がより本物(?)の「おもちゃ」です。
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=6130
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=6132

 【議題4-4(※本題)】:ヘンデルがチェンバロ曲で使用した音律についての私見

 【その他】:鍵盤楽器の音律論につき、下記(東京コレギウム)のサイトは凄いです(脱帽)。
http://tokyocollegium.blog110.fc2.com/page-2.html


---これより開幕--------------------

【koten】:皆様こんばんは。 さて、昨日の続きで議題3・・・の前に(汗)、先日Enriqueさんに添削していただき書き込んだFluteTrampさんへの回答に対して、速攻でFluteTramp氏からレスが来ました。
http://www.youtube.com/watch?v=4qNOjRNPYO0

〔まぁや〕:FluteTrampさん「ahhh naruhodo.」ですって・・・。これ、機械翻訳しても日本語にしてくれないんですけど(泣)
【イッテツ】:マーヤちゃん、それ日本語読みで良いんだって(笑)、「アァーナルホド」って言ってるんだよ。
〔まぁや〕:あっ、そうか、なるほどー、やってくれますね!FluteTrampさん(笑)

【koten】:鍵盤楽器やフレット楽器関係者だったら更に根ほり葉ほり質問される可能性あったけど、FluteTramp氏はフルート奏者らしく(?)、あっさり引き下がって(笑)くれましたね。ともあれ記念すべき「音律国際交流(笑)」第1弾でしたね、Enriqueさん始め関係者の皆様、ご協力有り難うございました。m(_ _)m

   (【イッテツ】:ひそひそ・・・外国のフレット楽器関係者から質問来ることあったら、次こそ大西さんの工房のurl貼り付けるか(爆) 【koten】:ひそひそ・・あ、良いですねそれ(笑) 〔まぁや〕:ひそひそ・・・「ちなみにこのギターのフレットレス改造したのは、世界に誇るギター製作家の大西達朗氏です。」の英訳考えておかなきゃですね(笑))
---------------------------

 と言うわけで、REIKOさんお待たせしました。議題3行きま~す!

【議題3】REIKOさんからのコメントに対する回答

 【議題3-1(笑)】:(ハ長調が鍵盤楽器にとって特別なのは紛れもないと思うが、)では、ギターやヴァイオリンにとってハ長調はどうなのか?(「特別」なのか?)
【koten】:ずばり、ハ長調はギターにとっても「特別」です(きっぱり!)。

【イッテツ】:おぉぉー、お主かなり強気だな(笑)、その根拠は?
【koten】:そうですね、どこから攻めましょうか?(笑)
  まず、殆どのギター教則本や初学者用の曲集において「導入」は、まず(とりあえず?)はハ長調の曲から開始されますよね、例えばこれ。
 (NHK「ギターを弾こう」1984年8~11月テキストより)

IMG_4844.jpg

IMG_4845.jpg

【イッテツ】:懐かしいねこれ、良くこんな古いの出てきたね(笑)。
〔まぁや〕:1984年って私まだ生まれてないです~。

 (F.カルリ(1770-1841、伊)48の前奏曲と24の作品集op114の最初)
IMG_4846.jpg

IMG_4847.jpg
【イッテツ】:なかなか珍しい楽譜だね・・・お前さん、もしかして「楽譜持ち自慢」してる?(笑)。

 (F.ソル(1778-1839、スペイン)初心者のための25の練習曲op60の最初)
IMG_4849.jpg

 (初心者用じゃないけど・・M.M.ポンセ(1882-1948、メキシコ)の24の前奏曲の第1番)
IMG_4850.jpg
【イッテツ】:分かった分かった、それだけ証拠(?)示せば十分だろうよ(汗)
【koten】:えー! これからが本番なのに(笑)・・まぁ良いです。

〔まぁや〕:ギターは分かりました。じゃあヴァイオリンの方はハ長調どうなんです?
【koten】:・・・すみません、情報不足です・・ヴァイオリンは門外漢なんで(しょんぼり)。

【イッテツ】:嘘付け~楽器持っている&教則本も2冊あるくせに!(笑)
【koten】:あっ、シーです、イッテツさん、それしーーですってば(爆)
〔まぁや〕:もう既に世界発信されてしまいましたぁ~(笑)

【koten】:いや私、Vnは正式に習ったことないんで偉そうなこと言えないんですよ(汗)。 ヴァイオリン奏者の読者がいたら(←いるのか?(笑))、教えて欲しいですよ。 ただ、私から言えるのは、「ホーマンのバイオリン教則本1」(全音楽譜出版社)を見ると確かにハ長調から始まっているのですが、「ステップ式ヴァイオリン入門1」(山岡耕筰著、音楽之友社)を見ると、イ(2番線の開放)音の音出しから始まっていて、明らかに『イ長調重視』ですね。それと、ホーマンの1では♭一つの調の曲が結構あるのに対してステップ式の1の方は、全頁中「♭音」自体が全く無いですね(驚!)。

ホーマンの1
IMG_4851.jpg

IMG_4852.jpg

ステップ式の1
IMG_4853.jpg

IMG_4854.jpg

IMG_4855.jpg
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 以下はギターのハ長調に関する補足(自分整理用&マニア用知識(笑))です。

 補足:私の考えるギター曲にとっての「ハ長調」とは?
・・・あ、ええと長くなった&REIKOさんへのレスとしてはマニアック過ぎるので(汗)、次の記事として書きますね。
                                       (続く?)
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11/23小修正:ギターのハ長調は何故に「特別」なのか?に関する補足(自分整理用&マニア用知識) [質疑応答]

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(続き行きます)

