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「差音」と「禁則5度」と「キリスト教」 [なんちゃって音楽理論]

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今回のテーマ:「差音」と「禁則5度」と「キリスト教」との関係を考察してみる (カテゴリ:なんちゃって風(?)音楽理論)

---【商業宣伝(コマーシャル)】-------
 本日(5日(金))から7日(日)まで、千代田区の科学技術館で「2010弦楽器フェア」が開催されており、クラシックギター製作界の輝ける☆である大西達朗氏が、古典音律化したフレッチングによる「うねうねフレットギター」を出典中です!
http://www.ricercare.com/JSIMA/fairinfo/fair2010/fairinfojp.html
 (ちなみにこのギターのフレッティングを設計(数値提案)したのはkoten君だという噂です。)

 古典調律に興味のある方は、この機会に是非どうぞ!
 (〔まぁや〕:何々!このブログ読みに来る人で「興味無い人」なんているのぉ?(汗) 【イッテツ】:モグ※だよな、そんな奴は(笑))
 p.s.:大西さん招待状ありがとうございます! 明日は一日仕事が入ってしまったので(泣)、日曜日に家族サービスが入らなければ伺います。行けない可能性が結構あるので、予めお詫びに大西さんの工房サイト張っときます。
http://www.geocities.jp/farniskoubou/

---【序論】-------
 導入ナレーター:
 (フェードインで・・)ぼそぼそ・・このブログは、コメント欄にコメントできる猛者ないし勇者(別名:真人間(爆))が立ち上げ当初から極めて少数であった(コメント書きっこ者は正に「エリート中のエリート!」(笑))。 なんたって、mixiのマイミクの人でさえ、多くの人が本ブログへのコメントをmixi内でひっそりと述べている現状だもの・・マイミクの人、何という体たらく!(爆)
 しかしながら、先日ついに、新たなコメント勇者が現れたのだ! その名も「夢笛myu」さん!! (パンパカパーーーン!!)。おめでとうございます! あなたがEnriqueさん、てですこさん、ぺかっちさんに続く4人目の「真人間」です(爆祝)
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-10-31#comments

 夢笛myuさんは、差音について実に分かりやすく解説していらっしゃいます。
http://blog.goo.ne.jp/keimaro45/e/3c61d546b83b8660b84f02903b5ffd87


 さてさて、「真人間」が次々に降臨しそうな予感がしている今日この頃、いよいよ本ブログの「新たな伝説」がここに始まる・・・・・かもしれない(←【イッテツ】:オイ、何だよこの最後の弱気モードは(汗)・・こいつ「体たらく」!(爆))


--これより本論を開始します。まずは配布資料をどうぞ---
【レジュメ】
 「差音」は比較的近年になって登場した「理論」のようだ(音楽史では後記のように、G.タルティーニ(伊, 1692 - 1770年)が「最初の発見者」と言われている。)
 (ちなみに現在、色々なサイトで「これでもか!」というくらいの難解な理論が展開されている(汗))
 しかしながら、「耳の良い」演奏者は、そんな小難しい理屈抜きで、「差音」の存在にとっくの昔から既に気付いていたのではないか?
 ⇒その典型例が「リコーダー(アンサンブル)」奏者であることが今回判明した。(マイミクの「とい」さん、夢笛myuさん、など)

 さて、普通の人なら「これにて考察終了」である。しかしここから一歩先を深く洞察してみるのがkoten君の偉いところ!(爆)(←【イッテツ】:自画自賛かよオイ(汗) 〔まぁや〕:「レジュメ」なんだからこんな記載不要よね・・)

   ⇒そうするとさぁ・・・もしかして、オルガン奏者も「差音」を知っていたんじゃない? という疑問が新たに湧いてくる(疑問というよりは「確信」に近い。それと、実際は「洞察する」というより「インスピレーションが湧く」と言った方が適切かも)。

 禁則5度の周波数比(振動数比)っていくつだっけ?
 ええと、27対40だよね、確か。
 (純正5度(3/2)×シントニックコンマ(80/81)=40/27、うん合ってる。)

 では、この禁則5度から生じる『差音』は?
 40-27=・・・13 、、、、おおお『13』、キリスト教の禁忌の数!(←「ff」で読んでね)
 もしかして西洋音楽では、13:27:40の響き、さらにはキリスト教の禁忌数である13が出てくる和音を嫌った?
 ⇒それで(この禁則5度が3つも使われる)純正律は、少なくともオルガンや持続音系の楽器で嫌われた(ないしキリスト教信者の間では「タブー」扱いされた???)?? ええええ、そうなのかぁぁぁぁあぁ??
 これが為に「鍵盤楽器で純正律(Just Intonation)の話しは無し!」というのであれば、それはそれで納得できるかもしれない(何せ西洋は、ホテルやビルの「12F」の上は「14F」にする程に「13」を嫌うらしいし。)。
  
 実際に出してみよう、高音域での27:40(⇒13)の響き!
 ⇒ローランドの電子チェンバロC20で音律「JUST」、音色「オルガン1」で弾くと、鍵盤の真ん中から少し上側の「B♭-F」の禁則5度を鳴らした時に何か「それらしき音」がする。(大して気にならないが)

 でもさぁ、実際、ハイドンやモーツァルト、その他の大勢の作曲家がクラヴィーア(クラヴィコードやフォルテピアノなど)の曲で使ってるじゃん、禁則5度DA。
 ※もしかして西洋音楽のルール⇒差音が目立つ高音領域では駄目、「低音」領域のみで「例外的」に使用可ってことかぃ?
   ↑
クライマックス!


