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(タイトル変更)古典調律「実験」シリーズその2~【里の秋】(運指ハ長調)~ [発表会対策]

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昨日の自己レス
>やはり長三度が「完全純正」であるミーントーンギターの方が(ミスが多いにも関わらず)「聴き映えがする」ように感じるのは私だけでしょうか(汗)。ま、音域が高い方が良く感じるってのもあるでしょうけど
・・えぇ、昨日書いたこれですけど、この感想って「ノートPCのスピーカー」出力で聴いた感想でして、今日改めて「イヤホン」で聴いてみると、(長三度が純正+6セントの)ヤング改ギターでも十分(というか凄く)逝ける(?)ような気がしてきました(まぁ、だからこそ今回このギターを使うことにしたのですが)。

 という訳で、このシリーズの演奏は、是非イヤホンやヘッドホンで聴いていただけると良いかも。(ちなみにMD録音してmp3に変換する際に、ノートPCスピーカー出力でも聴ける音量にするため「増幅」処理は掛けてますが、それ以外のエコーなどの処理は一切使ってません(えっへん)。)


 では、今夜は予告通り、「里の秋」です(作曲者名等は後述します)。
 この曲のギター編曲楽譜は、昨日の曲集中のもの(小胎氏編曲、ハ長調編)と平倉氏編曲のニ長調編を持っているのですが、後者はハイポジが多く可成り難しいので、前者を採用しました。小胎剛氏の編曲は、最初から最後まで「低音メロディー+高音伴奏」で歌わせるというユニークなもので、多弦ギターにも合っている(番外低音弦の特性が活きる)ように感じます。

 では(例によって未だ練習不足ですが、)本番用ヤング改の9弦仕様ギターです。番外弦の調弦は下からGCDですので、もの凄い(?)エコー効果が得られます。
 高音伴奏部を若干変えて演奏してます。

 どうでしょうか。これぞ正に「温泉気分」演奏とでもいうべきか(笑)
(補足:一方で、この曲の歌詞は「戦地の父を待つ」子供の思いが込められているんですよね。なので、最終的に「どういう雰囲気を醸し出すように弾くべきか」は、大きな課題なのかもしれません。)

 ギターでは「低音メロディー+高音伴奏」というのは良くあるパターンですが、どちらかというと「途中で挿入する」感じの編曲が多く、このように最初から最後まで低音メロディーで貫徹する編曲は珍しいですよね(ある意味「すがすがしいor男らしい?」)。

 では次。今日も「3種ギター味比べ」イベントに移りましょう。

 子供用pepeミーントーンフレットギター(2度上D調)です。後半繰り返しアリで弾いてます。

 高音伴奏部を変更して弾いた箇所がチョット変な響きなので、B♭音の所をA♯音で弾いてしまった可能性ありますね(汗)。あと、弾く側としては、後半を繰り返すと若干冗長かなって気がします。


 そしてギタレレミーントーンフレットギター(4度上F調)です。さっきの演奏で反省し、高音伴奏部を楽譜通りに、かつ繰り返し無しで弾いてみました。


 それでは今回はこのへんで。


余談:今回、日本人作曲家の作品のギター独奏編曲を色々調べているのですが、秋の季節を歌った曲が結っっっっっっっ構多いのには驚きました。
 (他にも「赤とんぼ(山田耕筰)」、「紅葉(岡野貞一)」、「七つの子(本居長世)」、「夕焼け小焼け(草川 信)」、(短調だけど)「小さい秋みつけた(中田喜直)」、(作曲者はアメリカ人だけど)「旅愁(作詞:犬童玉渓、”ふけゆく秋の夜”で始まるあの曲)」などはギター編曲されてますね。「月」を歌った数々の曲も多くは秋の曲でしょうしね。
参照サイト:
http://www.worldfolksong.com/songbook/season/autumn.html

余談2:それと、日本人作曲家の昔の名曲は結構「四七(ヨナ)抜き」メロディーが多いように感じますね。今日の「里の秋」のメロディーは、終盤で(裏拍ですが)四(ファ)の音が出てきて「完全」ヨナ抜きではないのですが、・・っって、ええとここの部分(ドレ「ファ」ミードー)です。
里の秋のメロディーの「ファ」.JPG

 でも、メロディーに七(シ)の音は使ってないし、この終盤の(裏拍の)ファを弾かなくても音楽的に(大きなorさほどの)影響が出ないところからして、この曲も「ヨナ抜きベース」で作られていると言い切ってしまって問題ないでしょう・・・多分(汗)。

余談3:なので、明日は「完全なヨナ抜きメロディー」で作られた名曲中の名曲である(なので「ヨナ抜き曲の最高傑作」とでも言うべきか)「赤とんぼ(作曲:山田耕筰)」をupしたいと思うわけです・・・明日も頑張れ私!!

【追記】:作曲者の没年を調べていたところ、今日の曲の海沼實(かいぬまみのる)氏もそうですが(1971年没)、山田耕筰氏(1965年没)も未だ没後50年経ってないんですね、これが(驚き!)。いやはや、youtubeでは多くの人が当たり前のように自演upしてるのでこれは盲点でしたわ(汗)。。しかしながら、この問題を真面目に深く考え出すとキリがない&文化的な活動が全く何も出来なくなるので、折衷案?として、「これはアクまでも古典調律の『実験』です」というスタンスで(様子見で)続けることにします。とりあえずタイトルを変えてみました。(ちなみに昨日の曲の作曲者ワークは1884年没。ただ、二次的著作物うんぬん等を考え出すとキリがない。)


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