2/12誤字訂正:空前絶後! EASTEINのB型piano響き大手術?の実況中継 [キルンベルガー音律(第1、第2、第3)]
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調律師の方(加屋野さん)が14時ジャストに到着されました(祝&雪の中ご苦労さまです!)
挨拶及び希望調律(KBⅡ、ピッチ低め、オクターブを拡げない)を伝えた後、「写真&実名付きでブログ記事にしても良いですか?」とお訊きしたところ、全然OKですとの快諾をいただきましたので、実況中継することにしました。
↑
koten家のアップライトピアノです(EASTEINのB型)。
加屋野さん曰く、『「EASTEINのB型くん」は私が最も評価しているピアノです』とのこと。おおぉ、やはりこのピアノは知る人ぞ知る名器のようですね(嬉)
加屋野さんは、「紫の時代」というタイトルのブログを連載中で、特に「調律三昧」というカテゴリに調律情報満載のようですので、下記でリンクさせていただきます。
http://kcia.moe-nifty.com/moxam/cat5626435/index.html
さて、いよいよ調律開始です。まずは蓋や前面板などを取り外して・・
3本弦の両側2本を消音するための器具を取り付けます。
(ピッチを低くした方が(つまり弦のテンションを下げると)、「インハーモニシティの影響を少なくすることができる」とのことなので、今回はA=430位に低くすることにしました(但し、この場合、作業量が増大するようで、調律料が割高になるとのことです。))
補足:インハーモニシティについて
(インハーモニシティについては、下記サイトなどが参考になるかと・・数式は良くわかりませんが(汗))
http://piano.s20.xrea.com/mecha/doc03.html
加屋野さん(以下「加」)曰く、「弦が太くなるほどこの影響が大きくなる」、「19世紀中頃以降からのピアノは平均律で調律されることを前提として設計されているので、この影響から逃れることはできない」とのこと。
koten:「ならばいっそ、現在のピアノの弦を細い弦に変えれば良くなりますか?」
加:「そうするくらいなら、昔のタイプを買われた方が良いと思いますよ(汗)」
koten:「でも昔のタイプのピアノって高いですよね・・」
加:「そうですね、フォルテピアノは高いですね」
koten:「300万円くらいでしたっけ?(汗)」
加:「そうですね、そのくらいしますかね・・・」
・・・駄目だ、とても買えない(泣)、、、ということで、「古典音律の普及(布教)」⇒「オリジナル楽器需要の増加」)」⇒「需要増加に伴う同楽器の安値化」への構想(イデア)実現の闘い?(汗)は、これからも続くことでしょう・・・死ぬまで続いたらヤだな(爆)
現在14時45分、調律作業(別名:大手術オペ?)真っ最中です。
現在15時09分、依然「手術中」の赤ランプが点灯したままです(笑)、、あえて「医療オペ」的な観点から定義?すると「余談を許さない状況」というところでしょうか・・調律的観点からは命に別状はないとは思いますが(笑)
現在15時36分、子供がしゃべり出しましたが(加屋野さんすみません(汗))大勢に影響はないようです・・ただ、現在横で熟睡中の三男kが起きないかが心配です。起きるとギャーギャー泣き出すからなぁ(汗)
加屋野さんは、下記表紙の「Dodeccagon」という音律カタログの冊子を発売されていらっしゃいます。
この音律カタログでは、な,何と108種類もの音律のデータが図表入りで掲載されております(驚愕!)
最近の有名なレーマン音律だとこのような図になります(カタログ第93番目)。
つまり、外側の三角形が「5度の唸り」を視覚化して表したもので、純正よりも「広い」と三角形の頂点が外側に出て(レーマン音律だとB-F間が「広く」なります。)、純正よりも狭いと三角形の頂点が内側を向きます(頂点が内側の線まで完全に接すると「シントニック・コンマ(約22セント)分狭い5度」です)。外側に三角形がない箇所は「純正5度」です。
同様に、内側の三角形は「長3度の唸り」を視覚化して表したもので、三角形の面積が広くなるほど純正から「より広い」長三度になることが分かります。(内側に三角形がない場合は純正長三度、内側の三角形が「内側」に向いている場合(例えばピタゴラス音律の場合)は純正よりも狭い長三度です。)
さらに、各音律の「派生音」につき、例えばGisとAsの場合、(理論的に)Gisとしてのみ使える場合は図中に「Gis」とだけ記され、(理論的に)Asとしても使える場合には「Gis」と「As」の両方が図中に記されております、、、素晴らしい! 何とユーザーフレンドリーなのでしょうか(感心)。
凄いですね、こんな便利なカタログがあったとは!(驚愕)・・・お値段は「3千円(ジャスト)」とのこと・・小生、勿論「速攻買い」です(爆)
(ひそひそ・・REIKOさんも、これなら購入する気が起きたのでは?(笑)・・何たって108種類ですよ108種類!!)
