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ギターのフレットをガットに変えてみた [クラシックギター]

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 「この3連休こそは充実した活動(特に録音upなど)をするぞ!!」と決意したにもかかわらず、あれよあれよと時間が過ぎ、結局今回も大した事が出来ず、あと数時間で連休が終わろうとしております(泣)。

 今回の連休中に出来た音楽活動と言えば、下記の事項くらいですかね・・・

IMG_4613.jpg

 汚いギターの写真で恐縮ですが(汗)、このギターは古典調律フレットの実験の一番最初に使った記念すべき第1号機です。この第1号機ではミーントーンフレットの実験を行い、素晴らしい結果が得られました(概要などはmixiやyoumusic中の各種投稿をご参照ください。)

下記サイトは、このギターでの演奏upです(3番目のサイトの楽器写真は実際と異なります(汗))。 
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=2777
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=2779&more=user
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=2521&more=user

 で、上記各種演奏upでも、耳の良い人ならば聴いて分かるかと思うのですが、このフレットだと音がどうもキンキンすると言うか、キナくさいor火薬くさい(?)音というか、そういう感じがするんですね、弾いていて。

 ちなみにこのフレットの材質は「そのへんの金物屋で普通に買える「針金」」です。 現代の楽器では、フレットは確か真鍮材を使うはずで、一方で昔はガットフレットだった訳です。 なので、「このキンキンする音の原因は、やはりフレットであろう&これはフレットの材質を変えてみる必要があるな」と前々から思っていて、でも、ナカナカ時間(というか気力)が無くて、音程に満足したまま放置状態が続いていたのですが、ようやく今日、フレットの材質を変えるに至ったという訳です。

 ちなみに今回使った材質はガットです・・・と言っても、ガット弦用の羊腸ガットではなく、テニスラケット用の(余った切れ端の)ガットです。太さが丁度良い感じなので「これは使える!」と直感しました(そう思ったのが1年以上前の話しですが(汗))。但し、このガットは羊ではなく牛の腸のようです。何でも羊の腸はコストが高いので、現代のテニス業界では、ラケットのガットは牛の腸を使うんだとか。
 
 で、問題の音質ですが、羊腸ガットフレットを使ったことが無いので、羊腸と比較することが出来ないのですが、上述したキンキンする感は完全に無くなり、「少なくとも針金よりはずっと良い!」と感じました。「針金フレットより音の立ち上がりが少し悪くなったか?」とも感じるのですが、そんなに気になる程ではないですね。

 (時間の関係で、フレット変更後の演奏upが出来ないのが残念です・・・しかも4フレットまでしか変更していない状態ですし)

 という訳で、(音程のみならず、)フレットの材質も大事ですね~という話しでした。

余談:上記写真があまり綺麗でなかったので、綺麗っぽい写真も載せておきます。

IMG_4607.jpg


 この夏に山梨県に行った時に遭遇したルリボシ(瑠璃星)カミキリです。

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コメント 3

Enrique

ルリボシカミキリいいですね!
もちろん,ガットフレットギターも。
私は癖でメロディにチョーキングヴィブラートをしますので,良く滑るメタルフレットでないとダメかなと思いますが,ガットだと逆にしっくりと止まる感覚があるかもしれませんね。音質も境界条件(専門用語ですいません)変わるのでそれなりに変わるのでしょうね。本物でなくても,適切な代用品を用いるこの実験感覚。良いですね~。
私もボール紙でトルナボスの実験をしたことがあります。
http://classical-guitar.blog.so-net.ne.jp/2009-03-29
http://classical-guitar.blog.so-net.ne.jp/2009-05-26
by Enrique (2010-09-21 21:09) 

Enrique

補足ですが,メタルフレットの材質は真鍮と似た材質で洋白ですね。真鍮の材質にニッケルが入ります。安いフルートや硬貨の材質です。指板に打つ時,焼きなまして少し柔らかくしたりするようです。うねうねだと特にそうでしょうね。
by Enrique (2010-09-21 21:19) 

koten

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます。

 Enriqueさんにコメントいただけると非常に元気をもらえますね。いやぁ、マニアック情報万歳!ですね(笑)。

 なるほど、現在のフレット材は真鍮でなくて洋白ですか。以前に、ノンフレットギターに中全音律(ミーントーン)位置にフレットを貼り付けた記事を書きましたが、あのフレットは某鉄道模型ショップで買った真鍮材なんですよね・・あれだと音質がイマイチなのかしら・・・とするとあのギターもガット張りにせなあかんですね(笑)
 あと、確かに、ガットフレットでチョーキングをすると、フレットが直ぐ擦り切れそうですよね。

 適切な代用品の話題ですが、少し前に、夜のNHK(爆笑問題の司会)で、超小型軽量の人工衛星を作った人を紹介する番組があったのですが、その人は衛星のアンテナに金属製の「巻き尺」を使っていて、「これで十分なんです!」と述べてましたね。これにもびっくりしました。

トルナボスの記事、これから読ませていただきます。
by koten (2010-09-22 12:29) 

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