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音律実験シリーズその4!(Just(純正律)でブルグミュラー!) [純正律(Just Intonation)]

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【koten】:やって来ました、、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズ!」(どれみ~~~れど・・・どれみれど,れ~~)
〔M〕:今日の導入音は一体何ですか・・?
【koten】:今日は赤ワインを飲んでほろ酔い気分なので、チャルメラ音などを鳴らしてみました!あはははは(←酔ってる(汗))

【イッテツ】:・・・あ”~お前さん、今日は調子が良いみたいじゃないか。
【koten】:本当は昨日投稿する予定だったんですけどね・・昨日は早く帰宅できたのは良いんですが、ついテレビ観ちゃって・・気付いたら10時半でした(汗)、あはは

【イッテツ&M】:それじゃ駄目じゃん!
【koten】:まぁまぁ、そんなこともあって、今日はサービス(?)で、「れ~~」の前にちゃんと本格的にアーティキュレーション入れておきましたから。
 (【イッテツ&M】:アーティキュレーション??)
【koten】:あ、分かる人には分かるでしょ、、、このブログ読みに来た人の内の1人か2人は今ニヤって笑ったはずですので(笑)。

【イッテツ】:(おいおい、たった1人か2人かよ(汗)・・・ま、もともと読者少ないもんな、このブログ、、せいぜい数年後に期待するか、、、とはいえ地球が崩壊(人間が絶滅)しなければの話しだけどな。)・・・まぁいいや、さっさと本題入ろうぜ。
【koten】:そうですね、今日は前回に引き続いて民族的色彩の強い曲ということで、ブルグミュラーの25の練習曲より第9番「狩猟(La chasse)」C-durをupしました・・・例によって電子チェンバロ&シーケンサー多重録音です。どうぞ!!
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=6714

IMG_4642.jpg

〔M〕:へぇ~、前回よりもフレージングとかに纏まりが出てきた気がしますね。
【koten】:よくぞ気づいてくれました! そうです、今回は編集で、主要なフレーズ間に微小の間隔(1/8や1/16の小節)を加えたのです。人間、日々成長しないとね。
【イッテツ】:(何だ、事後編集かよ(汗)・・つまんね)

【koten】:あっイッテツさん、今ひどいこと思ったでしょ?(笑)
【イッテツ】:いやいや、別に(汗)。それにしても、今回の設定キーワード、ありゃ何だい?
【koten】:あれは書いた通りです、ハイ(きっぱり!)

〔M〕:『曲が幼稚なのではない、「音律(平均律)」が幼稚なのだ!! 拝啓、電子楽器&チューナーメーカー様、純正律(及びキルンベルガー1&2などの純正律系)を見捨てないで下さい。』ですか・・・キーワードじゃなくて「メッセージ」ですよねこれ(汗)。
【koten】:今の私の想いそのものです、はい。後半は楽器メーカーさんへのラブレターってことで(爆)

【イッテツ】:それとよぅ、今回のピッチのa'=434Hzって、何か中途半端だよな。
【koten】:今回はa'=430Hzくらいにしたかったのですが、この型(ローランドC-20)だとこれが精一杯なんですよね。今の最新型の電子チェンバロ(C-30)だとピッチ調節がもっと色々と出来るみたいですが、、、ただ、C-30だと逆に「JUST(純正律)」がプリセットされてないみたいなんですよね。各音律の基音を変える機能も無いみたいですし・・・。
〔M〕:帯に短しタスキに長しですか。

【koten】:この際、酔った勢いで言わせてもらえばですね(笑)。今の電子楽器&チューナーメーカーさんは、古楽関係者の「かゆい」ところが全く分かってないんですよ、かゆいところに手が届いてない!!
【イッテツ】:ほほう、例えば?

【koten】:先日&今回述べた音律面についてもそうですが、例えば、電子チェンバロだったら高音は「G」音のキーまで欲しいんですよ。大抵のチェンバロは高音は「F」キーまでなのですが、スペイン製のチェンバロは更に「F♯」「G」のキーまであって、スカルラッティやソレール(セイシャスもか?)はこの最高音まで使って曲を作ったんですよ、こんなこと常識じゃないですか!!
〔M〕:いやぁ~そんなことまで知っている人なんて少ないんじゃないですかぁ(汗)
【koten】:だ・か・ら、メーカーさんにはもっと真剣に勉強して欲しいんですよ古楽を。我々も黙ってないでどんどん主張ないしリクエストする必要があるんですよね。このままじゃ「泣き寝入り」じゃないですか、全く(ぷんぷん!)。 電子チューナーだって、ミーントーンだったら、G♯だけじゃなくてA♭の音もプリセットして欲しいじゃないですか。G♯とA♭じゃ全然違う音じゃないですか。そういったことですよ。みなさんリクエストしましょうよ! こういった不便を感じているのは私だけじゃ無いはずなんですよね。

