~サイは投げられた~【2010年弦楽器フェア】レポ [クラシックギター]
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本日11月7日(日)の午後に「弦楽器フェア2010」に行って来ましたので、簡単に報告いたします。
地下鉄東西線「竹橋駅」から徒歩7分・・キツイ上り坂を経て・・(ぜいぜい)・・着きました!「科学技術館」の入口看板です。
弦楽器(Vnなど)の展示会場を抜けてクラシックギター展示場へ・・・ありました! 我らが大西さん製作によるトーレスモデルの「うねうねフレットギター」です(音律データ提案者が小生)。
大西氏曰く、昨日(6日の土曜日)に大萩康司さんが試奏コンサートでこのギターを弾いて大人気だった・・チラシを八十何枚か刷ったが昨日で全部無くなった、とのこと(祝!)。
これがその問題のチラシだ!(写真をクリックすると大きくなります。)
(ひそひそ話・・【イッテツ】:何で名前の所だけ黒で塗ってあるんだ? 【koten】:だって自分の本名知られるの恥ずかしいじゃないですか・・一応ネットの世界では「謎の人」で通してるんです私(笑))
会場に着いたのが既に結構な時間だったため、試奏コンサートなどは全て終わっていた(泣)。しかしながら、大西氏曰く「福田進一さんが来ていて3時からここでコンサートやってくれるみたいですよ」とのこと。おお、これは吉報! いやぁ来てみるものですね。何というファンサービスでしょう、素晴らしい!!
そして始まりました、福田進一試奏コンサート! まずは今回のフェアで一番高値が付いたハウザーⅠ世による遺作(1958年だったか?、何と売値が2千万円とのこと!)ギターでの演奏。初っぱなから何とも豪華です。
曲は①ソル作曲「魔笛の主題による変奏曲」
②リクエストにより「11月のある日」の2曲でした。
ちなみに足台は、「セゴビアがコンサートで使っていたもののコピー(売値2万円なり)」だそうです。
次々に試奏ギターが並べられて行きます。これはもう「弾き回し大会」ならぬ「一人逆弾き回し大会」状態です。(※「弾き回し大会」の定義:1台のギターを大勢で回し弾きする大会)
③プレトリウスの3つの小品(D-dur)より第1楽章
④ポンセの曲(エストレリータだったか?)
⑤ アルベニスのアストーリアス
そして、遂に来ました。我らが大西さん作(音律提案者koten)の「うねうねフレットギター」の出番です!
電子チューナを渡して打ち合わせする大西さんです。
福田氏:「おぉ、これ純正調?」 大西氏:「ええと、これはウェルテンペラメントの・・」 福田氏:「どんな調でも大丈夫?」 大西氏:「普通にギターで弾く調ならば・・」
大体こんな感じの会話だったと思います。
そして演奏された曲がタルレガの「アルハンブラの想い出」でした。
・・いやぁ透明感あふれる響きでした、特に中盤イ長調のハイポジションの響きは凄かった、圧巻です! 福田氏もこの響きに酔っていたのか、一音一音非常に丁寧に弾いていた印象を受けました。
演奏後の福田氏の第一声「いいねぇ、これ!」
おそらく初めての「うねうねフレット」だったろうにも関わらず、全く臆するところなくビリツキなどのミスも無く完璧に演奏したのは圧巻&流石としか言いようがないですね、参りました m(_ _)m
後でその事を大西さんに言ったら「あぁ、福田さんならどんな楽器でも弾けちゃうからね・・」とのこと、納得です。
続いて河野智美さんの試奏コンサートです(左の方は製作家の今井勇一さん)。
河野さんは、レゴンディの「エチュード第1番C-dur」とソルの「魔笛の主題による変奏(序奏なし)」を演奏されました。(「うねうねギター」も弾いていただきたかったが、今回は残念!)
