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2/14夜にも補足:週刊(習慣?)音律マガジン第12号-自主製作CD?の構想その2 [ボーカロイド(初音ミク等)の古典音律化]

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★お知らせ: 「ボーカロイド(初音ミク等)の古典音律化」というカテゴリを作り、本記事はそのカテゴリ内に収納(別名:鎮座)させることにしました。

今回の音律マガジンは、家庭の事情により休刊とさせていただきます・・とお詫びする予定だったのですが、やっぱり記事を書きます(汗)。このシリーズ、最近になり「特集号」が続いていて、何か「立派な記事を載せなければ(汗)」的なプレッシャーが生じてしまったのですが、考えてみるとこのシリーズは元々そういう趣旨じゃないはずなんですよね(汗)。

 つまり、元々このシリーズは、「(怠け者である小生が)ブログをさぼらないように、毎週必ず一通は書くように習慣化する」という趣旨のものだったので、そんなに気張らずに(淡々と)書けばいいんですよね(・・などと自分を説得&読者に言い訳してみる(笑)。)。

 という訳で、当初は「KBⅡピアノ」(これも「愛称」募集でもしようかしら(笑)・・ⅠでなくⅡなので、「一太郎」ならぬ「キル二郎」とか「キベ二郎」とか?・・ネーミングの魔術師ことogawa_jさん、もっと良いのあるかしら?)の演奏UPを予定していたのですが、今日は息子二人が大風邪モードで寝込んでいるため「音出し禁止」的な雰囲気になってまして(汗)、実現できませんでした m(_ _)m
(★ぼそぼそ・・・ウチのアップライトピアノは「EASTEINのB型」なので、「キルビーⅡ」とか「キルビ(ー)二郎」とかもありかな。。。)


 で、代わりと言っては何ですが、前(下記サイト)につぶやいた自主製作CD?の途中経過報告などをしたいと思います。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2011-01-28
この『組曲「ミーントーン大好き!」・・・』につき、KBⅡピアノ(愛称求む)になってから、自分の中で「ミーントーン離れ」が起きそうな気がして(汗)、やるなら早めにやらなあかんなと思っているのですが、ミクの操作&古典音律設定に悪戦苦闘してまして、ここ数日でようやく少しずつ慣れてきたかなと感じます(trionaさん色々と情報ありがとうございます。)。
 で、今日、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲(ト長調)の替え歌を少しだけ作ってみて、且つ「ミーントーンで歌わせる」という設定になっている筈ですので、「本当にミーントーンで歌っているか?」について読者の皆様に確認&チェックしていただければ、と思った次第です。

 仮タイトル:「知らぬはモグリだ」です(爆)。
ではどうぞ!!


 いかがでしたでしょうか? これでちゃんとミーントーンになっているでしょうか?(汗)。正直、単声のメロディーだと「良くわからない」んですよね(爆)。指南してくださっているtriona師匠も「(判別するためには)最初は4声コラールなどが良いのではないか」と述べているのですが、4声を打ち込むためには4つのファイルが必要になるはずで(そうですよねtrionaさん?(笑))、ちょっと今回はそこまでの余裕がなかったですね。
(★trionaさんからご指摘:普通のシーケンサと同じく、当然「トラック」を追加すれば複数パートを打ち込むことが可能である。1つのファイルで10数トラックくらいは同時発声できるはず。 とのことでした。ということで、上記「4つのファイルが必要」は勘違いでした。失礼いたしましたm(_ _)m)
※折角の機会ですので、ここでtrionaさんのHP(ボーカロイド古楽楽団*カペレ・トリーナ)をご紹介します。非常にハイレベル(勿論古典調律)かつ丁寧な仕事をされているのがひしひしと感じられますね。
http://kapelle.triona.jp/

★「ぺかっち」さんが回答1番のりです(祝)! 「ミーントーンである(YES)、自信アリ」とのことです。
 YESに1票が入りました(笑)


 あと、このチェロ組曲の楽譜を眺めて&KBⅡピアノ(愛称求む)で消音ペダル付きで弾いてみて、思わず「これも殆どの曲がKBⅡを想定していないか?(汗)」と感じてしまいました。 単旋律の曲が多いし、チェロなのに♭3つの曲が2曲もあるし(しかも1曲は変ホ長調!、他の1曲はスコラダトゥーラありのハ短調)、第4番変ホ長調曲の前奏曲なんて、63小節からのD♭、68小節からのG♭、70小節からのC♭(←!)、そして極めつけは80小節のF♭とHのダブル♭など、どう考えてもミーントーンは想定していない感じなんですよね。
 なので、今のところ、バッハの無伴奏曲は、Vn曲の方はミーントーン(ないし純正律)寄りだけど、このCello曲の方はキルンベルガー音律(ないしピタゴラス音律)寄りかな、という心証を抱いています。(無伴奏フルートの方は未だ検討してないです。) どうもKBⅡは、ミーントーンと違って何か「落ち着いた大人の雰囲気」的なものを感じます。その雰囲気がまたCelloの曲には非常にマッチしているなぁと、しみじみ感じてしまう私なのでした。
fin