 【ティーブレイク!】
 ①タルティーニはオカルティスト?
 「差音の発見者」とされているヴァイオリン音楽の大家であるG.タルティーニ(Giuseppe Tartini, 1692年4月8日 - 1770年2月26日,イタリア、下記サイト参照)は、「悪魔のトリル」の話でも知られているように、結構「オカルト的」な雰囲気が感じられる。もしかして上記「13」と関係している?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8B

 ②あれれ、トランプでは「13」が使われているぞ!?
 西洋のトランプは1スートが13枚じゃん!これ一体どう説明するの!?という反論が来そうだ。しかしながら、トランプの起源につき諸説あるものの、現在の研究では「西洋起源」ではなく、東方に発生したものが欧州に移入されたとする点で一致しているようだ(下記サイト参照)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97

 さらには、西洋ではトランプの11,12,13の表記を各々J,Q,Kに変更することで、「13」という数字(表記)を回避した、という説もありますね~。

 ③何故に西洋では「13」が忌み嫌われるのか?
 「13の不吉性」につきこのサイトとか結構面白い。探せばもっと出て来そうだ。
http://okwave.jp/qa/q5182965.html

【追記補足】
 夢笛myuさんが「mixiにアクセスできない」とのことなのでmixiでの密談(?)を要約しますと、マイミクといさんの、
 『リコーダーなどバロックアンサンブルで演奏していると、差音はものすごくはっきり聞こえる。リコーダーアンサンブルは差音が聞こえることによって音程が合っているかどうかを確認する。』
 との「目から鱗」情報に対して、私が、
 『言われてみると、リコーダー2重奏の楽譜って、正真正銘の「2声曲」ですが、鍵盤楽器の2声曲とは全然違うなぁって前から感じてました。
 具体的には、鍵盤楽器の2声曲は低音パートで基音が要所要所に配置されているのですが、リコーダー2重奏曲の楽譜は、何か低音側の基音が少なくて、「下声側も良く動く」&「3度6度のハモリがやたら多いな(汗)」と感じてました。これってもしかして、「リコーダー2本の場合、「差音」がハッキリ聞こえて基音(ベース音)が聞こえるから、下声側の基音を省いても大丈夫」ってことですかね(?)・・だとしたら凄く納得です。』
 って答えました。

----
【シナリオライターから一言】
 現代の高度に情報化が進んだネット社会では、他の人、他の分野の知識を参考にして、知識を自分の脳内(神経回路、シナプス)に可能な限り矛盾のないように構築して行くことが求められているのかも知れない。勿論、脳内矛盾が生じた場合は、直ぐに反省、検証して原因を究明し、納得行くまで修正していくことが必要だろう。そうやってコツコツと積み上げて行く内に、今まで分からなかった「何か」が、ある時突然に、まるで難解なパズルのピースが鮮やかに組み上がったかの如く分かってくる。「あっ、こういうことだったのか!(目から鱗)」と。この知的快感が得られる瞬間が最高に面白い!
・・(ふっ)21世紀はそういう時代なのさ。

【まぁやからのお詫び】
 〔まぁや〕:ごめんなさい、明日仕事で朝が早いので、今回はレジュメ形式で終わってしまいました。

 それでは皆さま、良い芸術の秋を!


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コメント 4

夢笛

拙文のご紹介ありがとうございます。
「差音」のことについて初めて知ったのは、
守安功(もりやすいさお)さんにアンサンブルのレッスンを受けた時でした。
「ド・ミ・ソのどの組み合わせの時でも、差音でドが鳴るんだよ」
と教えられました。
by 夢笛 (2010-11-06 18:15) 

koten

夢笛さん、コメントありがとうございます。

 守安功さん、下記の方でしょうか・・多くのCDをリリースされているようですね。(特にお薦めのCDとかあったら教えていただけると嬉しいです。)
http://www7b.biglobe.ne.jp/~irish_paddy/cd_books.html

 ド・ミ・ソの周波数(振動数)比=4:5:6 ゆえに、

ド:ミ=4:5 →   5-4=1(2オクターブ下の「ド」が鳴る)
ミ:ソ=5:6 →   6-5=1(同上)
ド:ソ=4:6 →   6-4=2(1オクターブ下の「ド」が鳴る)

 ということですよね。

by koten (2010-11-06 22:12) 

myu

守安功さんは、今はアイリッシュ音楽を主にやってらっしゃるようですね。
確かご実家が同じ県内で、その時も、アンサンブル仲間でお呼びしてコンサートを開いたのでした、もう20年くらい前の話です。客が十数人しか集まらなくて、今も心の痛みを伴って思い出します。でも演奏はすばらしかったですよ。たった一人で、種々の笛を持ち替え、足で床を打つドラム?と共に、古今東西の音楽を縦横無尽に吹きまくられていました。
by myu (2010-11-08 12:58) 

koten

 myuさん、コメントありがとうございます。(夢笛myuさんと、夢笛さんと、myuさんと、は同一人物ですよね?(汗))

 いわゆる「笛吹き」の人って、多才な人が多い気がしますね。2人組で確か「クラシック・バスカーズ」という名前だと思ったのですが、どちらも色々な楽器を自在に駆使してクラシック曲をアレンジして演奏するグループがいまして、私的には特に笛担当の人のパフォーマンスが凄くて思わず脱帽しました。私の師匠(長久先生)が良く伴奏されている江崎浩司さん(バロックオーボエ&リコーダー&その他各種管楽器奏者)も、とんでもない才能の人ですし。
by koten (2010-11-08 17:37) 

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