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(補遺編)純正律に対する考察~バロックの長調曲対策~ [純正律(Just Intonation)]

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コメント欄の自己レス
>あと、ヘンデル(他)対策用の「長調純正律レ♯型」も音律表載せておきますね。

というわけで、、、うわ、就寝までもう時間ないや(汗泣)。

とりあえず音律表を貼っときますね。

これが前回提案した、F♯を22セント上げるタイプ、つまり、「F♯の位置をキルンベルガーⅠ(あるいはⅡ)と同じにしましょう」型(笑)です。
01補遺_(前提)前回提案_ハ長調純正律ping.png
ただ、バロック曲の構成音を調査すると分かるのですが、ヘンデルを筆頭にして、実際は、長調曲で同主調転調をしない曲の場合、短3度(ハ長調の場合E♭)でなく増2度(ハ長調だとD♯)の方を使う作曲家が多いんですよね。なので、こっちの音律の方が、より「現場の声(笑)」を反映しているのではないですか、ということです。ではご登場願います(笑)、どうぞ!!

0002補遺_バロック対策D♯_ハ長調純正律ping.png




前回書いたことの応用なので、数値とか記載不要ですよね?
前回同様、どうもあの(左上)シントニック・コンマも不要のような匂いがするんですよね・・。もう少し書くと、今回の音律では、左上シントニックコンマを外すと、純正5度が4つ連鎖するので、シ♭-レが(バロック時代に忌み嫌われていた)ピタゴラス長三度になってしまうのですが、実際問題としてハ長調曲でこの和音使うのかな、などと思った訳です。

 ではまた。 お休みなさい。


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コメント 8

ミタチ

はじめまして、ミタチといいます。
音律に興味がわいて少しずつ勉強し始めました。
わからないことだらけで、すぐに頭が混乱して困ります。
純正律にも色々あるようですが、本当の?純正律はどんな音律か教えていただけませんでしょうか。
すごく基本的なことだと思うのですがよくわかりません。
簡単な整数の比の音程なら、F#は7/5になるんじゃないかと思うけど、
そんな音程はどこにも出ていないし、私は見たことないです。
ダイヤトニックはどこでも同じ数値なんだけど、クロマティックはウルフを動かしたりして、勝手に都合で決めているのですかね。
そこに闇の組織のアジトがあるのかな。
by ミタチ (2012-06-19 14:41) 

REIKO

「変形例その1(D#型)」は、マッテゾンの純正律と同じですね。
(「ドデカゴン」の2番)
これは理論としてはわかるんですが、バカ広いウルフができてB♭もすごく高くなるので、実用は難しいと思います。
なのでkotenさんがおっしゃるように、B♭-Fのシントニック・コンマは無しにした方が現実的ですね。
まあ、シントニック・コンマは2つまで・・・でしょうね。
そのようにすると、ウルフは+20セントになり、F#-B♭も(広いですが)長三度として一応「使える」ことになります。
ハ長調でこういうとこ使うのかどうかは別として。
オイラーやメルセンヌ以外では、ケプラーの純正律が、「シントニック・コンマ2つと+20セントのウルフ」という構成ですけど・・・。
by REIKO (2012-06-19 19:48) 

koten

ミタチさん、はじめまして。コメントありがとうございます。( ^-^)_旦~

 ううむ、ナカナカ深い質問なので、本論記事(別名:表の世界)で回答させていただきますね。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2012-06-19
by koten (2012-06-19 21:18) 

koten

REIKOさん、コメントありがとうございます。( ^-^)_旦~

>「変形例その1(D#型)」は、マッテゾンの純正律と同じ
・・・おおぉ、本当だ。何と何と。

>バカ広いウルフができてB♭もすごく高くなる
・・・そうなんですよね、B♭が高く感じるんですよね、これも今回の新たな発見(発耳?)でした。あと、シントニックコンマの「利益」を享受できるのって、そこから左側(♭側)の4つまでの音の和音ですよね。一方、このケースでは、「利益享受者」って「B♭」だけじゃないですか(その横はウルフなので)。だから思わず、「あーこりゃあ「無駄飯食いコンマ」(笑)だな」って感じてしまったんですね。

>まあ、シントニック・コンマは2つまで・・・でしょうね。
 これに関してですが、楽譜を引っ張り出してみたところ、パーセルの師匠でジョン・ブロウという人がいるのですが、彼が作曲した組曲第4番ハ長調のクーラントでは、何とE♭の和音が使われているんですよ(E♭は低音)。 なので、もしかしたら修正ハ長調純正律(コンマ3つE♭型)も使い途あるのかも知れないです。
 これは面白くなってきました!


by koten (2012-06-19 21:34) 

koten

>組曲第4番ハ長調のクーラント
・・確認しました。F♯修正型ならOKです。後半6小節目にDmの和音が出てくるものの、DA5度ではなくAD4度ですし、しかも同時打鍵を避ける周到さです。

ちなみに第3番イ短調のクーラントでは、前半から早くもD♯音が出てきます。なのでやはりD♯型でないと破綻します。
by koten (2012-06-19 21:46) 

ミタチ

すばやい回答ありがとうございます。
ところで、「ドデカゴン」って何でしょうか?
馬鹿でかい恐竜のゴンとか??

by ミタチ (2012-06-19 22:21) 

koten

ミタチさん、追コメおおきにです。

「ドデカゴン」とは、100種以上の音律表データが載っている冊子です。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11
(上記記事のコメント欄中に、入手方法も説明しています。)

ドデカゴン作成者(調律師の加屋野さん)のブログ「紫の時代」も是非
http://kcia.moe-nifty.com/moxam/2010/01/post-d682.html


by koten (2012-06-19 23:15) 

koten

今、こちらは台風の暴風雨が凄いです。皆様の所は大丈夫ですかね・・。

 あと、今日の「ハートの贈りもの」さんの下記記事(降参・リハビリ or ソウルの抹消!―闇の勢力への最後通牒)は良いですね、励みになります。
http://blog.goo.ne.jp/narudekon/e/98e1f4b79d8b80e5c33cc0793ad0e0c7
 本当、一刻も早く、闇の勢力主導による人類の「奴隷」状態、恐怖政治、搾取システムetcが崩壊・消滅して欲しいですよ。
 
 あと、電子楽器メーカーさんは、純正律や各種古典調律で「不当な金儲け」するの辞めて欲しいですよ、全くもう(ぷんすか!)。


by koten (2012-06-19 23:18) 

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