★突っ込みが入る前に補足しとこ(汗): 但し、無伴奏チェロ組曲の「第6番ニ長調」は、普通の4弦のチェロとは違う、多弦(5弦?)で高音域が楽に出る楽器(ピッコロチェロでしたっけ?)のために書かれた曲で、実際、使用音域も高いこともあり、「ミーントーン」想定の曲と感じてます。特に、第6番の「サラバンド」をミーントーンの楽器で演奏すると、それはもう「神々しい」までの美しさだと感じます。バッハが作った(さらには小生が知っている古今東西全ての)「サラバンド」の中で最も好きな曲です。
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Cecilia

「知らぬはモグリだ」、楽しませていただきました!
疲れが吹き飛んでしまいましたよ~。
確かに単声だとわかりにくいですよね。kotenさんでもわかりにくいと知りほっとした思いです。

ついついくちずさんでしまいそう・・・。♪知らぬはモグリだ・・・♪(笑)
by Cecilia (2011-02-14 12:47) 

Enrique

DTM界では相当に進んでいるようですね。その研究成果が生楽器界にもフィードバックされれば良いですね。
単旋律もそうですし,和音でもアルペジオにしただけで分かりにくくなりますね。やはり,絶対的な音高では無くて,ハーモニーとしてツボにハマる感覚ではないかと思われます。
以前,ある方のブログで440Hzと442Hzとの疑似的ピアノ音の聴き比べがありましたが,交互に鳴らしても,ほとんど分かりませんでした。これは約8セントの差です!ですからミーントーン5度も楽観的に見ていたのですが,和音となると全く違いますよね。kotenさんが実践あるのみと言っていたのは,この辺のことかなとも思っています。
ユニゾンで同時に鳴らして音が延びれば,2セントでも1セントでも分かるのですが。
ピアノは沢山の音が出ますが,音程はごまかされやすいと思います。最初の衝撃音は音程が無く,音程が出てくると同時に逃げるように減衰するのですから。音律は定量的なもののはずですが,直接的に分からないとだんだん定性的な印象になるのでしょうね。重厚とか,明るいとか,すっきりした感じとか(潜在意識下までは分かりませんが)。でもやはり,最後の和音は重要なのでしょうね。ちょっと話がずれました。
バッハの無伴奏はヴァイオリンのほうは音が緻密な感じ,チェロのほうは音が開いて大味な感じがしていました。楽器の性格と思っていましたが,なるほど音律の観点から眺めても面白いのですね。
by Enrique (2011-02-14 12:55) 

koten

Ceciliaさん、Enriqueさん、ミューズ達の談話室「カフェ・スキスマ」にようこそいらっしゃいませ~

では、夕方の紅茶などを・・(*^_^)/C□~~ Ceciliaさんどうぞ~
             (*^_^)/C□~~ どうぞEnriqueさん~

 今回は「夕飯前」なので、間食(おやつ)出しは無しってことで(爆)

Ceciliaさん
>「知らぬはモグリだ」、楽しませていただきました!
>疲れが吹き飛んでしまいましたよ~。
 ・・わはは、楽しんでいただけて、こちらとしても非っっ常~に嬉しいです。いやぁUPして良かったぁ~(笑)。
 
>確かに単声だとわかりにくいですよね。kotenさんでもわかりにくいと知りほっとした思いです。
 ・・小生、「和音の響き(唸り等)」については結構勉強して来たので(古典音律か否かについて)それなりに分かる(つもりな)のですが、正直、単旋律だと良く分からない(場合が多い)ですね(汗)。「直前の音を脳内に記憶しておかなければならない」のか、それとも前に記事で触れたように「曲中はずっと基音を(強く)意識する」必要があるのか、この辺のコツを「自信あり」とレスしてくれたぺかっちさんに、是非訊いてみたいところです。(ぺかっちさん、こちらに「降臨」(笑)していただけませんかしら?)

