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(後半完結編)純正律への覚醒論序説(主にフレット楽器奏者向け)  [純正律(Just Intonation)]

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 論旨展開の構想を色々練っている内に大分時間が空いてしまいました(汗)。
 論文調で延々と書くのも色々と疲れるので、今回はレジュメ形式で書くことにしました。

 ではいよいよ後半戦wの始まりです。皆様、読むだけでなく是非「実践」していただければと思います(くどいようですけど、私のブログって、古典調律「実践のための「資料」を提供している(にすぎない)」ってことに、早く「気付いてw」くださいね。それと、本来こういう啓蒙活動は、私のような「本業を別に持つ単なる一アマチュア」ではなく、もっと「上の人」がすべきであることを、もう少し上の人が(本当、「少し」で良いですから)自覚していただければ幸いです。)。

ステップ1:
 現在の地球世界での素直(正常)な疑問や不満感(不信感)を抱こう!
  音律の分野では?
   例:例えば2013年5月6日現在のwikiでの「純正律(以下「Jさん」)」と「ピタゴラス音律(以下「Pさん」)」との記述を比べてみる。
「Jさん」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%94%E6%AD%A3%E5%BE%8B
「Pさん」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E9%9F%B3%E5%BE%8B

   素直な感想(ある仮想少女?の心の叫び):何これ! 「Pさん」がやたら詳しく説明されているのに、「Jさん」の説明が少なすぎるじゃないのよ!?(ぷんすか!)。 大体さぁ、何故に「Pさん」については派生音(クロマチック音程)の数値まで記述(プロファイル紹介)されていて、「Jさん」については紹介されていないのよ!? 短調純正律まで理解するには最低10種類の音についての数値が紹介されていなければ駄目でしょ? これって『不公平』じゃないの!? マジむかつくぅー!

  (この理由については、「Pさん」と「Jさん」のどちらが「現在の標準音律(12ET)」の数値や性質と近いか? を考えれば分かる。 これは言い換えると、多くの人が反対している「原子力発電」に関し、これの推進者や擁護者が「何故か不当に優遇」されている「現代社会の異常性」の現れであり、このような「非常に歪んだ社会構造」に立脚するものと言える(・・・のかもしれない)。)

 ステップ2:
 できるだけ自分の頭で考えてみよう!
 上記例について、別にインターネットや書籍に載っていなくても、「Jさん」の数値は義務教育を受けた者であれば「自力で算出できる」ことに「気付く」ことが大事

 ステップ3:
 気付いたら即「実行&出力」しよう(別名「脳内完結」は駄目よw)。
  振動数比(&ギターのフレット)について:
 ドを1(0フレット)とすると、1オクターブ上のドは2(第12フレット)
                5度上のソは3/2(第7フレット)
                4度上のファは4/3(第5フレット)
                長3度のミは5/4(第4フレット)
                短3度のミ♭は6/5(第3フレット)
                               長2度(大全音)のレは9/8(第2フレット)
               (但し、小全音とする場合は10/9)
                長6度のラは5/3(第9フレット)
                長7度のシは15/8(第11フレット)

 ここで、弦長比やヘッド側端からの比率&位置は、
 弦長比=振動数比の逆数 (例えば長3度なら4/5)
 したがって弦長対ヘッド側端部との比率=1-上記逆数
              (例えば長3度なら1-4/5
                      =5/5-4/5=1/5)
  ゆえにヘッド側端からの位置=弦長×(1-上記逆数)
                              (例えば弦長650mmならば×1/5=130mm)
 という公式(重要アイテム)を使うべし。

残るは第1,第6,第8,第10フレットの4つである。
 第1フレットは「半音」であるが・・・上記wikiには
>半音(16/15)
と記述されている。つまり第1フレットは弦長×1/16の位置である。
 この半音は、12ETに近い18/17(弦長×1/18)よりも「高い」音であることが分かる。つまりこのフレット位置は、ド♯ではなく「レ♭」であることが分かる。

 この時点で勘の良い人なら「あっっ!! これって前に記事にあった『王道純正律』の値となるのでは?」ということに「気付く」。
  (ひそひそ:そして次なる推測として、『王道純正律』って実は「フレット楽器から自然発生的に出来たもの」なのでは? ということに気付く。)

 で、『王道純正律』の音律表を参照しながら、色々と比率計算をして、他のフレット位置も割り出していく。
  第6フレット⇒まずは増4音程(ファ♯=45/32)であり、弦長×13/45の位置だな
  第8フレット⇒まずは短6音程(ラ♭=8/5)であり、弦長×3/8の位置だな
  第10フレット⇒まずは短7音程(シ♭=9/5)であり、弦長×4/9の位置だな

 これを最初に用意した紙に書き込んでいく。
 ⇒再びハーモニクスを鳴らしてみる

  発見1:おぉ、『王道純正律』の第6フレットって、一見複雑な値だけど、7倍音ハーモニクスが鳴るじゃん!
  発見2:うーん、逆に第11フレットって、一見シンプルな値だけど、綺麗なハーモニクス音が出ないね。
  ⇒ここで勘の良い人なら気付く・・・この11フレット(つまり「シ」の音)では、「ハーモニクス」が上手く鳴らない⇒これってつまり、「シ」の音は「最初はなかった」のでは? ということに。

 で、このような「推測」を拡張して行くと、音律って実は「フレット楽器(特に「モノコード」)から自然発生的に「純正律」が生まれ、それがそもそもの始まりなのでは?」、「だって人の声や管楽器では、正確な音程を出す(さらには「維持する(安定させる)、再現する(何度でも繰り返す)」)ことが難しいでしょ?」、「鍵盤楽器だって、音程は「モノコード」から取っているよね」、「フレット楽器からではピタゴラス音律は発生(誕生)し難いのでは?」、「じゃあ今のピタゴラス音律を出発点としている音律理論って一体何なの?(⇒冒頭の不信不満のループに戻る(笑)」という路線(笑)になる訳ですね。

 最後に、王道純正律に基づくギターのフレットの写真をupいたします。
IMG_6150.jpg
(ガットフレットの「資源不足」のため貼り付けフレットがありますが悪しからずw)

 それでは、貴方が12ETの「洗脳」から目覚めることを心よりお祈りして、この記事を終えたいと思います。これでGWは終わりですが、私としては非常に充実した日々を過ごせたので、とても感謝しております。明日からも日々精進して頑張りましょう!

 


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