【イッテツ】:・・・そろそろ気が済んだかい?(笑)
【koten】:(我に返って)はっ!? 私、いま何か変なこと口走りましたか? いやぁ自分が何言ったか覚えて無くて、、、無我夢中で喋っちゃうんですよね、この手の話題になると(汗)
〔M〕:というわけで、kotenさんが正気に戻ったところで、今日はこの辺で。それではまた!

【一同】:それではまた!
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ぺかっち

20秒からの部分はキルンベルガー第1or第2できっちりまとまりそうな感じがします。
やはり時代が下ると禁則5度の響きが気になってくる感じがします。しかし今回は曲名が「狩猟」ということで、特にAmの部分は禁則5度の別名Wolfとかけて狼が何かしら曲想に関わっているのかなと勝手に憶測することもできるのかなと思います・・・と考えていた矢先、調べてたらこんな興味深いページが。
http://www.piano.or.jp/report/02soc/bma/2010/02/18_10285.html
イ短調の部分が「悲痛に」という意味合いなら、この部分にD-A禁則5度を入れるからこそ悲痛に悶え狂いそうな表現を実現できるのではないかとふと思いました。
やっぱりこれもキルンベルガー第1or第2の曲っぽいですね。上のページを見るにしても、ショパンのそれと同様単なる練習曲で終わらせてはいけないでしょう。

是非、12番「さようなら」も純正律を試してみてはいかがでしょうか?
by ぺかっち (2010-10-20 12:52) 

Enrique

さすがに選択する曲がジャストです。角笛(ナチュラルホルン)の想定であれば,自然倍音のはずですね。
この曲集1850年ごろの発表ですから時代的に見ても,平均律への移行期。曲によっても,純正律系,平均律系ミックスしていてもおかしくはありません。おもしろい研究対象を見つけられましたね!
これ,子供の曲集と言う認識しかないですが,音律の研究対象として分かりやすくていいです。
by Enrique (2010-10-20 14:22) 

koten

ぺかっちさん、コメントありがとうございます。

うわ凄い、すごいHP発見されましたね。 しかも私のブログと同様の3者による会話形式だし!(笑)・・・ただ、こっちよりむこうの方がずっとレベル&格調が高い感じしますね(自爆)
純正律(系)のD-A禁則につき、下の音からD→Aの配置だと確かに不快度が高いのですが、この逆すなわち下からA→Dの配置だと相対的に不快度が低くなるんですよね実は。これもその内書こうと思ってます。昨日入手した「野村満男著 古楽器研究2 Mozartファミリーのクラヴィーア考(東京コレギウム)」にも、それを匂わす記載がありますし。この本凄く良いですね。ショパンのピアノ曲には「ニ短調が凄く少ない」旨も記載されてますし。これ意味深でしょ?(笑)。 ただ、読んだ限りでは、野村氏はキルンベルガー音律に対してはどういう訳か批判的な論調なのが気になりましたけどね。
 ブルグミュラー12番ですか・・・ううむ、流石に先回りの読みが早いですねDTM巨匠ぺかっちさん(爆)。ただ、今日はスカルラッティをupしましたので12番はその内にということで。
by koten (2010-10-20 22:53) 

koten

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます。

 そうです、角笛(ナチュラルホルン)→自然倍音、流石はEnriqueさん、ツッコミもジャストです!(爆)。
 ブルグミュラーはドイツの作曲家なので、私の読みだと同じくドイツのキルンベルガーの影響を相~当~受けているはずなんですよね。で、先日紹介したケレタートの本によれば、この時代はキルンベルガー3のみならず「2」も相当の幅を効かせていた(はずな)ので、ブルグミュラーの曲=キルンベルガー2&3説(?)が私の中でにわかに台頭してきた次第でして。
 ただ、現在は、どうもキルンベルガーもケレタート本も批判の対象にあるようで、あまり風向きが良くない感がありますね。だからこそアマの私が自由に撥弦、じゃないや(汗)、発言する余地があるのかな、とも思ったりしてます。
by koten (2010-10-20 23:02) 