>ついついくちずさんでしまいそう・・・。♪知らぬはモグリだ・・・♪(笑)
 ミクだと、普通の人ではとても歌えないような「激しい跳躍音程」のあるメロディーの曲でも(一切文句言わずにw)歌ってくれるから良いですよね、、しばらくこの路線続けようかしら。
 ですので、くれぐれも大声で歌って声帯を痛めたりしないようにご注意ください(爆)


Enriqueさん
>DTM界では相当に進んでいるようですね。その研究成果が生楽器界にもフィードバックされれば良いですね。
 ・・・そうですね、仰る通りで。でもしかし、DTM界の研究成果を生楽器界が(ありがたく)頂くってのも、何か非っっっっっっっっっ常~~~に「情けない」感がありますよね生楽器界(爆)。全くもって、何やっているんでしょうね、生楽器界の人達は(笑)。

>和音でもアルペジオにしただけで分かりにくくなりますね。
・・・なるほど、、、、ということは、「汚い和音を誤魔化す」にはアルペジオにすれば良いってことですよね。例えばグールドがやったように(笑)。

>・・440Hzと442Hzとの疑似的ピアノ音の聴き比べがありましたが,交互に鳴らしても,ほとんど分かりませんでした。これは約8セントの差です!ですからミーントーン5度も楽観的に見ていたのですが,和音となると全く違いますよね。
・・・むむぅ、8セントの誤差でも(同時鳴らしで無い場合には)分からなくなるのですね。
 ミーントーンの5度は、一般論としては「5度(の誤差)として許容できるギリギリ(≒限界値)の和音」と扱われているようですね。ある調律師さんのサイトでそのような説明を読んだことがあります。ですので、前に記事にした「マールプルクの5度の受忍限度論(3/12p.c.は既に汚らしい)」は、そういう意味では「正しい」と言えますよね。私もヴェルクマイスターの6セント狭い5度の唸りは正直「苦手」ですし。
 一方で、例え受忍限度を超えた5度であっても、「整数比」の和音であれば、また話が違ってくるのではないか? というのが最近の所感です。
 さらには、例えそのような5度で且つ整数比でない場合であっても、「純正3度」や「整数比の3度」が同時に鳴るのであれば、許容される場合が出て来たりするのかな、とも推測(妄想?)されますね。

>ピアノは沢山の音が出ますが,音程はごまかされやすいと思います。最初の衝撃音は音程が無く,音程が出てくると同時に逃げるように減衰するのですから。
・・こ、これは!! 「最初の衝撃音は音程が無い」というのは初めて知りました。

>バッハの無伴奏はヴァイオリンのほうは音が緻密な感じ,チェロのほうは音が開いて大味な感じがしていました。
 ・・・これって正に、前者は「ミーントーンの狭い全音」、後者は「ピタゴラスの広い全音」を表しているような印象を受けますね。
 なんだかんだ言って皆さん音感良いじゃないですか(笑&めでたしめでたし?)


by koten (2011-02-14 18:32) 

REIKO

ミクちゃんの声は可愛いですね♪
・・・で、私も単旋律だと、ミーントーンなのか何者なのか(笑)全く分かりません。
要するに人間の耳って、和音の方が音程に敏感なんですよ。
ヴァイオリンが二本の弦を弾いて和音で調弦するのも、それが理由だそうです。
(純正だと二つの音が一つ・・・のように聴こえる)

で、ミーントーンで五度が狭いにもかかわらず、長調の主和音が美しいのは、狭い五度と純正長三度が一緒に鳴っているからのはず。
今回KBIIの検証で、KBIIのピタゴラス領域が非常に美しいのは、純正五度(や四度)が多いからでは・・・と感じました。
五度や四度は、普通に曲を書けば意識せずとも頻繁に出てきます。
それで美しく響くんですよ。
特に、狭いピタゴラス短三度+純正五度が美しいのは、純正五度のおかげだと思います。
kotenさん、美人とブスが並んでいたら、美人の方だけ見るでしょ?
耳もそれと同じってことですね。(笑)

>「汚い和音を誤魔化す」にはアルペジオにすれば良い
全くその通り!
KBIIのピタゴラス域を使っているロマン派ピアノ曲は、分散和音やアルペジオがやたら多いです。

>F♭とHのダブル♭
ええ~~~ッ!チェロ組曲にもダブルフラットありましたか・・・!
これは臭い。(笑)
そう言われてみればチェロの方は、「おおらかに歌う旋律」という印象が強く、ピタゴラス律的ですね。
ヴァイオリンと比べて、重音奏法に限度があるので、純正長三度にこだわってもあまり利用できないし。
それなら旋律重視のピタゴラスの方が、楽器の個性が引き出せるはずです。
「フラット三つ」はKBII(Iも)で、音階がピタゴラスになるので・・・。
高い「ミ」と「シ」(←移動ド唱法)にフレーズの頂点を持ってくるような書き方がしてあれば、ピタゴラス律狙いですよ。
「乙女の祈り」が正にこのパターンなのです!(爆)
by REIKO (2011-02-14 21:37) 