上記コンサート後も、福田進一さんは、会場に展示されたギターを全て試奏制覇すべく、次から次へと曲を弾きまくるのでした。
福田氏曰く:「純正調(ギター)は良かったねぇ、、・・・昔のギターはこうだったんじゃないかって感じたよ」(思わず「福田さん、正にその通りです、そうだったのです!」とコメントしたくなった私でした。下記記事を参照)
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-09-17
これを受けて周りから「大西さん、今後はこの路線で行ったら良いんじゃない?」というコメントが出て笑いが起きました。大西さん、私もそう強く思ってますので(笑)。
(体育座り?で福田氏の演奏に聴き入る大西さん)
かくして、大西達朗氏製作(koten君の提案音律)による「うねうねフレットギター」は、大萩康司氏、福田進一氏という日本を代表する2人のクラシックギタリストによって試奏され、まさに「サイが投げられた」状態となったのです。
これは今後の展開に目が離せないですね。(大萩さんの演奏聴きたかったな・・)
それでは、大西さん、今回はお疲れさまでした&連日盛況だった様子がうかがわれて大変良かったです。 今後もこの路線で頑張りましょう!
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本日11月7日(日)の午後に「弦楽器フェア2010」に行って来ましたので、簡単に報告いたします。
地下鉄東西線「竹橋駅」から徒歩7分・・キツイ上り坂を経て・・(ぜいぜい)・・着きました!「科学技術館」の入口看板です。
弦楽器(Vnなど)の展示会場を抜けてクラシックギター展示場へ・・・ありました! 我らが大西さん製作によるトーレスモデルの「うねうねフレットギター」です(音律データ提案者が小生)。
大西氏曰く、昨日(6日の土曜日)に大萩康司さんが試奏コンサートでこのギターを弾いて大人気だった・・チラシを八十何枚か刷ったが昨日で全部無くなった、とのこと(祝!)。
これがその問題のチラシだ!(写真をクリックすると大きくなります。)
(ひそひそ話・・【イッテツ】:何で名前の所だけ黒で塗ってあるんだ? 【koten】:だって自分の本名知られるの恥ずかしいじゃないですか・・一応ネットの世界では「謎の人」で通してるんです私(笑))
会場に着いたのが既に結構な時間だったため、試奏コンサートなどは全て終わっていた(泣)。しかしながら、大西氏曰く「福田進一さんが来ていて3時からここでコンサートやってくれるみたいですよ」とのこと。おお、これは吉報! いやぁ来てみるものですね。何というファンサービスでしょう、素晴らしい!!
そして始まりました、福田進一試奏コンサート! まずは今回のフェアで一番高値が付いたハウザーⅠ世による遺作(1958年だったか?、何と売値が2千万円とのこと!)ギターでの演奏。初っぱなから何とも豪華です。
曲は①ソル作曲「魔笛の主題による変奏曲」
②リクエストにより「11月のある日」の2曲でした。
ちなみに足台は、「セゴビアがコンサートで使っていたもののコピー(売値2万円なり)」だそうです。
次々に試奏ギターが並べられて行きます。これはもう「弾き回し大会」ならぬ「一人逆弾き回し大会」状態です。(※「弾き回し大会」の定義:1台のギターを大勢で回し弾きする大会)
③プレトリウスの3つの小品(D-dur)より第1楽章
④ポンセの曲(エストレリータだったか?)
⑤ アルベニスのアストーリアス
そして、遂に来ました。我らが大西さん作(音律提案者koten)の「うねうねフレットギター」の出番です!
