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・・・復活します [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

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 福島原発事故、長期戦必至になりそうですね。

 あの原発事故が起きてからは、新聞、書籍、インターネット情報など、資料や動画やデータなどを色々調べてみたのですが、、、知れば知るほど恐ろしくなりますね、原発と放射能は。勉強すればするほど心がずーーーんと沈んで行きました。

 小生、反原発宣言をしたからには、替え歌(反原発ソング)等作って何か行動するのが人の道?と考え、実際幾つか作ってみたのですが(例:①タランテラ形式による「浜岡を停めて!」、②前に作ったバッハアルマンド歌詞付き歌の更なる変え歌「放射能漏らすな!」など)、どうもイマイチしっくり来ない、、、、加えてPCやミクの調子も悪くて、せっかく作った作業データが何回かお釈迦になったりしました(泣)。

 それと、前に話題にしていたチェンバロ発表会は5月22日に延期になりました。現在、発表曲(バッハWTK第2巻第6番の前奏曲とフーガ)の暗譜用の資料作りなどしているところです。

 GWもそろそろ終わりに近づいてきて、いつまでもウダウダと内にこもっているのも私らしくないかと思い、こうして復活宣言してみました。

 まだ精神的に色々と引きずってますが、何とか「明るく楽しい生活」に戻して行きたいです。

 先ほど、ヨハン・アントン・ロジー作曲の「パルティータ」よりサラバンドを演奏してみました。
 ミーントーンフレットによる弦長580mmのpepeギターによる演奏です。(ギター演奏録音は半年ぶりくらいかも。ブランクが長くてギターの弾き方を大分忘れてしまっている(汗)。)

 

 
最後にあらためて、今回の震災で亡くなった多くの方のご冥福を心からお祈りいたします






   
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Enrique

復活オメデトウございます。
私はぼちぼち続けてはいましたが,すっかり内容変わってしまっていて(汗)。。。
良いですね,ミーントーンPepeギターによる演奏,こちらで聞いたのは初めて?だったかもしれません。バロックの雰囲気しっかり出ています。
by Enrique (2011-05-06 06:53) 

koten

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます。

、、とっとっ、そうだった、ミューズ達の秘密の?地下室、「カフェ・スキスマ」にようこそ! オチャドゾ~ ( ゜д゜)_旦~

 いやぁ、あの事故は本当にショッキングでした、、、ウチは(放射能に弱い)小さい子供が3人いるので、親は必然的に色々と勉強⇒反原発派への道まっしぐら(汗)って感じになりました。 放射能問題は、これから食物連鎖や雨期などの問題も絡んで来るので、マダマダこれからが大変ってところですよね、、、本当、どうなることやら(はぁぁぁ~と深いため息)。

 pepeギター、隣接弦の間隔が狭くて若干弾きにくいのですが、大きさが手頃なので復帰用?に適しているかなと思い超久しぶりにギター演奏upしてみました。ロジーのこの組曲は今の私の精神状態を癒してくれる気がしているので、近い内に全曲弾いてupしたいなあ、などとも思う今日この頃です。

by koten (2011-05-06 12:19) 

ogawa_j

ようやく復帰されましたね!ミーントーンの伝道師としてのご活躍に期待しています。「カフェ・スキスマ」での談論風発も楽しみにしています。
ところで、「私的CD評」では、先週からヨーロッパのオルガン音楽とオルガンを紹介するシリーズを始めました。15〜17世紀のオルガンでは、現存するものでも、ほとんどが中全音律が支配的ですが、17世紀終わりから18世紀の北ドイツのオルガンになると、シュニットガー・オルガンを、ユルゲン・アーレント社が修復したものがハンブルクやノルデン、フロニンゲンなどの教会にあるのですが、それらには1/5シントニック・コンマ中全音律を採用しています。これはオリジナルではなく、修復の際に採用されたものだと思われます。この音律では、長三度が純正ではなく、私は問題有りだと思っています。
このシリーズは8月頃まで続く予定です。
by ogawa_j (2011-05-08 11:07) 