 以下はギターのハ長調に関する補足(自分整理用&マニア用知識(笑))です。

 補足:私の考えるギター曲にとっての「ハ長調(の特別性)」とは?
 ※ギターのハ長調は、3フレットまであれば、音階の構成音(ドレミファソラシ)を全て弾ける!(つまり4フレット以上を使う必要なし!⇒ポジション移動をしないで済む(祝))
 (参考:ト長調では4弦のシ(F♯)音で4フレットが出てくる。
     ニ長調では5弦のシ(C♯)音と4弦のミ(F♯)音で4フレットが出てくる。
     イ長調では6弦のシ(G♯)音、5弦のミ(C♯)音、4弦のラ(F♯)音で4フレットが出てくる。
     ホ長調では6弦のミ(G♯)音、5弦のラ(C♯)音、4弦のレ(F♯)音、2弦のシ音(D♯)音で4フレットが出てくる(以上、いずれも「移動ド」読み。)。
      ⇒つまり、♯系の曲ではことごとく、低音の音階、特に、良く使う「導音(主音を導くための音)」に4フレットが登場する(ホ長調では、「低音」の導音は4弦1フレットだが、その前のラ音が5弦4フレットな)ので、ポジション移動を要し、音階的に弾き難いのだぁぁぁ〜〜‼
  ちなみにヘ長調では4フレットを使わないが、♭系では今度は逆に「低音1フレット多用」になるがために、全体的に押さえにくくなる。(ヘ長調だとT/D/Sベース音が1(3)/3/1フレットなのに対して、ハ長調ではT/D/Sベース音が全て3フレット(最下のへ音だけ1フレット)に来る。)

 ※ギター作曲上のハ長調の最大の長所(メリット)は、低音を容易に「音階」的に構成(配置)することができること、にあると思われる。特に、左手のポジション移動をしなくても導音(シ)、属和音ベース(ソ)、下属和音ベース(ファ)を押さえられることの意義は極めて大きい。
 ⇒ひいては、(ポジション移動無しに)高音も低音も「流れる」ような構成にすることができる!
 (「音階的低音」の代表例:ジュリアーニのエチュード作品51_第1番、同Op.1第2巻の第1番、カルカッシのOp.60第6番、コストのOp.38第12番など、例を挙げればキリがない)

ジュリアーニのエチュード作品51_第1番
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=2684

ジュリアーニのOp.1第2巻の第1番(低音が「ミ→ファ→ソ→ラ→シ→ド→レ→ミ」という見事な音階(←というか「旋法」?)。 出だしが「低音ミ」から始まる点でも異色の曲といえる。)
IMG_4856.jpg
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=2992

カルカッシのOp.60第6番
IMG_4857.jpg

コストのOp.38第12番
IMG_4858.jpg

 ト長調の曲の低音もハ長調に準ずると言えるが、その他の調だとこう上手くは行かない。例えばイ長調は、T(トニック)のみならず属和音(E)も下属和音(D)もベースが開放音なのにも関わらず、導音G♯が6弦4フレットになるため、この音が使いにくくなり、作曲上工夫しないと「難曲化」する(典型例:ジュリアーニの英雄ソナタの出だし2小節目は他の音が開放音)。

ジュリアーニの英雄ソナタの出だし(2小節目の導音G♯の第1転回和音に注目!)
IMG_4859.jpg

 ⇒勢い、イ長調の曲では「低音は、開放音を主体とした構成(つまり低音が非音階的)」になりやすく、ハ長調ほど低音を「大活躍」させることが出来なくなる。
(例:コストのOp.38第14番、ソルのOp.6第12番、レニャーニの主題と変奏、カルカッシの主題と変奏、パガニーニのメヌエットなど、例を挙げればキリがない。) 上述したホ長調やニ長調(導音4フレット登場の調)についても同様のことが言える。
→ この意味からもハ長調は、「特別」な調、特別に恵まれた調といえる(キッパリ!)

コストのOp.38第14番(イ長調、低音に注目、以下同様)
IMG_4860.jpg

ソルのOp.6第12番
IMG_4861.jpg

レニャーニ作「主題と変奏」
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カルカッシの主題と変奏
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パガニーニのメヌエット
IMG_4864.jpg


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REIKOさんへのレスその2(質疑応答、続編その4!) [質疑応答]

REIKOさんへのレスその2(質疑応答、続編その4!)

ーーーー要点(&執筆予定)ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【議題3】REIKOさんからのコメントへの回答
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-11-17

 【議題3-1】:済み
 【議題3-2】:古典調律では、「捨てるところは捨てる」精神が大切ではないか。

 【議題3-3】:五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は、「同じ音律のバリエーション」ではないか?

 【議題3-4】:その他
 (ヤングD型のギター適用可能性、REIKOさん音律など)

【議題4】REIKOさんからの「ヘンデルと(戦慄の右脳改革)音楽箱」ブログでのコメント(含む質問)等に関する話題
http://handel.at.webry.info/201005/article_7.html
---------------------------
【koten】:皆様おはようございます。m(_ _)m
 今日は祝日(勤労感謝の日)ということで、のんびりゆっくりブログ記事書ける・・・かな?(汗)、、あ、駄目? 私が三男Kの子守り?、、、あははは了解了解・・・はぁぁ(溜息)。

 【議題3-2】:古典調律では、(あまり多くの調に気を配ると結局平均律化するので、)「捨てるところは捨てる」精神が大切ではないか。
【koten】:同感です。 私は試行錯誤の末、クラシックギターの古典音律(うねうねフレット)化では、「E♭-B♭の5度」を「捨て」ました。m(__)m
【イッテツ】:E♭-B♭を「純正(2:3)よりも『広い』5度」にしたんだよな確か。

【koten】:そうです、キヨさん製作「欲張りヤング」10弦ギター(+4セント)、スペイン製「キルンベルガー第3「改」」ギター(+3.5セント)、今回提案したケルナー改ギター(+4セント)のいずれも、数値の違いこそあれ、E♭-B♭の5度が広くなってます。
 このくらいの広さ、チェンバロのミーントーンのウルフ5度に比べれば全然大したことないんですが、どうもクラシックギターだと「広い5度」は目立ちますね(&大いに違和感あります)。

〔まぁや〕:どうしてクラシックギターだと「広い5度」は目立つ(大いに違和感ある)んですか?
【koten】:あーそれも今後の研究課題ですかね・・考えられるのは、クラシックギターでは、今までが「-2セント」の平均律5度が「常識」だった(それが当たり前だった、それしかなかった、それ以外考えられなかった、それ以外「ありえなかった」)ため、-2セントの僅かに狭い5度でのナイロン弦の柔らかい響きが潜在意識の奥の奥?まで植え付けられてしまって、それよりも若干狭い5度はそんなに違和感ないけど、逆に純正より「少しでも広い」5度になると、今まで全く聴いたこともない響きに(潜在意識レベルで)拒絶反応(ないしパニック)が起きるとか、そういうことじゃないかなぁ・・・あくまでも推測(妄想?)ですが。