電子チューナを渡して打ち合わせする大西さんです。
福田氏:「おぉ、これ純正調?」 大西氏:「ええと、これはウェルテンペラメントの・・」 福田氏:「どんな調でも大丈夫?」 大西氏:「普通にギターで弾く調ならば・・」
大体こんな感じの会話だったと思います。
そして演奏された曲がタルレガの「アルハンブラの想い出」でした。
・・いやぁ透明感あふれる響きでした、特に中盤イ長調のハイポジションの響きは凄かった、圧巻です! 福田氏もこの響きに酔っていたのか、一音一音非常に丁寧に弾いていた印象を受けました。
演奏後の福田氏の第一声「いいねぇ、これ!」
おそらく初めての「うねうねフレット」だったろうにも関わらず、全く臆するところなくビリツキなどのミスも無く完璧に演奏したのは圧巻&流石としか言いようがないですね、参りました m(_ _)m
後でその事を大西さんに言ったら「あぁ、福田さんならどんな楽器でも弾けちゃうからね・・」とのこと、納得です。
続いて河野智美さんの試奏コンサートです(左の方は製作家の今井勇一さん)。
河野さんは、レゴンディの「エチュード第1番C-dur」とソルの「魔笛の主題による変奏(序奏なし)」を演奏されました。(「うねうねギター」も弾いていただきたかったが、今回は残念!)
上記コンサート後も、福田進一さんは、会場に展示されたギターを全て試奏制覇すべく、次から次へと曲を弾きまくるのでした。
福田氏曰く:「純正調(ギター)は良かったねぇ、、・・・昔のギターはこうだったんじゃないかって感じたよ」(思わず「福田さん、正にその通りです、そうだったのです!」とコメントしたくなった私でした。下記記事を参照)
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-09-17
これを受けて周りから「大西さん、今後はこの路線で行ったら良いんじゃない?」というコメントが出て笑いが起きました。大西さん、私もそう強く思ってますので(笑)。
(体育座り?で福田氏の演奏に聴き入る大西さん)
かくして、大西達朗氏製作(koten君の提案音律)による「うねうねフレットギター」は、大萩康司氏、福田進一氏という日本を代表する2人のクラシックギタリストによって試奏され、まさに「サイが投げられた」状態となったのです。
これは今後の展開に目が離せないですね。(大萩さんの演奏聴きたかったな・・)
それでは、大西さん、今回はお疲れさまでした&連日盛況だった様子がうかがわれて大変良かったです。 今後もこの路線で頑張りましょう!
福田さんが弾き出したらいっぺんにブームになるかも知れないですね。早めに仕込んでおかないと(笑)。
むしろ弾く調が限られているギターで,使わない調までを考慮した12平均律にする必要はないのですけどもね。音質の違いよりも音律の違いのほうが分りやすいでしょうね。
by Enrique (2010-11-07 22:43)
Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます。
そうですよ~早く予約しておかないと何年も待つことになるかも知れませんよ~(爆)。
(いや、これ、大西さんから「どんどん宣伝して!」って言われたものですから・・・(汗))
by koten (2010-11-07 22:58)
こんにちは。コメント頂いた"ジャポニカ練習帳"のBakarascheです。
こんな弦楽器イベントが有ったんですね。観に行きたかった。
ウネウネフレットギターはまず、ギターとしてもとても良かったように思います。
大西さんのギターは、なんと言うか可愛らしい感じがするんですよね。
私はジャズ屋なので古典系のギターを弾くことは出来ないので
大西さんのギターの試奏でもボサノバとかを弾いてしまうのですが
とても可愛らしい演奏になるのです。
ただボサノバの場合、半音上のサブドミナントマイナーに当たる
メジャー7thコードからのケーデンスが多いので、
(EbM7->DM7みたいな)この純正律ギターには厳しいかもしれませんね。
調性のはっきりした曲で使ってみたい気がします。
ジャズの場合ブラット系のKeyが多いのですが、
ギターの解放弦がシャープ系(EADGBE)だとフラット系ウネウネギターは
難しいんでしょうか?
by Bakarasche (2010-11-11 08:09)
Bakarascheさん、コメントありがとうございます。
せっかくですので、コメントの回答は今日のブログ(表の世界(笑))で述べたいと思います。宜しくお願いいたします。
by koten (2010-11-11 23:23)