koten

ogawa_jさん、ミューズ達の妖しい?(笑)地下室、「カフェ・スキスマ」にいらっしゃいませ~(*^ー)_C□~~

す、すみません、マスター欝状態(汗)につき、復帰まで時間がかかってしまいました。m(_ _;)m 

>1/5シントニック・コンマ中全音律を採用
・・こ、これはまたマニアックな音律ですね(汗)
 1/5「p.c.(ピタゴラス・コンマ)」狭い5度×4の長三度だと、
22-(24*1/5*4)= 22-19.2=(約)2.8セントの誤差で、これだとほぼ純正に聞こえる(はずな)のですが、
 1/5「s.c.(シントニック・コンマ)」狭い5度×4の長三度だと、
22-(22*1/5*4) = 22-17.6=(約)4.4セントの誤差ですよね・・なるほど。これだとヴェルクマイスター(第1技法第三番)の最良長3度(約4セントの誤差)よりも若干悪くなってしまうんですね。確かにこれだとあまり嬉しくないかも(汗)。
 しかし本当、ogawa_jさんは情報通ですよね(感心)、、、ブログ読ませていただきましたが余りの高尚さに何もコメントできない感が(す、すみません)、、、あと、前期バロックの鍵盤楽器曲を掘り下げていくと、どうも最後は「分割鍵盤」の世界に行き着くような感がありますよね・・・。分割鍵盤の電子楽器、外国製ならばあるみたいですが(youtube内で目撃しました)、日本では未だ時期早尚ですかね?、、とすると、これはやはり我々のような「マニアック人」が布教活動に励む必要ありそうですね(爆)。
by koten (2011-05-08 16:38) 

REIKO

復帰、お待ちしていました♪
原子力発電と平均律と、どちらが手強いのか、真面目に考えるこの頃です。
(ほんとにどっちなんだろう・・・?)

弦長580mmを、「え?5.8センチ?」と勘違いしました。(苦笑)
相変わらず数字に弱いわ・・・(^ ^;)
しみじみと心にしみる音&演奏&曲ですね。
音楽で元気になってください。

by REIKO (2011-05-08 17:13) 

koten

REIKOさん、ミューズ達の神々しい(笑)地下室、「カフェ・スキスマ」にいらっしゃいませ ( ^-^)o旦~~ どぞ ♪

>原子力発電と平均律と、どちらが手強いのか、真面目に考える
 あ、分かりますこれ、、、何か「根っこが近い」というか何というか。一種「同類」的な雰囲気を感じますね。どちらも「推進者は確信犯」的なものがあり、政治問題がらみであり、そして「究極の上の人(ラスボス)」として巨大財閥のニオイが(汗)。
 あと、健康被害などについての「立証困難性」という点も似てますよね。ただ、放射能問題はガンなどの発生の予測について(確率論にせよ)ある程度明確な数値データが出てますが、後者はそういうデータが無いですからね(仮にあったとしても表社会に出てくることはないでしょう)、、、、そういう意味では平均律問題の方が手強いかも知れないですね。
 この問題、表の世界で取り上げても面白いかも。

>音楽で元気になってください。
 そうですね、、こんな時こそ古典調律の真価が問われるのかもしれないですね。お互いに頑張りましょう。
by koten (2011-05-08 21:57) 

ogawa_j

ユルゲン・アーレント社の調律したハンブルクの聖ヤコビ教会のシュニットガー・オルガンの場合:
F-C, C-G, G-D, D-A, A-E, E-H, H-Fisの7つの5度が -1/5 S.C.で、B-F, Fis-Cis, Cis-Gisの3つの5度が純正、Gis-Disを+1/5 S.C、Es-Bを+1/10 P.C.に調律したものです。それによって、F-A, C-E, G-H, D-Fisの4つの長3度が純正に対して約+4.4セントになります。最悪の長3度は、Cis-FとFis-Bで、約+28.5セントと、この上なく広くなります。ただ、5度がミーントーン5度より純正に近く、ウルフと思われるものがないところが良いのかもしれません。
以上、ogawa_jの蘊蓄でした。
by ogawa_j (2011-05-09 10:51) 

koten

ogawa_jさん、蘊蓄情報ありがとうございます!

 先ほど五度圏図を描いて計算してみたのですが、-1/5 S.C.ミーントーンだと、狭い5度と良い長3度の(純正からの)誤差が相互に一致しますよね。 
 つまり、5度と長3度のどちらも、純正から1/5 S.C.(約4.4セント)分だけずれる、、、ってことは、要するに、(やや狭い)5度と(やや広い)長3度の『(単位時間あたりの)唸りの数が一致する』ってことじゃないですかね、もしかして。
 これを狙って設計したものであれば、或いは凄い音律なのかもしれませんよ(笑)。
by koten (2011-05-09 22:31) 

ogawa_j

>5度と長3度のどちらも、純正から1/5 S.C.(約4.4セント)分だけずれる、、、
確かに、F、C、G、Dを基音とする長三度と五度は1/5 S.C.のずれになっていますね。これはおそらく計算してのことでしょう。五度に関しては、-1/5 S.C.が純正からの最大のずれですが、長三度に関しては、H-Es、Fis-B、Cis-F、Gis-CでP.C.あるいはそれ以上広くなっています。この様な調性は、バロックまでのオルガン音楽では、余り使われていなかったという判断なのかもしれません。
by ogawa_j (2011-05-12 18:19) 

koten

ogawa_jさん、追コメおおきにです。

 確かに、H、Fis、Cis、Gisの調のバロックのオルガン曲は、見たことがないですね。(バッハより前のJ.K.F.フィッシャーの曲で見かけたかも?と思ったのですが、楽譜がどこかへ行ってしまった(泣))。