【イッテツ】:「あくまでも推測(妄想?)」にしては、お前さん随分力説してるじゃん、滅茶苦茶長文だし(笑)。
【koten】:(原因が)そうであって欲しいという「願望」が半分入ってます(笑)。これが原因であるならば、不均等音律フレットのギターが一般に周知化してしまえば、もっと「過激に広い5度(笑)」の響きでも「そのうち慣れてしまう」可能性が高いですよね。「狭い5度」論で前にも書いたのですが、もしも原因がこれ以外の点、例えば主に「弦の材質」、「弦の少なさ」などに起因する場合は、ギターの音律設計の「自由度」が大きく制限されることになりますからね。

〔まぁや〕:そういえば、ギターの古典音律フレット化啓蒙運動(?)の黎明期では、可成り「控えめ」な音律が使われたらしいですよね。
【koten】:そのようですね。キヨさん(うねうねフレット製作の第一人者である田中清人氏)から当時の概要を少し聞いたところでは、「平均律との違いが分かる人が殆どいなかった」、「(あの)山下和仁氏ですら全く理解してもらえなかった」とか、色々と仰ってました。
 その話を聞いたこともあって、小生、今回提案の音律については、「平均律との違いを『殆どの人が分かる』音律」で世に問う(勝負する)べきだと考えたのです。なので、(欲張って綺麗な長3度を広く確保する結果として出来る)「広い5度」の採用は、ある意味必然だったのかも知れません。
 最近は古楽ブームで多くの人の「耳が肥えている」ことも追い風になって、今回の反響は凄く良かったんじゃないか(大成功の部類?)と感じてますが、それでもmixiで「平均律との違いが分からかなかった」旨の感想を述べて来た人いましたね(笑)。なので、その人には、
>古典音律ギターを理解するためには、まずは耳を鍛える(特に「長3度に対する感覚を鋭敏にする」訓練を行う)必要があるのですが、てっとり早いのはやはり「ミーントーン(中全音律)」に慣れるってことじゃないかと思います、この音律であれば誰でも違いが分かるでしょうから。
 って、ややぶっきらぼうにレスしてしまいました(すみません~(汗))。
 ぶっちゃけ、私、「ミーントーンギター」を出展してくれる人が早く現れてくれないかなぁって真面目に思っています。飛ぶように売れると思いますよ、ミーントーン(中全音律)ギター(笑)。ダブルフレットにすれば「捨てるところ」が無くなりますし。

〔まぁや〕:REIKOさんへのレス(「捨てるところ」論)という趣旨からは大分話しが脱線してきましたねって言おうとしたんですが、最後に話をそこに収拾させるわけですか(笑)
【koten】:そうです、なかなかのテクニシャンでしょ私(笑)。
(続く)
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REIKOさんへのレスその3(質疑応答、続編その5!) [質疑応答]

レスその3(質疑応答、続編その5!)

ーーーー要点(&執筆予定)ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【議題3】REIKOさんからのコメントに対する回答
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-11-17

 【議題3-1】:済み
 【議題3-2】:済み
 【議題3-3】:五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は、「同じ音律のバリエーション」ではないか?

 【議題3-4】:その他
 (ヤングD型のギター適用可能性、REIKOさん音律など)

【議題4】REIKOさんからの「ヘンデルと(戦慄の右脳改革)音楽箱」ブログでのコメント(含む質問)等に関する話題
http://handel.at.webry.info/201005/article_7.html
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 【議題3-3】:五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は、「同じ音律のバリエーション」ではないか?
【koten】:うーん、微妙ですね・・・これについて何とコメントすべきかは。
 確かに、基本的にはそうだと思います。例えばヤング音律は、(Fスタートの)ヴァロッティ音律を「Cスタート」に変更した「だけ」の音律と考えることは可能ですし、私もこれまでずっとそう考えてきました。
 一方で、そうであるがために、下記サイト(東京コレギウム)の2008.11.03付けエッセイで執筆者(野村氏ですよね・・)が嘆いていらっしゃるように、
http://tokyocollegium.blog110.fc2.com/blog-category-12.html
(引用させていただきます)
『* 別種の音律なのに「ヴァロッティ&ヤング」とひとくくりした、同書の誤認に基づくチューナー・プリセット。』
 という音律界での重大事件(?)も起きている訳ですよね。

〔まぁや〕:ええと、詳細が良く分からないので(汗)、もう少しかみ砕いて説明して下さい。
【イッテツ】:要するに、ヴァロッティ音律とヤング音律は「厳密には違う」ものなのに、平島氏の名著「ゼロ・ビートの再発見」(東京音楽社)中で大見出しで「ヴァロッティ&ヤングの音律」と記述されてしまったため(第137頁)、これが後々誤解を生んで、電子チューナー(KORG社の名機「MT-1200」)にヤング音律がそのまま「8 VALLOTTI&YOUNG」という音律名で組み込まれてしまい、ヤング音律の方ばかりが持てはやされて、音律史ではパイオニア的存在であり伝統ある「ヴァロッティ音律」の方が古楽界で長い間なおざりにされてしまった、ってことだよな?

「ゼロ・ビートの再発見」中の「ヴァロッティ&ヤングの音律」の大見出し
IMG_4865.jpg

 KORG社の名機「MT-1200」の「8 VALLOTTI&YOUNG」
IMG_4867.jpg

【koten】:いやぁ~滅茶苦茶詳しいですねイッテツさん(笑)。平島氏側のフォローをさせていただきますと、「ゼロ・ビートの再発見」の第137頁から141頁までを何回か熟読すると、「ヴァロッティ音律の方が歴史的に古いものであること」、「ヤング音律とヴァロッティ音律とは異なること」、「ヤングがCスタート」で「ヴァロッティがFスタート」であることは確かに記述されてはいるんですよね。
【イッテツ】:確かに記述されてはいるけど、「何回も読み返してようやく分かる」記述内容であり、ヤング音律→ヴァロッティ音律の順で記述されているので、どっちが先に考案されたかが分かり難い記述となっている。ヤング音律の説明が圧倒的に多くて、ヴァロッティ音律に関する説明は極くわずか、それどころかヴァロッティ音律の実態が「ヤング音律の平島修正案」として5度圏サークル図付きで強調して記述されている、つまり「記述の順序と記述の量及び質のバランスの悪さが後の誤解を招いた」ってことでしょ要するに?
【koten】:いやいや、仰る通りですかね・・流石はイッテツさん(汗)。

