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ブログ名を改名か?(汗)&溢れんばかりの新情報が!! [純正律(Just Intonation)]

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登場人物
 koten(わたくし)
 純正 一徹(イッテツさん)


 イッテツ:おいおい、何だ今日のタイトルは! 平均律主義者から圧力でも掛かってきたのか?
 koten :いや、そうではなくてですね・・・平均律の人は、あの悲惨な音律ビーム(≒ヤメタランス・ガス)で「どうせやっても駄目だろう人間」になり果てているので(汗)、既に文句言うエネルギーすら残ってませんって。

 イッテツ:じゃあどうしたんだ?
 koten :始まって一週間足らずなのですが、どうも私、「純正律」の方に傾倒しつつあって・・ミーントーンが大好きなことに変わりはないのですが。

 イッテツ:なんと、それはまたどうしてじゃ?
 koten :純正律の方が、ミーントーンよりも明らかにエネルギー沢山もらえるんですよね、、純正律は3度のみならず5度までもが純正ですから。

 イッテツ:しかし純正律は、重要な箇所の5度(例えばD-A)が破綻しているので、鍵盤楽器では全く使い物にならないのではないのか? 色々な本や辞書やサイトにそう書いてあるではないか。
 koten :私もそう思っていたんですけど、いざ試してみると全然違うんですよこれが、びっくりですね!!

 イッテツ:ううむ、それは興味深いな。もう少し詳しく話してくれぬか?
 koten :そうですね、ちょっと一言ではとても話せないので、後日改めてまとめ直してみますよ。ただ、鍵盤楽器用の沢山の曲に純正律が適用可能であること、言い換えると、純正律を使うことを前提とした鍵盤楽器曲が沢っ山あることは、色々な人が既に気付き始めてますね。

 イッテツ:ほほう、その証拠はあるのか?
 koten :今日ちょっとググっただけでもこれだけ出てきましたからね。

http://ashizuka-onken.jp/chembalotochouritu.htm
引用させていただきますと、
>「ルネッサンスのヴァージナル音楽を引き合いに出さなくとも中期バロックや後期バロックですら純正調を要求する音楽は結構ある。」
 と説明があります。

また、下記のサイトでは、
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hainn-hitorigoto/m-086bach.html
>「バッハの時代、音程の調律法において主流だったのは「純正律」と呼ばれる方法でした。」
 と説明があります。

 さらに、下記のサイトでは、
http://spinou.exblog.jp/11905238/
>「大体バッハは、「平均律」の作曲家みたいだが、自分はしっかり純正律で弾いたり作曲していたそうだ。
 純正律の演奏は、調性と調律と音を選べば可能である。バロック音楽では不協和音も多用するが、和音が純正であるほど、不協和音の「おいしさ」が際立つし体のくすぐられ方も快感になってくるので、整数比の三度や五度をきっちり押さえておくことが「バロック人生のクオリティ」にとっては大事である。・・・・(以下も濃い内容が続きますね)」
とあります。

koten:3つめのサイトの説明なんて、まるでソムリエ(≒「神の雫」の遠峰氏)みたいじゃないですか。「音律のソムリエ」とでも命名しましょうか?(笑)

イッテツ:何と何と! これはまた凄いことになって来たのう・・ところで最初のサイトの「ヴァージナル音楽」って何じゃ?
koten :「ヴァージナル」というのは、チェンバロと同じ鍵盤楽器&弦を爪ではじく楽器なのですが、要するにチェンバロよりも前の時代に出来た楽器で、チェンバロよりも小型で鍵盤数が少なくてシンプルな楽器なわけです。当然チェンバロより音量は出ないし音域も狭い。

イッテツ:ほうほう、なるほど。
koten :で、私、先日みつけちゃったんです。ヴァージナル音楽では「Just Intnation」が使われていたということが説明されている本を!!

イッテツ:ほう、それは如何なる本で?
koten :ドーバー(DOVER)社から出版されているフィッツウィリアム・ヴァージナルブック第1巻の解説頁(曲目の直前の2つの頁)ですね。ちょっとまだ解読が進んでいないんで何とも言えないんですが、おそらく、ローランドの電子チェンバロなどにプリセットされている「JUST」の音律は、ここから取っているんじゃないですかね。

イッテツ:具体的にはどういうものじゃ?
koten :下記サイトで説明されている「純正律(ハ長調専用)」というのがそうです。
http://acmade.com/5J03_Kikikurabe/Dwnld_Kiki_neta.htm

イッテツ:なるほど、ハ長調専用なのか。
koten :それがですね、どうももっと多くの調で使える感じなんですよね。現在、色々な曲で調査中です。ちなみにペーターソンの電子チューナーにプリセットされている「JUST」の音律もこれです、さっき数値を確認しました。

イッテツ:ううむ、純正律か。これはますます純正一徹の名前がこの世に響き渡りそうじゃのう、、ふぉっふぉっふぉ。
koten:あ、今、ギター製作家のキヨさんからメールが来ました!

イッテツ:ほほう、キヨさんは何と言って来たのかのう?
koten:ええと、要約しますと、
ソルはギター以外の音楽教養があったので当然古典音律のことは知っていたと思いますが、もしそれをギターに採用したものを試みたとすれば、フレット可動式のEnharmonic Guitar でしょうね
 とのことです。サイト情報を幾つか送ってくれました!

http://www.tdpri.com/forum/tele-technical/180303-intonation-mechanics-question.html

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/7500/sky2.html

http://www.studia-instrumentorum.de/MUSEUM/GITARREN/0566.htm

イッテツ:おおお!溢れんばかりのうねうねフレット!!
koten :これは凄いですね~キヨさん情報ありがとうございます。
     お、マイミクのTさんからもメッセージが届いてますね。

イッテツ:ほうほう、Tさんは何て言っている?
koten :要約しますと、
ギターもピアノも「大衆化するための楽器だった」
ということと、
(平均律化は)「結局そこでのトレードオフだったのではないか」
ということですね。

イッテツ:ううむ、なるほど、「ギターもピアノも大衆化するための楽器」か。確かにそれは核心を突いている感があるのう。
koten :モダンピアノがまさにそうだったことについては、ある中古ピアノ屋さんとの議論で店長及び調律師の方が仰っていましたので、そのうちに紹介しましょうね。

イッテツ:得意の「あの時あの人はああ言った」シリーズじゃな?(笑)
koten :そうです。 あ、もうこんな時間だ、はやく寝ないと!!

イッテツ:では皆の衆、さらばじゃ~
koten :さらばじゃー(笑)

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コメント 2

Enrique

やはり理論と実証ですね。理系の基本でもあります。実際弾いてみるのが一番だと思います。kotenさんはそれをされているわけですが。
純正律は理屈上は難しい訳ですが,ヤバイ音をうまく避けて作曲すれば,音律を生かした曲は可能かもしれませんね。バッハの用いた音律が未だ論議の的というのもロマンですね。

by Enrique (2010-06-17 01:04) 

koten

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます。
純正律でのヴァージナル曲の演奏、Youtubeでも探せば見つかるはずですよ。私が以前に聴いたのは、静止画像(写真)+音源のものでして、ウルフ5度も結構出てきたはずなのですが殆ど不快に感じられず、かつ他人からのコメント欄には「この曲ヤバイ」みたいなコメントが書かれてましたね。あれ、再生リストに保存しておくべきだったなぁ(汗)。
ともあれ、ネタは上がっているので(笑)、純正律での演奏は、近い内に自演upするつもりです。


by koten (2010-06-17 06:43) 

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