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『フレットの遺言』ラストフィナーレ~さよなら19世紀うねうねヤング改、またフレッティングする日まで!~ [私のうねうねフレットギター]

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ということで、ヤング改音律によるうねうねフレット19世紀ギターファブリカトーレモデル、今回で最後です(既に発送しました)。

最後の記念?に、うねうね写真と音律表を再掲しておきます。

19cギターと1/6mt 001.jpg

19世紀Gヤング改B♭F広い音律-JPEG.JPG

 それではいよいよ最後の演奏です。
 まずは、真っ先にイ長調純正律型フレッティングギターとの響きの比較検討をすることが予想される、F.ソルの曲を弾いてみました(全てエチュード)。

 楽譜はセゴビア編のものを使いました。本当はソルの原典版の方が良いのですが(セゴビアは運指さらには音まで変えてしまっている)、原典版の方は書き込み量が少なくて音霊(≒執念(笑))が宿っていないので、セゴビア編を使った次第です。

 まずはセゴビア編第2番のハ長調練習曲


 次、第5番、別名「月光」、ロ短調

 これはイ長調純正律型との比較では「かませ犬」演奏になる予定ですが、それでもこれは凄く美しい曲&音律ですよね(しみじみ)。

 さらに第6番、別名「夢」、ニ長調

 セゴビア編を初めとして、多くの編纂譜だと低音音価が長くなっているのですが、原典版だと違うんですよね。

 そして第17番、ホ短調⇒ホ長調
 これは、セゴビアが低音の音を変えてしまったことで有名ですが、イ長調純正律だとその変えた音が却ってアダになるかどうかが焦点になりそうですね。。

・・ううん、学生時代に(ミクルカの演奏レコードにハマって)この曲が弾きたくて弾きたくて、本当に一生懸命に練習して発表した思い出がまざまざとよみがえりますね(しみじみ)。いやぁ本当、あの頃は若かったなぁ(笑)・・(ぼそぼそ、、、精神年齢は今の方がずっと若い(幼い)ような気もするが(爆)、、、本当、音律研究してるとどんどん心が若返って行くのが実感として分かりますね。某大学の古典ギター倶楽部の学生さん達、これ読んで&聴いてくれているかなぁ・・先日の定期演奏会とても良かったけど、ソルとかの古典曲が全く演奏されなかったからなぁ(哀悲涙))

 おっといけない(汗)、過去トリップしていたらもうこんな時間に(汗)。

 あとは(新音律と比較することもないでしょうから)余興演奏ということで。

 まずは(ミーントーンでないということで)REIKOさんからのクレーム覚悟(爆)で弾いてみたヘンデル演奏。
 イ長調編のフガート


 イ短調編のパッサカリア、、過去発表曲なので最初はマシですが、ダンダン崩壊していきます(汗)


 19世紀ギターでも弾けますよ~演奏(笑)
 その1、タルレガの「アルハンブラの思い出」・・いやぁ、いくら最後とはいえ、弦の張りの弱い19世紀ギターでこれ弾くハメになるとは思わなかった(爆)・・・トレモロ曲を弾くの何年ぶりだろうか?


 その2,スペイン民謡「禁じられた遊び」・・まぁこれは定番ですよね。



 では最後の最後はやはりバッハで。
 無伴奏チェロ組曲第4番のト長調編よりサラバンドです。



 以上、うねうねフレット19世紀ギターの演奏でした。


さよならの言葉:
 さよなら、うねうねヤング改19世紀ギターフレット!! これまで私を音楽的に成長させてくれて心から感謝している、、、、今まで本当にありがとう! 私は君を忘れない、またいつかフレッティングする日まで!

                                     (これにてシリーズ完)

 

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Cecilia

うねうね君はご自分で改造されたのでしたっけ?過去記事を読んだような記憶があるのですが、いろいろの記事を読んでいるうちに事情がわからなくなりました。・・・で今回の入院の目的は、うねうねを直すことですか?(すみません。まったくわかってなくて・・・)
「アルハンブラ宮殿の思い出」、中学生の時選択授業で買わされたギターを使ってテキストを見ながら挑戦しましたね~。ギターをやっている人にはトレモロは簡単なことなのでしょうけれど、ブラヴォーです!私はギターのトレモロもマンドリンのトレモロもできないのでうらやましいです。
セゴビア編の演奏、ロマンティックな感じで素敵です。
by Cecilia (2011-12-06 13:08) 

koten

Ceciliaさん、nice&コメントありがとうございます。
 ((( ^_^)且~~ ササ、お茶 でも

 うねうね君はギター自体は石井栄氏製作のもので、うねうね化に当たっては田中清人氏(キヨさん)に御願いしたものですね、なので、自改造ではないです。
 入院の目的は、ソルが使っていたギターの音律(の少なくとも一つ)が「イ長調が純正律」となるものであることを発見し、このうねうねフレットとは全く違うことが判明したことから、そのフレッティングにして(これは自分で行う予定)、当時の響きに可能な限り近くするために、フレットレス化する手術?を受けることです。ちなみにこれをキヨさんに依頼するのは余りに申し訳ないので(汗)、大西さんに御願いすることにしました(既に発送済み、そろそろ届いているはず)。

>「アルハンブラ宮殿の思い出」・・・ブラヴォー
>セゴビア編の演奏、ロマンティックな感じで素敵
・・・お褒めいただいて嬉しいですv(^_^)y

>ギターをやっている人にはトレモロは簡単
・・・いやいやいや、トレモロはギター奏法の中で最も難しいもの&暫く練習しないとあっという間に上手く弾けなくなりますね。私もトレモロはずっと練習していなかったので、今回、音の粒がそろっていないのと、爪のノイズが入っているのが残念なところです。でもまぁ12ETより和音の響きが良いので、その辺も音律でカヴァー(別名:誤魔化)してもらってますかね(笑)。

by koten (2011-12-06 20:49) 

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