〔まぁや〕:なるほどぉ~。それで、KORG社の電子チューナーって、今でも「VALLOTTI&YOUNG」という音律名を使っているのですか?
【koten】:KORG社さん側のフォローをさせていただきますと(汗)、その後に発売された古典音律プリセットの電子チューナー(筆者が知る限りでは「OT-12」、「OT-120」)では、ちゃんと別の音律として区別されて2つ入ってますよ(なお「MT-1200」と「OT-12」は既に製造販売終了)。
「OT-120」におけるヴァロッティ音律(右の「VT」に注目)
IMG_4872.jpg

「OT-120」におけるヤング音律(右の「YG」に注目)
IMG_4873.jpg

〔まぁや〕:おぉ~修正されてますね(祝)、素晴らしいじゃないですか。

【koten】:ただねぇ・・・「OT-12」、「OT-120」では、「MT-1200」にプリセットされていた2つの純正律(「2 PURE(MAJOR)」と「3 PURE(MINOR)」)、さらには1セント単位で自由に音律設定できる2つのプログラマブル機能が無くなっちゃったんですよ(悲)、何とも残念です。(フォロー(笑):新たに「ケルナー」音律を入れてもらえたのは滅茶苦茶嬉しいです。グッドジョブです!)

「2 PURE(MAJOR)」と「3 PURE(MINOR)」
IMG_4870.jpg

2つのプログラマブル機能
IMG_4871.jpg

〔まぁや〕:でもそれって、今持っている「MT-1200」を後生大事に使えば良いって話じゃないんですか?
【koten】:それが聞いて下さいよ! 私の「MT-1200」、大分前に故障しちゃったんですよ(泣)。それでその当時、メーカーに修理を御願いしようとして電話したら、「既に製造終了だから修理できない」って言うんですよ。ひどいですよね、これ3万円以上したのに! メーカーは製造終了してからも何年かは部品取っておかなければならないはずなのに。故障状況も聞かず現物も見ずにいきなり門前払いですよ(号泣)、こんなのって有りますか?(怒)

(【イッテツ】:ひそひそ・・・こいつヤケに脱線話を引っ張ると思ったら、結局これが書きたかったんだな(爆) 〔まぁや〕:ひそひそ・・・なるほど、そうみたいですね(笑))

【イッテツ】:ま、電子チューナは「当たり外れ」が結構あるみたいだからな・・・ってこれじゃあ何のフォローにもなっていない?(汗)
【koten】:うぐぐぐぐ・・、、、、(←無念の涙)
(続く?)
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レスその4(質疑応答、続編その6!) [質疑応答]

レスその4(質疑応答、続編その6!)

ーーーー要点(&執筆予定)ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【議題3】REIKOさんからのコメントに対する回答
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-11-17

 【議題3-3】:五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は、「同じ音律のバリエーション」ではないか?

 【議題3-4】:その他
 (ヤングD型のギター適用可能性、REIKOさん音律など)

【議題4】REIKOさんからの「ヘンデルと(戦慄の右脳改革)音楽箱」ブログでのコメント(含む質問)等に関する話題
http://handel.at.webry.info/201005/article_7.html
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 【議題3-3】:五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は、「同じ音律のバリエーション」ではないか?<の続き>

【イッテツ】:で、お前さん、結局この問いに対する結論はどうするの。
(↓再掲(汗))
【koten】:うーん、微妙ですね・・・これについて何とコメントすべきかは。
 確かに、基本的にはそうだと思います。例えばヤング音律は、(Fスタートの)ヴァロッティ音律を「Cスタート」に変更した「だけ」の音律と考えることは可能ですし、私もこれまでずっとそう考えてきました。

(ここから別世界に分岐(笑))
【koten】:結論的に述べると、五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は「同じ音律のバリエーション」ではないか? という問いに対して、鍵盤楽器については概ね同意できますが、クラシックギターについては同意できない面が強いです。総じて、「生楽器」に対して、その楽器に適用している音律の五度圏サークル図での位置をずらすと、楽器全体の響きが大きく変わる可能性が高い、と考えられます。

〔まぁや〕:??ううん、、もう少し具体的に説明を御願いします。
【koten】:分かりやすく言うと、少なくともギターのように「弦が少ない楽器」では、五度圏サークル図の「位置ずらし」は大きな意味を持つ(楽器の鳴りや和音の響き等において顕著な違いが生じ得る)ということですね。
 具体的には、例えば「開放弦間の音程が純正か否か?」によって楽器全体の響き(鳴り方)が完全に変わってしまうと思います。クラシックギターはもともと「弦の種類を1本変えるだけでも響きが全く変わる」と言われるくらい繊細な楽器ですので。
 一例を挙げると、下の図のように、通常のヤング音律ではギターの開放弦同士の純正4(5)度音程がありませんが、これをREIKOさんが言われたヤングD型(Dスタートヤング)にすると、4弦開放音Dと3弦開放音Gとで「純正4度」(3弦開放音Gと4弦開放音のオクターブ上のD音とで「純正5度」)が形成されますので、3弦4弦間の開放音での唸りが理論上0.000・・・になりますよね。

IMG_4874.jpg

 そういう意味では、主に木材を使って製作された所謂「生」楽器の場合、五度圏サークル図での「位置ずらし」は、楽器の表面板(響板)等の「その後の成長」、ひいては「良く鳴る音(単音、和音)、良く響く調の『ベクトル』形成」に少なからず影響を与える可能性が考えられます。
 
【イッテツ】:だから、電子楽器についてはともかくとして、少なくとも「生」楽器に関して言えば、五度圏サークル図で位置をずらしてできる音律は、『「同じ音律のバリエーション」の範疇を既に超えている』ってことだよな、言いたいことは?
【koten】:そ、そうです、その通りです。

【イッテツ】:で、ついでに言っちゃうと、生楽器の表面板(響板)等の「その後の成長」や「良く鳴る音(単音、和音)、良く響く調の『ベクトル』形成」への影響を考慮すると、勿論、平均律なんてのは「論外中の論外」なんだろ?(爆)
【koten】:お、仰る通りでして(汗)。

〔まぁや〕:生楽器に「色々な音律」を体験させてあげるのと、綺麗な音律一本(例えばA=415のミーントーン)で一生(?)そのまま固定で使うのとでは、どちらが表面板(響板)等が成長しますかね?
【koten】:うーーーーーーん、それは難しい問題ですね、、、今後の研究課題かな(汗)。
【イッテツ】:(コイツ、ちょっと難問になると直ぐ「今後の研究課題」に逃げ込むよな)・・・ワシが楽器の立場だったら、色々な体験したいと思うけどな。少なくとも「ピッチ固定&平均律で死ぬまで固定」だけは絶対拒否だな(笑)。