 ちなみに以前にどこかで、調律で「唸りの数を数える」という技術はバロック時代には未だ存在しなかった、というような記述を読んだことがあるのですが、実際どうなのでしょうかね・・・。
 ただ、複数の5度を精確に(純正より狭く)n等分するためには、少なくともそれぞれの5度の唸り方を等しくする(つまり単位時間当たりの唸りの数を相互に「合わせる」)ことが必要ではないか、とも考えられますよね。

 あと、ここのサイトでは1/nシントニック・コンマ中全音律のデータが充実していて感心しました。
http://www3.ocn.ne.jp/~gthmhk/agordo.html#m15

 1/nシントニック・コンマ中全音律につき、昔は1/6s.c.などは良く使われていたようですが、現代の古楽CDやコンサートでその調律の演奏を聴いたことがない気がします(汗)、、、なので、今後は1/6s.c.を始めとして、色々な1/nシントニック・コンマ中全音律も研究する必要があるかも・・・いやいやいや、先は長い&つくづく奥が深いですね、この世界は(汗だく)。
by koten (2011-05-12 23:41) 

ogawa_j

1/6 P.C.中全音律は、ジルバーマン音律とも呼ばれ、11の五度を1/6 P.C.狭く、Gis-Es間で差の5/6 P.C.を広く取るものです(http://groenewald-berlin.de/tabellen/TAB-063.html)。中全音律とは異なりますが、YoungやValottiの音律も6つの五度を1/6 P.C.狭くする調律ですね。
様々な調律法については、http://www.groenewald-berlin.de/Inhaltsverzeichnis.html で詳しく見ることが出来ます。文章、図、表がそれぞれの調律法にあります。ただ、ドイツ語がある程度読める必要がありますが・・・。
by ogawa_j (2011-05-13 18:54) 

koten

ogawa_jさん、追加情報ありがとうございます。

 なるほど、ジルバーマンは色々な音律を提案しているようですね。S.C.の分割だけでなくP.C.の分割も使っていたということですか。というか、ジルバーマンって、(少なくとも)アンドレアス(A)と、その弟のゴットフリート(G)がいるので、整理しないと訳わからなくなりそうですね(汗)
http://murashin.sakura.ne.jp/muraron14.htm
 「A」氏の方は、C - G - D - A - E4つの五度を1/4 S.C(シントニック・コンマ).狭くして、スキスマ(約2セント)を「残りの8つの五度に分散させる」という恐ろしく高度な調律法を提案してますね。

 ちなみに五度を1/6 P.C.狭くする調律と1/6 S.C狭くする調律との「唸り」の違いにつき、先ほど計算してみたところ、
 1/6 P.C.の方は、狭い五度が(約)4セント、良い長三度が(約)6セントのずれとなって、長三度の唸りが五度の唸りの1.5倍になる(はず)、
 これに対して、1/6 S.C.の方は、狭い五度が(約)22/6セント(3.66666・・・セント)、良い長三度が(約)22-(22*4)/6セント(7.3333・・・セント)のずれとなって、長三度の唸りが五度の唸りの「ちょうど2倍」になる(はずな)んですよね。

 なので、もしかして1/6 S.C.支持者(?)の見解は、「たとえ長三度が1/6 P.C.分割法より汚くても、3和音を鳴らした時に五度と長三度の『単位時間あたりの唸りの数がより単純な整数比』になっている1/6 S.C.分割法の方がトータルでは美しい」っていうことですかね・・・これも実験してみる必要がありそうですね(うーん、深い)。
 
 ピッチ論と「唸りの数」論は、足を踏み込むとドツボ(迷路)にハマリそうな気もしますね(汗)。


by koten (2011-05-16 18:35) 

ogawa_j

>ジルバーマンって、(少なくとも)アンドレアス(A)と、その弟のゴットフリート(G)がいるので、整理しないと訳わからなくなりそうですね(汗)
フォローが遅くなってすみません。私が言及した「ジルバーマン音律」は、ゴットフリート・ジルバーマンに関するものです。ジルバーマン自身は、音律について何も残していません。それはゲオルク・アンドレアス・ゾルゲ(Georg Andreas Sorge)の著作から分かるものです。詳細は避けますが、ゾルゲはマールプルクに同調して、平均律を提唱していましたが、後に考えを変えたようです。
by ogawa_j (2011-05-19 18:01) 

koten

ogawa_jさん、追フォローありがとうございます。

なるほどG氏の方なのですね。
ゾルゲの著作も是非読んでみたい感が沸々と沸いてきました(笑)。
そういえば、マールプルクも晩年は考えを変えてキルンベルガー音律を支持したんですよね・・・ってことは要するに、「昔はマトモな音楽家は誰も平均律なんか使ってなかった」ってことにならないですかね、、、、あんなに調律しにくくて「美」からほど遠い音律は「世界に類がない」ですよ、ほんっっっっとに!!(ぷんすか笑)

by koten (2011-05-19 23:08) 

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