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Mark Lindley氏の書籍紹介その2 [音律関係の書籍の紹介]

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昨日紹介しておいた古本の在庫が減っていないので驚愕してます(笑)。
・・あれ、誰も買わないのなら私が買い占めちゃおうかな(爆)

昨日の書籍につき、説明不足のようだったので(mixiのマイミクさんからも指摘が来た(汗))、少し補足しておきますね。

まず、これが表紙です。
フレットの本、ガットフレット化 005.jpg

目次はこれ。
フレットの本、ガットフレット化 006.jpg

Introduction で、最初から比率の話が出て来ます。
フレットの本 001.jpg

訳としては「例1.ヴィオールのためのガナッシの調弦チェック」ってところですかね
フレットの本 002.jpg

次のピタゴラス音律の章では、この音律が使われていた証拠(evidence)として、アテニャンの曲を取り上げています。
フレットの本 003.jpg

その次のイコールテンペラメントの章では、大全音(9:8)を、「18:17」と「17:16」の2つの半音に分割することが書かれていて、どうもここから「18/17フレッティング」というのが発生して来たような雰囲気が感じられますね(要熟読ですが)。
フレットの本 004.jpg

この本はとにかく図面が満載で、眺めているだけでも結構目の保養になりますので、ちょっとだけご紹介。
フレットの本 005.jpg

そしていよいよ我らがミーントーン(笑)の章。 ここでは、実際にこの音律が使われていた証拠として、ルイス・ミランの色々な曲を用いて検証がなされています。
フレットの本 006.jpg
 中段の「ミランの音楽は、等分律よりもミーントーンでの方がより良くきこえる(sounds better )」なる文章が読めますでしょうか?

 同章第54頁では、等分律と1/4コンマMTと1/5コンマMTと1/6コンマMTとの比較がなされています。
フレットの本 007.jpg

 同章第57頁では、ミランの楽器のチューニングについて言及されてます。
フレットの本 008.jpg

 この章の最後は、1/4コンマMTと1/5コンマMTとのフレット位置の比較ですね。
フレットの本 009.jpg

 その他、面白そうな図面等です(疲れたのでw写真だけup)
フレットの本 010.jpg


フレットの本 011.jpg

フレットの本 012.jpg

フレットの本 013.jpg

フレットの本 014.jpg

 いかがでしょうか? これだけ書いておけば触手を動かされる読者さんが一人くらいいても良さそうなものなのですが・・(汗)

 という訳で、本当に早い者勝ちですので。。。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/okbooksea.cgi?ISBN=0521246709
安い方、買う人いなければ私が買って高く転売しちゃおうかな・・(爆)


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コメント 3

Enrique

わおーっ,この本私米Amazonで25ドル程で入手しましたよ。ぼったくりですね!
フレッティング論で特に目新しいところは無いと思いますが,リュートやガンバをやる人は史料として手元にあってもいい本かも知れませんね。
by Enrique (2011-12-18 18:16) 

Enrique

ハードカバーですね。私のはペーパーバックですから安いの当然ですね。
by Enrique (2011-12-18 19:22) 

koten

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます。 ( ^-^)o旦~~ ♪

 そうですね、この本、Enriqueさんの最近のブログ記事のように、フレッティングの状態の「絵」が描いてあると非常に分かりやすくて且つインパクトがあって良かったのですが、絵があるのは「使えそうにない」純正律の変な(?)フレッティングだけですものね。ただ、2/7や2/9のミーントーンもあったというのは結構な驚きでしたね。

上記サイトで紹介した¥6,808の古本も、平成23年12月18日現在でも未だ購入者いないようですね、、、まぁ未だそんなところなんですかね、世間相場的には(汗)。

by koten (2011-12-18 22:22) 

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