 【議題3-4】:その他
〔まぁや〕:それで、「ヤングD型」ってギターに適用できそうですか?
【koten】:言われてみると、ヤング音律を「右側に『2つ』シフト」させる音律は全く試したことなかったですね、盲点でした(感心)。実際に図を作ってみると3弦4弦間が純正になるので、やってみる価値がありそうに思います。ただ、ハ長調(特にFの和音)が可哀想(?)な気がするので、もし私がギターで試すとしたら、GDの純正は活かしておいてC♯-G♯の-4セントをC-Gにワープ(テレポーテーション)させちゃうと思いますね(笑)。
 あと、前回書いた記事の問題点、つまりこの種の音律(1/6P.C.分割法)のパイオニア的存在はヤングでなくて「ヴァロッティ」だったことを考慮すると、本当は「ヤングD型」じゃなくて「ヴァロッティD型」って呼ぶべきなのかな、ともふと思いました。

〔まぁや〕:では、REIKOさん作の鍵盤楽器用の全調演奏音律についてのコメントを御願いします。
【koten】:図にするとこうですよね。
IMG_4877.jpg

【koten】:最初一目見たとき「レーマン的か?」とも感じたのですが、比較すると可成り違うものですね。
 平均律よりも改善した長3度:5カ所確保(レーマンは4カ所確保)
ピタゴラス3度    :F♯で発生(レーマンは無し)
 純正よりも広い5度  :C♯-G♯,E♭-B♭(レーマンはB♭-F)
C,G,Eの和音がレーマンと理論上は同じになりますが(ですよね?(汗))、生楽器への適用だと他の弦の共振などが発生するので、C,G,Eでも「似て非なる響き」になるかもしれません。
 E♭の和音の響きが気になる感がありますが、C♯-G♯-E♭-B♭-Fの5度の凹凸は独特ですよね。この「裏の調」の曲の響きを是非聞いてみたいと思いました。

〔まぁや〕:なるほどぉ・・・では最後に、【議題4】について御願いします。
【koten】:メインは「ヘンデルの使用した音律」論ですよね・・これ、凄く書きたいテーマなのですが、もう少し頭の整理が必要な気がしてきました。とりあえず議題3はこれにて締めということで。

 長文にお付き合いいただき有り難うございました。m(_ _)m

                                          (続く?)
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衝撃スクープ!(笑) 遂に可動フレットギターの動画がYouTube上で公開される!!!! [可動フレット(微分音)ギター]

【号外】 (笑)




上記の投稿者の方、他にもミートーンギターなど色々upされてます。

 さぁ日本のギター業界の方、どうされますか?(笑)
 (このままボヤっとしてると、某中国とかにも追い越されてしまうのでは?)
   ・
   ・
   ・
   ・

p.s.:名古屋のギター製作家の大西達朗さん、「うねうねフレット」改造が面倒であれば、今後はこの「可動フレット」の路線で行きませんか?(笑) フレット移動のみならず「付け足し」も自由に出来るし、ある意味「夢のギター」ですよこれ!!
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1128微修正:「話をケルナー「改」音律フレットギターに戻そうと試みる」という話 [たわごと]

【koten】:イッテツさん、ついにやりましたよ!
【イッテツ】:どうした!? あの可変フレットギター、大西さんが作ってくれるってか?

【koten】:いや、そうじゃなくて、さんざん色々なスーパーをかけずり回った末に、遂に「桃屋」の純正品をゲットしたんですって!
【イッテツ】:あ”っ!? 何の話じゃい一体?

【koten】:だ・か・ら、スーパーをかけずり回って下記のように色々買ったんですが・・・

IMG_4895.jpg

【koten】:5件目くらいで、よーーーーやく、遂にこれをゲットすることが出来たんですよ(祝)!

IMG_4893.jpg
 ・・・いやっほう!!v(^_^)y ちなみにこれ、沢山買いたくても「一人一個まで」なんですよね(汗)・・オイルショック以来じゃないですかこんな事態って(笑)


【イッテツ】:何だ、「食べるラー油」の話かよ、あほらし。ワシはてっきりギターの音律の話題かとばかり思ったよ。このブログ、「音律(古典調律)だけで勝負」するんじゃなかったの?(笑)
【koten】:いや、そうなんですけど、古典調律やっていればこのように「次々に良い事が起きる」ことを読者さんにお伝えしたくて(笑)。

【イッテツ】:古典調律実行する「だけ」で良いことが起きるんかいな?
【koten】:それだけでは難しいかも知れませんが、こうやって色々な良い物や良い情報が「少しずつ」得られるようになり、その得た物や情報を最大限活用して(←これ重要!)「好循環スパイラル」に乗れるようになると、一段ずつステップアップして行けるもの、と私は信じてます。今回のこの「桃屋純正品ゲット」も、店員さんから情報(いわば極秘の仕入れ情報(笑))を上手いこと訊き出す(引き出す)ことが出来たからこそ成功したんだし。

【イッテツ】:そんなもんかね・・・どうでも良いけど早く本題行かない?
【koten】:それなんですけど・・・前回の記事で紹介したように、可変フレットギターの世界公開もされたことだし、もう我々の役目は終わったんじゃないですかね?
   (〔まぁや〕:・・・)

【イッテツ】:もぅ、放っておいても古典調律化(非平均律化)は自動的に進むってか?
【koten】:電子チューナーも古典調律&ユーザー設定機能が充実してきたし、電子鍵盤楽器もカシオ(CASIO)さんとか頑張っている(←16種類くらいプリセットしている)し、ギターも先日記事にした通りだし・・・もぅこのブログ閉店(笑)しても大丈夫そうですよね・・・そろそろ本業の仕事も忙しくなってきたし。
   (〔まぁや〕:・・・ぶつぶつぶつ・・・)

【イッテツ】:まぁ、そうかも知れないな、ワシらもそろそろ引退しても・・
〔まぁや〕:ぐグあ”ぁ~※々&#$`¥!・αβγδεζηθικλμνωψχφυτσρποξνμλκιθηζε
δγβα!ヾ¨゜ ̄_ゝゞ仝〆∥\/$∞§★¢@〒〓∈¬∧∃⊥≡!!∇∂∬√∝‰Å♭¶‡†ξ♪♪♪♪♪♪
!♪!♪!♪