ちなみにカタログの第1番目は「マールプルクによる1776年」の音律です。
なんですかね、これは?(汗)・・・何か純正律に近い感じがしますね。
午後4時28分、遂に三男kが起きて泣き出しました(汗)・・・ママが抱っこして事なきを得ます(ふぅ、やれやれ&母は偉大なり(しみじみ))
午後5時04分、手術室?が青信号となり、調律無事終了・・・しばらくはリハビリ(←子供の相手(汗))のため弾けませんが、詳細はまた後ほどということで。
加屋野さん、調律ありがとうございました。m(_ _)m
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調律師の方(加屋野さん)が14時ジャストに到着されました(祝&雪の中ご苦労さまです!)
挨拶及び希望調律(KBⅡ、ピッチ低め、オクターブを拡げない)を伝えた後、「写真&実名付きでブログ記事にしても良いですか?」とお訊きしたところ、全然OKですとの快諾をいただきましたので、実況中継することにしました。
↑
koten家のアップライトピアノです(EASTEINのB型)。
加屋野さん曰く、『「EASTEINのB型くん」は私が最も評価しているピアノです』とのこと。おおぉ、やはりこのピアノは知る人ぞ知る名器のようですね(嬉)
加屋野さんは、「紫の時代」というタイトルのブログを連載中で、特に「調律三昧」というカテゴリに調律情報満載のようですので、下記でリンクさせていただきます。
http://kcia.moe-nifty.com/moxam/cat5626435/index.html
さて、いよいよ調律開始です。まずは蓋や前面板などを取り外して・・
3本弦の両側2本を消音するための器具を取り付けます。
(ピッチを低くした方が(つまり弦のテンションを下げると)、「インハーモニシティの影響を少なくすることができる」とのことなので、今回はA=430位に低くすることにしました(但し、この場合、作業量が増大するようで、調律料が割高になるとのことです。))
補足:インハーモニシティについて
(インハーモニシティについては、下記サイトなどが参考になるかと・・数式は良くわかりませんが(汗))
http://piano.s20.xrea.com/mecha/doc03.html
加屋野さん(以下「加」)曰く、「弦が太くなるほどこの影響が大きくなる」、「19世紀中頃以降からのピアノは平均律で調律されることを前提として設計されているので、この影響から逃れることはできない」とのこと。
koten:「ならばいっそ、現在のピアノの弦を細い弦に変えれば良くなりますか?」
加:「そうするくらいなら、昔のタイプを買われた方が良いと思いますよ(汗)」
koten:「でも昔のタイプのピアノって高いですよね・・」
加:「そうですね、フォルテピアノは高いですね」
koten:「300万円くらいでしたっけ?(汗)」
加:「そうですね、そのくらいしますかね・・・」
・・・駄目だ、とても買えない(泣)、、、ということで、「古典音律の普及(布教)」⇒「オリジナル楽器需要の増加」)」⇒「需要増加に伴う同楽器の安値化」への構想(イデア)実現の闘い?(汗)は、これからも続くことでしょう・・・死ぬまで続いたらヤだな(爆)
現在14時45分、調律作業(別名:大手術オペ?)真っ最中です。
現在15時09分、依然「手術中」の赤ランプが点灯したままです(笑)、、あえて「医療オペ」的な観点から定義?すると「余談を許さない状況」というところでしょうか・・調律的観点からは命に別状はないとは思いますが(笑)
現在15時36分、子供がしゃべり出しましたが(加屋野さんすみません(汗))大勢に影響はないようです・・ただ、現在横で熟睡中の三男kが起きないかが心配です。起きるとギャーギャー泣き出すからなぁ(汗)
加屋野さんは、下記表紙の「Dodeccagon」という音律カタログの冊子を発売されていらっしゃいます。
この音律カタログでは、な,何と108種類もの音律のデータが図表入りで掲載されております(驚愕!)