REIKO

ピアノの愛称、今いいのを思いつきました!
「キンベル君」又は「キンベル2号」なんてどうでっか?
by REIKO (2011-02-14 22:14) 

koten

REIKOさん、コメントありがとうございます。
(さっきと同様、深夜なので飲み物セルフサービスってことで(爆))

>kotenさん、美人とブスが並んでいたら、美人の方だけ見るでしょ?
耳もそれと同じってことですね。(笑)
・・お”お”お”、、、凄い例えですね(爆)・・・確かに子供の頃ならそうするかも知れませんが、大人の今なら、「気を遣って」両方の人を代わる代わる見るかな・・え? 「知り合い」2人と対面してる場面じゃなくて、「全くの他人」が2人並んでいるのを遠目で眺めている場面ですか? そりゃあ、そうするでしょうね(爆)。

>高い「ミ」と「シ」(←移動ド唱法)にフレーズの頂点を持ってくるような書き方がしてあれば、ピタゴラス律狙いですよ。
 ・・・ううん、チェロ4の楽譜を見た限りでは、そうはなっていない感じですねぇ。最高音は「Eナチュラル(移動ド読みで「ド♯」)」ですが、フレーズの頂点はE♭(同前で「ド」)の場合が多いです。
 今後の研究課題ということで(←別名:後回し&迷宮入り)

>「キンベル君」又は「キンベル2号」なんてどうでっか?
・・・どちらかと言うと前者ですかね・・「2号」だといかにも2号さん(この場合は2番目の夫?(汗))ってイメージがあってあれですよね・・でも第Ⅱ音律なんだよなぁ・・・ううん、悩ましい。 深夜で頭がウニになってきたこともあり、とりあえず保留ということで(笑)・・ではお休みなさいm(_ _)m
by koten (2011-02-14 23:47) 

ogawa_j

>・・ネーミングの魔術師ことogawa_jさん、もっと良いのあるかしら?
イヤァ・・・あまり期待されても・・・f(^~^::)
いつもイイ名前が浮かぶとは限りませんョ。
「古典亭」門下の「K2」とか「K3」なんてのは、漢字でも良いですけど。「古典亭慶二」、「古典亭慶三」みたいに。「古典亭純正」、「古典亭ヤン愚」な〜んて・・・。
イマイチですねm(-_-;)m
by ogawa_j (2011-02-15 10:52) 

koten

ogawa_j さん、コメントありがとうございます。

 おぉ、「古典亭」って凄く良いじゃないですか!!! これいただきます(爆)。
 そしてこれに何を付けるかですよね。。。。
REIKOさんの提案をいただいて「古典亭キンベル」・・結構いけてますよね・・でもⅡだからなぁ・・・!?・・「古典亭斬る二(こてんていきるじ)」なんてどうでしょう! 新たな音律でクラシック界(モダン・ピアノ界)を「斬る!」ってイメージです。

by koten (2011-02-15 12:18) 

ogawa_j

>おぉ、「古典亭」って凄く良いじゃないですか!!! これいただきます(爆)。
 そしてこれに何を付けるかですよね。。。。
たしかにそうですね。「古典亭」という一門には多くの音律達がいて、共通するところも、対立するところもありますね。重鎮には「民屯」がいらっしゃいますし、REIKOさんご贔屓の「羅蒙」師匠もいらっしゃいます。
すみません、悪乗りしました m(-_-)m
by ogawa_j (2011-02-16 17:59) 

koten

ogawa_j さん、いらっしゃいませ。

 いやいや、どんどん悪乗りしちゃってください(笑)。音律界、ただでさえ問題多い&問題が超根深いんですから、「明るく楽しくおちゃらけ」ないと、と・て・も・やってられませんからね(爆)。21世紀らしく根アカに生き(逝き?)ましょうよ。

>「羅蒙」
それはそうと、これ、読めないっす(汗)・・・・って、そうか、ラモーか、分かった、分かりました。

 ともあれ、「漢字で表現する」というアイデアは日本人としてとても素敵だと思います。西洋音楽やっているだけに蒙点もとい盲点ですよね(笑)。

by koten (2011-02-16 22:26) 

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