【koten】:うぉっつ! マーヤちゃんが壊れた!?(驚)
【イッテツ】:!いや、何かが「憑依」したようだぞ(愕)!
           ・
           ・
           ・

〔まぁや〕:・・・『わ・た・し・は、音楽の神、「ミューズ」である!』
【koten】:へっ? 「みゅーず」って何? ヒューズの親戚?
【イッテツ】:馬鹿、ミューズだよ、ギリシャ神話の「Muse」!・・音楽や芸術などをつかさどる女神のことだよ(下記参照)。
http://eow.alc.co.jp/muse/

    (ひそひそ・・・・( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ・・・【koten】:もしかして「Mさん」のMって、MuseのMだったってこと?(驚!)・・・いやぁ、このブログ、めちゃくちゃ「深い!」ですねイッテツさん(笑)    【イッテツ】:いや(汗)、ワシは逆に、このブログ、何だかもう「めちゃくちゃ!」、訳分かんねぇ! って感じなんだが(爆)。   【koten】:窓越しにシナリオライターが自慢気にVサイン出してますよ(笑)   【イッテツ】:奴も深夜で頭がオカシクなってるんじゃねぇの?(汗) ワシに言わせれば「Mさん」のMは「Mechakucha!」,「Mouwakewakanne」のMだよ、まさしく(笑)・・・)

〔〔Muse〕〕:お主ら~ 自分達の「初心」、「志(こころざし)」を忘れてしまったのかぁ~!!(怒)
【koten】:ひえぇ~怒らないでくださいよ(汗)、忘れた訳ではないんですが・・・だって、もう十分に役割果たしたでしょ私たち? 私的にはむしろ褒めてほしいですよ・・・「お主ら、ここまで良くやった! ヨシヨシ( *´д)/(´д`、)」って。

〔〔Muse〕〕:未だ役目は終わっておらぬ! それはお主らが一番良く分かっているじゃろうに・・・それにお主ら、「あの世に行ってから偉大な音楽家と懇意になりたい」のだろう?
【koten】:そ、それは勿論です!(きっぱり)
【イッテツ】:ワシは前にも言ったが、「あの世でモーツァルトに首を絞められる」事態だけは避けたいのじゃ!(汗)

〔〔Muse〕〕:ならば「今の世界(現世)でベストを尽くす」のじゃ! ベストを尽くす努力を辞めた者には「天からの助け」は与えられぬぞ。
【koten】:ううぅ、ごもっともで(しゅん)
【イッテツ】:この世でベストを尽くす努力を一生(死ぬまで)続けていれば、「あの世」で幸せになれるんでしょうかね?

〔〔Muse〕〕:ふふふ、さぁ~どうじゃろうな(笑)・・・だが、そんなことは私が言わなくても、お主らの心の奥底(潜在意識下)ではとうに分かっているはずじゃ。さぁぐだぐだ言っていないで、早く今日の本題に入るが良い! 質疑応答や号外の記事がしばらく続いたが、話を戻すのじゃろう?、ケルナー「改」音律フレットギターに。

【koten】:あのぅ・・・このように資料は作って用意しておいたのですが。

IMG_4903.jpg
IMG_4898.jpg
IMG_4899.jpg
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IMG_4901.jpg
IMG_4902.jpg

〔〔Muse〕〕:おおぉ! 「音律ノート」か、良いぞ良いぞ、とても良いではないか(祝)。

【koten】:いかんせん、「前置き」に時間と労力を使い過ぎてしまいましてね(爆)・・・もうとっくに時間&エネルギー切れですわ(泣)。明日は家族サービス(←おそらく「水族館」行きと思われる(汗))で朝がけっこう早いので、また次回ってことで宜しいでしょうか?(^_^;)

〔〔Muse〕〕:うぬぬぅ~ん・・・・まぁ仕方有るまい、許してやろう(笑)。
【イッテツ】:おぉ、寛大な神様で良かったな、Kotenよ。
【koten】:有り難うございますm(_ _)m  いやぁしかしなるほど・・・まさかこういう展開になるとは予想してなかったな(汗)。

〔〔Muse〕〕:それでは今日はこれでさらばじゃ! 次回を期待しているぞ・・・・ひゅいーーーん(←憑依が解除される音)・・・・・〔Muse〕、、、〔Mus〕、、、〔Mu〕、、、〔M〕、、〔まぁや〕:・・・はっ!? 私どうしたのでしょうか? 何か意識を失っていたような気がするのですが・・・。
【イッテツ】:ん、正気に戻ったか・・・うんうん、大丈夫だよ、何があったかワシが後でゆっくり説明しちゃる・・・ ヨシヨシ( *´д)/(´д`、)

                            (続く?)
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(1129補足修正版)週刊(?)音律マガジン第1号 [週刊(?)音律マガジン]

 あぁぁ、今日も一日が終わろうとしている(汗)・・って未だ1時間半あるのですが、明日の仕事の準備をしないとアカンので、ちょっと今日は厳しい感じですね(泣)。

 ちなみに今日は、家族で「葛西臨海水族館」という所に行ってきました。
 下記は、外から見た水族館の建物の写真です。
画像20101128(sun) 002.jpg

 この水族館は、下記のように「人工の海岸」の中の施設として作られたもので、東京都の4大(?)動物園の内の一つのようです(他は、上野動物公園、多摩動物公園、井の頭自然文化園)。今日ここに行ったことにより、4つ全部制覇したことになりますね(自慢)。
画像20101128(sun) 006.jpg

 下の写真は、その人工海岸で涼むmy家族の光景です。今日は天気が非常に良く&比較的暖かくて助かりました。
画像20101128(sun) 018.jpg

 せっかくなので、水族館の中も少しだけご紹介しますね。
画像20101128(sun) 043.jpg

 この海藻みたいな魚(タツノオトシゴの仲間?)は結構なインパクトありました。
画像20101128(sun) 046.jpg

 しかしまぁ、ここの水族館での一番の売り(?)は、おそらくこのシュモク鮫じゃないですかね・・大小併せて結構な数がいました。
画像20101128(sun) 082.jpg