最近の有名なレーマン音律だとこのような図になります(カタログ第93番目)。
つまり、外側の三角形が「5度の唸り」を視覚化して表したもので、純正よりも「広い」と三角形の頂点が外側に出て(レーマン音律だとB-F間が「広く」なります。)、純正よりも狭いと三角形の頂点が内側を向きます(頂点が内側の線まで完全に接すると「シントニック・コンマ(約22セント)分狭い5度」です)。外側に三角形がない箇所は「純正5度」です。
同様に、内側の三角形は「長3度の唸り」を視覚化して表したもので、三角形の面積が広くなるほど純正から「より広い」長三度になることが分かります。(内側に三角形がない場合は純正長三度、内側の三角形が「内側」に向いている場合(例えばピタゴラス音律の場合)は純正よりも狭い長三度です。)
さらに、各音律の「派生音」につき、例えばGisとAsの場合、(理論的に)Gisとしてのみ使える場合は図中に「Gis」とだけ記され、(理論的に)Asとしても使える場合には「Gis」と「As」の両方が図中に記されております、、、素晴らしい! 何とユーザーフレンドリーなのでしょうか(感心)。
凄いですね、こんな便利なカタログがあったとは!(驚愕)・・・お値段は「3千円(ジャスト)」とのこと・・小生、勿論「速攻買い」です(爆)
(ひそひそ・・REIKOさんも、これなら購入する気が起きたのでは?(笑)・・何たって108種類ですよ108種類!!)
ちなみにカタログの第1番目は「マールプルクによる1776年」の音律です。
なんですかね、これは?(汗)・・・何か純正律に近い感じがしますね。
午後4時28分、遂に三男kが起きて泣き出しました(汗)・・・ママが抱っこして事なきを得ます(ふぅ、やれやれ&母は偉大なり(しみじみ))
午後5時04分、手術室?が青信号となり、調律無事終了・・・しばらくはリハビリ(←子供の相手(汗))のため弾けませんが、詳細はまた後ほどということで。
加屋野さん、調律ありがとうございました。m(_ _)m
硬い弦のインハーモニシティは厄介ですね。アコギの弦でもコレがあります。チェンバロでさえも広めに合わせるそうですね。
ドデカゴン,なるほど12角形ですか。REIKOさんの蒐集はコレを越えているかどうかですね。
by Enrique (2011-02-12 00:13)
実況、ありがとうございます!
大手術、お疲れさまでした。
ドデカゴン、欲しいですッ!
図入りってのが超良いです。(私は数字だけ見せられてもダメなので)
ど・・・どうすれば買えるんでしょうか??
加屋野さんのブログも拝見しましたが・・・
by REIKO (2011-02-12 03:07)
Enriqueさん、REIKOさん、ミューズたちの憩いの場「カフェ・スキスマ」にご来店ありがとうございます。
まずはお茶とみかんでも
( ^-^)o旦(:゚::) ~~ どぞ ♪
( ^-^)o旦(:゚::) ~~ どぞ ♪
Enriqueさん
すみません、インハーモニ「シ」ティが正確な用語みたいですね(先ほど本文に修正と参照サイトを加えておきました)。要するに、モダンピアノの太い弦だと「どんなに純正和音に近づけようとして調律しても完全に純正には響かない」みたいですね・・(泣)。なので、フォルテピアノが買えないとなると、やはり少しでも細い弦に変えてしまいたいという欲求が近い将来生じるような気がしますね私的には(でも次はとりあえず430hzのピッチをさらに落とすことが目標ですかね(笑))
REIKOさん
>ドデカゴン、欲しいですッ!
>図入りってのが超良いです。(私は数字だけ見せられてもダメなので)
・・・わはは、名探偵REIKOさんも流石にこれは「買い」ですよね(笑)、そう思って特集したんです。これで「要らない」って言われたらどうしようかと・・(爆)
>ど・・・どうすれば買えるんでしょうか??
>加屋野さんのブログも拝見しましたが・・・
・・・加屋野さんのメルアドに連絡すれば良いのですが、私、(読者の方が欲しがることを予め「超能力で察知」して(爆)、)このブログで加屋野さんのメルアドを伝えてしまって(つまり世界発信してしまって)よろしいでしょうか、と聞いたところ「良いですよ~」って仰ってたので、ここに書いておきますね。
加屋野さんのメルアドは
LG25★nifty.com
です(★の部分は@に変換してください)。
以上、宜しくお願いいたします。
by koten (2011-02-12 08:58)
kotenさん、ありがとうございました、さっそく加屋野さんにメールします。
うわ~い!ドデカゴン、ドデカゴン♪♪♪\(^-^*)
by REIKO (2011-02-14 21:11)