ぺかっち

ごめんなさい、12番「さようなら」はMIDIを拾えたので先走ってキルンベルガー第1で早速試してみました。早速Dmが出てくるのですが、上手に工夫されてさほど違和感なく聞けます。もっととげとげしているのかなと思いましたが、意外とそうでもないです。でもDmの使い方は上手です。そして何より、中盤のハ長調なんてとてもきれいです。オリジナルの純正律だと一部崩れそうな感じはしますが、実践の価値はあります。やはり読みは間違っていなかった。
あと9番「狩猟」も拾えたので早速キルンベルガー第1でやってみたところ、前半のハ短調もばっちりきまったのでこれはもう確信犯じゃないですかね?

他の練習曲も5番まで聴いてみたのですが、すごいですよ、調号が少ないのにキルンベルガー第1しかありえないくらい純正律音程を考えて作っています。特に2番、4番はぴったりですし、3番、5番もト長調ながらうまいこと違和感を少なくする工夫がされています。1番はちょっと厳しい?
by ぺかっち (2010-10-24 14:15) 

ぺかっち

訂正:5番はヘ長調でしたorz
でもDmへのつなぎとその前後の和音との絡め合わせは純正律系でないと思いつかないでしょう。
by ぺかっち (2010-10-24 14:19) 

koten

ぺかっちさん、再コメントおおきにです。

 やっぱりそうですよね。ブルグは純正律系を結構意識してますよね。

 1番で問題になるところって、後半の5小節目のE♭音と第2括弧(「2)のの後の4カ所のA♭音ですよね。キルンベルガー第1だと、これらはD♯音とG♯音に相当する(?)みたいですよね、派生音はピタゴラスなので。だからですかね?
 1番はタイトルが「素直な心」なので、「素直」に純正律(JUST)を使えば良いんですよ(笑)。先ほどJUSTで弾いてみたら何の問題もなかったですよ。後日にupしますね。しかし、ブルグミュラーがここまで画策してタイトル付けているとしたら、もの凄いですね、正に「秋の夜長のミステリー」ですよこれは(爆)。

 あと、ブルグってA♭の音が好きみたいですね、(ハ長調でも)あちこちに出てきます(1番、4番、5番、11番、12番、25番など)。

 それと、20番の「タランテラ」って、二短調でDFAの汚い和音使いまくりじゃないですか。これ、純正律系でそのまま弾いてしまって良いはずですよ。この曲(タランテラ)は「悪魔の踊り」らしいですから。汚い和音を使いまくった方がタイトルに忠実でリアルだし、興奮します。

 2番や他のハ長調の曲などは、JUSTでもいけますが、ローランド電子チェンバロだと高音の鍵盤キーが足りない場合が多いです(号泣!)。

 いやぁ面白いなぁ、音律研究。こんなに面白いものだとは・・想像以上でしたよ(爆)。 あと、どうにかしてキルンベルガーの1&2を現世(笑)に復活させたいですよね。私に言わせれば、「キルンベルガーは評価されすぎている」のではなく、少なくとも現代では「不当に無視されている」気がしてなりません。
by koten (2010-10-24 22:32) 

ぺかっち

1番が厳しい理由はE♭とA♭の部分じゃなくてD7のところです。他の曲よりも汚い響きが浮いて聞こえてしまいます。もしかしたら単に音源の音色の特性によるものかもしれません。特にD3-A3(中央:C3)の相性が悪いんです・・・。
A♭については僕も思いました。何か特別な思い入れでもあるのかなと考えながら聞いてます。Fm(ピタゴラス三和音)がよく出てくるから緊張感の高い和音を用いてアクセントにしているのか、もしくはキルンベルガー第1、第2だとG-A♭はちょうどピタゴラス・リンマになるので、A♭→Gの流れが多いことからピタゴラス導音の下降で純正律にはない音の流れを醸し出そうとしているのかもしれません。半音が広い純正律の中で両者とも結構目立ちます。

残念ながら6番と14番以降はMIDIを拾えていないので試しようがないですが、コメントをヒントにリストのタランテラをキルンベルガー第1で演奏してみたらなかなかに面白いことになりました。もともとリストの曲は動きが激しくて和音どころの曲ではないのですが、そこに禁則5度の響きが加わってなんともいえない雰囲気になりますね、演奏者が基地外になりそうなくらい。
by ぺかっち (2010-10-25 00:25) 

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