 そんなこんなで、今日は家族サービスに徹した(?)日かと思いきや、それで終わらせないのが私の凄いところ(爆)。
 昨日の晩、CASIOの安いキーボードで「音律をユーザが(1セント単位で)自在に設定できるものがないか?」とネット検索していたところ、「WK-500」という機種のものがあったのです! この機種、平均律以外の16個の音律プリセットの他に、音律のユーザー設定が4つ(以上?)出来る優れものなのです!! 一方で、この機種、「現在は生産終了」ということで可成り安い値段(2万円弱)でネット販売されていて(驚!)、鍵盤数が多いこともあり、代引き即決で昨日の晩に注文したところ、なんと今日の夕方に届いたのです。

(・・・ひそひそ・・・【イッテツ】:上の文章の「・・設定が4つ(以上?)出来る」の「以上?」って何なのよ一体? 【koten】:要するに、4つのユーザー設定エリアをSDカードに(ファイル名を付けて)保存して、後で読み出すことも出来るんですよ。なので、正確には「ユーザーが自分で設定した音律につき、一度に使える(切り替え使用できる)のは4つまでだが、ファイル名を変えてSDカードに色々な音律を保存できる」ので、結果的にはもの凄い(無限)種類の音律を設定できることになりますよね(祝!))
画像20101128(sun) 106.jpg

というわけで、早速夜にユーザー設定です!  
画像20101128(sun) 109.jpg

上記のように、ユーザエリア1(BANK1)にはオイラー純正律を、同2にはキルンベルガー1を、同3にはキルンベルガー2を設定しておきました。サークル図の外側の赤数字はオイラー、青数字はキルンベルガー1の値で、どちらも平均律との音程差をセント値で表しています。 さて、あと一つ音律を自由に設定できるので、何にしようかな(笑)。

 昨日のギター音律の件でmixi内でコメントが来たので、コメントのやりとりの一部を抜粋してご紹介します。
>(2)から(3)で変化した「+4」と「-4」と
>(3)から(4)で変化した「-5」と「-3」が
>どんな理論値なのか

ええと、これが(2)
IMG_4900.jpg

これが(3)
IMG_4901.jpg

そしてこれが(4)ですが、
IMG_4902.jpg
 いずれも「5度の純正からの広さ或いは狭さ」のセント値です。

 で、上記(2)から(3)への変化は、要するに(2)だと「Eの和音の長3度が(♭系の)Fより1セント悪いのは、不・満・だぁ~! 許せんぞ(怒)」ってやつです(笑)。
 さらに、(3)から(4)への変化は、要するに(3)だと「Aの和音の長3度、もう少し良く出来るんじゃない?」ってことで、Aさん(笑)がC♯さんに(ムーミンのエンディングテーマ曲(爆)で)働きかけた(orナンパした?)んですよ・・・・「ねぇCisさん♪ 、こっち(←1セントこっち側)おいで」って。それで一応「ハッピーエンド」ということにさせた訳なのです。
《※ ↑ 昨日の『「おらおら、1セントこっちに寄越せよ!(爆)」という、いわば「恐喝」ですね(笑)。』は、余りにも乱暴な文章なので (^_^; (汗)、反省して書き改めました。》

  ・・・〔・・・ひそひそ・・・【イッテツ】:とするとさぁ、Aさんは♂でC♯(Cis)さんは♀って設定だよな。ナンパに失敗したとしても結局は強引に・・てことだろ?(爆)  【koten】:いやいやいやいやイッテツさん、、、、、余り深く考えるのは止めましょうよ!(爆汗) 良いじゃないですか、♂と♀は互いに引き合うように出来ている(DNAが設計されている)んだから。 【イッテツ】:AとC♯(Cis)は「お互い離れているけど引き合っている」関係か・・彦星と織姫みたいなもん? 【koten】:あぁ、そういう風に考えても面白いかも知れませんね(笑) 【イッテツ】:じゃあ、ピタゴラス(P)長3度は「緊張感ある夫婦関係(頑張って左指で音程補正する余地あり)」で、今回の音律のE♭-Gの(P+4セント=純正より26セントも広い)長3度はさしずめ「(どんなに左指で取り繕っても修復不可能な)破綻した夫婦関係」とか?(笑)  【koten】:うーん、説得力があるんだか無いんだか(汗)、もう良く分かりませんや〕

 
 というわけで、記念すべき「週刊(?)音律マガジン」第1号なのでした~。
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H23年1月30日補足:CASIO「WK-500」の音律実験報告 [古典音律機能付き電子鍵盤楽器]

今日のお題:CASIO「WK-500」の音律実験報告

〔まぁや〕:・・・はぁ、なるほど、そうだったのですか(汗)。私、「意識がどこかに持って行かれる~!(恐怖)」って思ったのですが、そのとき天上界のミューズさんが憑依したのですね。では私、その後はミューズさんと交信するための「器」になっていたってことですよね・・・。
【イッテツ】:ま、そういう事だな。こんな事、一生に一度くらいしかないだろうから、もう気にしない方が良いだろうな。
【koten】:そうそう、気にしない方が良いね・・・ということで、今日は週初めで仕事がエラク疲れたし、ブログ記事は「無し」で良いですよね。
  (〔まぁや〕:・・・)

【イッテツ】:あぁ、ワシ、今日は早く帰って一杯飲みたい気分だしな。
   (〔まぁや〕:・・・ぶつぶつぶつ・・・)

【koten】:という訳で、みなさま良い芸術の晩、、
〔まぁや〕:ぐグあ”ぁ~※々&#$`¥!・αβγδεζηθικλμνωψχφυτσρποξνμλκιθηζε
δγβα!ヾ¨゜ ̄_ゝゞ仝〆∥\/$∞§★¢@〒〓∈¬∧∃⊥≡!!∇∂∬√∝‰Å♭¶‡†ξ♪♪♪♪♪♪
!♪!♪!♪
【koten】:げげっ! マーヤちゃん、また憑依!?(驚)
【イッテツ】:また来たようだなあの人(神?)が!!
           ・
           ・
           ・

〔まぁや〕:・・・『わ・た・し・は、音楽の神、「ミューズ」!』
【イッテツ】:来たか・・・
【koten】:来ちゃいましたね(汗)・・・

〔〔Muse〕〕:お主ら、また怠けようとしているな~! そんな堕落した態度だと、私が交信しに来るぞよ~~
【koten】:なるほど、怠ける(モチベーションが下がる)と来るってことね(汗)・・・
【イッテツ】:何とも安直な設定だな・・神様ならもう少し「寛容の心」と「包容力」が欲しいよな(笑)。

