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その4,フロベル想定音律の割り出し(重要情報満載?(笑)) [最適音律を見極める基準(仮説)]

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いやぁ、流石に木曜日は辛いっすね(泣)

(本題続き)
 メジャー作曲家、特に国際的に活躍した作曲家(フレスコバルディ等)はフランスの音律を当然知っていたと考えられる。なので、例えば、フレスコバルディの「フランス風(フランス様式による?)カンツォーニ(1645年)」は、当時のフランスの音律が適用できる可能性が考えられるが、楽譜がないため要購入か(←フレスコバルディの楽譜は結構高い(泣))。


(音律割り出しの名人?)ルセによるルイ・クープラン演奏の続編
L. Couperin - Suite en la mineur - C. Rousset
http://www.youtube.com/watch?v=DuoMpty9I2I
この組曲イ短調は、
- Prélude à l'imitation de Mr Froberger
- Allemande l'amiable
- Courante La Mignone
- Sarabande
- La Piémontoise
 とあるように、最初は「フローベルガーを模した前奏曲」となっている。フローベルガーが好んで使った同音(高速)連打(30秒台)の他に、何が真似されているのかは私的には謎だ(汗)。このルセの演奏録音が、「フローベルガーが(好んで)使った調律」だったら良いのだが、世の中そんなに甘くないかも知れない(笑)。

ちなみに、白鍵がミーントーンになるフランスの音律の
F-①-B♭(A♯)-②-E♭(D♯)-③-G♯(A♭)-④-C♯-⑤-F♯-⑥-B(H)
の6つの5度の間隔(純正5度からのズレ)は、

17世紀フランス(ルイ・クープランの頃)
ラモー(情報源は「古楽の音律(春秋社)」)
クープラン(REIKOさん割り出しによる)
の順で書くと(単位セント、Mはミーントーン5度(-5.5)、◎は純正5度)、
①+5②+5③+15.5④M⑤M⑥M
①+8②+8③-7   ④◎⑤◎⑥◎
①+5②+5③-1   ④◎⑤◎⑥◎
となる。
 つまり、フランスバロックの前期と後期とでは音律構造が大きく異なり、特に、G♯(A♭)の位置、言い換えると、ホ長調のⅠの和音(ホ短調のピカルディ終止和音)の「長3度の純正度」が全く異なっていることが分かる。

ルセの弾くフランソワ・クープラン
http://www.youtube.com/watch?v=dsMSVI6ykLg
2曲目が神秘的なヴァリケート(変ロ長調、A♭音あり)である。

 とりあえず今日はこんなところで(疲れが溜まっているので以下昼寝(笑))

 


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コメント 3

REIKO

>クープラン(REIKOさん割り出しによる)
↑↑↑この音律とほぼ同じものが、ドデカゴンによると「ラモー」となっていますね。
(27番)
で、Scala用の音律データや海外の音律データサイトによると(これらの情報源が同じである可能性も高いですが)、kotenさんのブログで「17世紀フランス」としている音律が、「クープラン(の改良ミーントーン)」となっています。
以前私が、日本のウィキペディアの記述を元にクープラン音律の五度圏を書いたら、17世紀フランスのものと同じになりましたが、どうもそれでいいようです。

ブログ記事にしそびれてますが、「バリケード」をこの音律で演奏してアップしてあります。↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=_m_pBjlC1kg

+15のプチ?ウルフがありますが、大丈夫です。
これで、バカ広い五度があるこの曲専用の音律を作って鳴らした時、なかなか崩壊しなかった理由が分かった気がしました。
D#などが出てきてダメそうなフランソワの曲を、この音律でちょっと鳴らしてみましたが、装飾音効果などもあり意外と良い感じです。
(この音律で全曲行けそう・・・と踏んでいます)
「編み物をする女たち」という曲、最後の方に「編み目がはずれた」と注意書きのある箇所は、正に「ウルフを挟んだ」音程が出てきます。
この音律でなければ、「外れた感じ」が出ないはず。
(まだ実験してませんが)
↑↑↑もっと早く気づくべきでした・・・楽譜はずっと以前から持ってたのに。

ルセのF・クープラン全集は音律も大変よい感じですが、例えばハ長調とイ長調で組曲冒頭のフツーの和音の響きが違っているため、残念ながらこのクープラン音律ではないと思います。
おそらくB-F#-C#-G#あたりはミーントーンの五度ではなく(純正?)、ウルフと言えるほどの広い五度は残ってないのでしょう。
(それでも「編み物~」の外れ加減はかなり出ていますが)
by REIKO (2012-05-10 22:27) 

koten

REIKOさん、コメントありがとうございます。
((( ^_^)且~~ ササ、お茶 でも

>ドデカゴンによると「ラモー」
>「17世紀フランス」としている音律が、「クープラン(の改良ミーントーン)」
・・何と、これは要確認ですね。
 フランスの音律は、全体的に未だ研究が遅れている印象があり、正確な数値データが纏まるのはもう少し時間がかかるかもしれないですよね。
 ただ、前のコメントで書いたように、どうもフランスの音律って他の国でも相当使われていたに違いないという「新たな疑惑」(爆)が自分の中でどうしようもなく沸々と(笑)芽生えている今日この頃な訳です。

 考えて見ると、12ET画一化(世界制覇音律化)を企てた「闇の勢力」が一般大衆に一番知られたくない音律って実はこの「フランスの音律」なんじゃないかな、って思えてならないんですよ。その位この音律は「面白い」し、完全無個性の12ETとは「全くの正反対」じゃないですか(笑)。なんて言うか、慣れていない人には「田舎くさい」とか、「何か民族音楽的」とか、そんな印象を抱かれる恐れがあるかなと。で、それこそが、12ET推進者が最も懸念したことじゃないかなと思うんですよ。でも、実際クラシック音楽、特に組曲などの舞曲は「民族音楽的」な感じが結っっ構強かったと思うんですよ。

 今までの音楽界(さらには一般社会)って、こういう視点が欠けてたと思うんです。社会にはびこる様々な「不自然な現象、事実、情報等」につき、「その原因の根本」は何なのだろう?と追求する姿勢、そして、それが分かったときに、さらに、では「○○を行った闇の勢力は、次にどのように考えて、どのような悪行を企てるだろうか?」という視点が。
 でもこういう推理ってREIKOさんのお得意な分野じゃないですか。なので音律研究のみならず、陰謀論研究の分野もREIKOさんにもの凄く向いていると思いますね(笑)。

>残念ながらこのクープラン音律ではない
・・そういえば、今回リンクしたサイトの「神秘の~」も、何だか大人しい音律だな、と感じましたね。

>最後の方に「編み目がはずれた」と注意書き
・・・この辺、フランス語読めないこともあって私も全くノーチェックですわ(汗)。私、細かいことは苦手なので、「仕上げ」段階はREIKOさんに丸投げってことで(爆)。
 何というか、音律研究って余りに面白すぎて(笑)、本業がおろそかになるのが恐い今日この頃ですよ(爆)。
by koten (2012-05-10 23:58) 

koten

余談:
「この世に陰謀なんてあるはずが無い!」と信じている方(クラシック音楽界では多いはず)は是非、

全世界反ユダヤ主義監視法

とか

全世界反ユダヤレビュー法

でググってみてください。新たな白鍵(笑)もとい発見があると思います。
(実は、この法律の条文に12ETに関する条項が今のところ無いようなので、ホっとしている私なのです。)
by koten (2012-05-11 00:19) 

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