〔〔Muse〕〕:ええい、文句が多いぞお主ら! せっかく天上界から降りてきたんだから、もう少し歓待できんのか?(イライラ)
【イッテツ&koten】:ははぁ~m(__)m

〔〔Muse〕〕:まぁ良いでしょう・・時間が無いので本題に行きましょうか。では読者さんからのハガキが来てますので読みます、匿名希望の「カッコ仮想」さんから質問です。

             (ひそひそ・・・・( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ・・【イッテツ】:おいおい、ラジオ番組で「匿名希望カッコ仮名」ってのは良く聴くけど、「仮想」って何だよ仮想って!?(爆)・・・実在しない人物である(=自演している)ことがバレバレじゃんかよ(汗)。   【koten】:あぁぁ! イッテツさん、言わなければ含みを持たせることができたのに(泣)・・「カッコ『架空』」ならバレバレですけど、「仮想」はギリギリのボーダーライン(笑)なんですって。現代社会では、実在しているものでも例えば「仮想メモリ」とか色々言うじゃないですか。   【イッテツ】:そもそも大体オカシイよ、このブログ(怒)。ギリシャ神話とはいえMuseって「神様」なんだろ? 何でのっけから神様が読者ハガキ読んでんだよ!?(爆)。  【koten】:まぁそれはアレですよ、このブログ「空前絶後」だから(笑)。「表現形式の限界を追求している」らしいですよ、シナリオライターさんによれば。  【イッテツ】:・・・いいけどさぁ(汗)。でもなんかさぁ、これって、音楽の規則や秩序をことごとく放棄した現代音楽の「何でもあり」の手法と同じことやってんじゃないの? 【koten】:何だかんだ言ってシナリオライターさんも平※律に毒されているのかもしれませんね(笑)。)

〔〔Muse〕〕:そこウルサイ、お黙りなさい!(ぴしっ!)
【イッテツ&koten】:ははぁ~m(__)m

    (ひそひそ・・・・( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ・・【イッテツ】:Museって音楽や芸術をつかさどる神様なんだろ? 初期設定、もうちょっとエレガントにならないものかね?(汗)   【koten】:確かに、、、、何か既にガラ※の仮面の月※先生っぽい匂いを感じますよね。)

〔〔Muse〕〕:うぉっっほん、読みますよ!・・匿名希望の「カッコ仮想(仮想)」さんから質問です。
(仮想):『昨日の「週刊(?)音律マガジン第1号」で記事にされていたCASIO「WK-500」のユーザー音律設定機能が非常~に気になるので、もう少し詳しく教えてください。』
 とのことです。
画像20101128(sun) 106.jpg

【koten】:そうですか・・・ええと、結論から言うと、本日補足したように、基本的には4つのユーザー設定エリア(BANK1から4まで)があって、この4つのエリアに異なるユーザー音律を設定登録することができます。しかもこの4つのエリアは、SDカードに(ファイル名を付けて)保存して、後で読み出すことも出来ます。なので、正確には「ユーザーが自分で設定した音律につき、一度に使える(切り替え使用できる)のは4つまでですけど、ファイル名を変えてSDカードに色々な音律を保存できます」ので、結果的にはもの凄い(無限)種類の音律を設定できることになります(祝!)。 先ほどSDカード使って実際に試したので間違いありません(きっぱり!)。

 【イッテツ】:さっきまでWK-500のユーザー音律設定をしていたんだよな?
 【koten】:そうです、結局BANK4は、オイラーの純正律の「D(ニ長調)」型を登録しました。
★★★★H23年1月30日注記(汗)★★★★★★★★★★★★★★★★★★
>・・結局BANK4は、オイラーの純正律の「D(ニ長調)」型を登録しました。
の記述につき、
 ・・結局BANK4は、「古楽の音律」で説明されている純正律の「D(ニ長調)」型を登録しました。
が正しいです。
 オイラー純正律との違いなどにつき、下記サイトをご参照ください。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-11-03
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【イッテツ】:ん? ということは、「キートランスポーズ」機能を使用しても音律(ルート音)は変わらないということかい?
 【koten】:そうです、それは先ほど確認しました。ユーザー音律の場合、「キートランスポーズ」機能を使ってもルート音は変わらかったです。ちなみにプリセット音律(←つまり超メジャーな古典調律)であればルート音を変えることができるみたいです・・・未確認ですが取説(49頁)にはそう書いてあります。ですので、プリセットされている純正律(←例の「中立音程」が発生する用途不明(?)のもの)以外の純正律でルート音を変えたい場合は、それ用のユーザー音律設定をする必要がありますね。 でもま、SDカードに登録できるので、一度登録してしまえば「一生楽」できますよ(笑)。

 【イッテツ】:じゃあ、プリセットされている曲(←100曲以上ある!)を再生した場合は? ユーザー音律で演奏してくれるの?
 【koten】:それもどうも駄目みたいですね。平均律で鳴るみたいです。プリセット音律(超メジャー古典調律)で鳴らすことが出来るか否かはまだ未確認です。

 【イッテツ】:ううむ、じゃあ、さっきまで何の音律を設定していたんだい?
 【koten】:ひ・み・つ!(笑)

〔〔Muse〕〕:ふふふ。お主、どんなに秘密にしようとも、「天上界」からは丸見えなんじゃがのう~(笑)
 【koten】:へ? 嘘でしょ? 分かるはずないでしょ(汗)

〔〔Muse〕〕: お前さん、サリナス音律(1/3コンマ中全音律)やラ・モンテ・ヤングのWell-Tuned-Pianoの音律とか登録しておったじゃろ?(笑) しかもサリナス(Salinas)音律は「sanaris」(←サナリス)って間違ったスペルで登録してただろうに。
 【koten】:あっ!! しーー!! 駄目です、ミューズさん、それシーですってば(爆)

 【イッテツ】:いやはや、何ともアレだね(汗)。まあでも、これだけ便利なキーボードならば、お前さんがR社からこっちに浮気(?)したのも分かる気がするな(笑)。

 【koten】:そうです、これで2万円弱(1万9999円、代引き手数料&送料なし)は安いですよね・・・・「だから私はCASIOに浮気した!」のです(爆)。 音律を大事にする会社さんには是非とも頑張って欲しい&応援したいです。

         (続く?)
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